クロダイ(チヌ)の生態も解説!地方名や出世魚としての呼び名・寿命についてなど詳しく紹介!
みなさんは「クロダイ」と言うお魚をご存知ですか?釣りをされる方の中には知っていると言う人も多いでしょう。クロダイはよく釣りで狙われるお魚で、堤防などの付近で釣れる魚の中では大型な点や身も美味しい点など昔から親しまれてきました!そんなクロダイについてこの記事では詳しくまとめています!是非最後まで見ていってください!
今回は「クロダイ」について紹介していきたいと思います!
チヌとも呼ばれるお魚ですね!地方名が結構あるお魚です!
釣り人にはお馴染みのお魚でしょう!
そんな「クロダイ」についてこの記事では詳しくまとめています!
是非最後まで見ていってくださいね!
クロダイってどんなお魚?
タイ科クロダイ属
学名:Acanthopagrus schlegelii
別名:チヌ・クロチヌ・クロ・ケイズ・カワダイ・チンダイ・チンなど
体長:30センチ~70センチほど
時期:ほぼ年中
生息地:日本(北海道南部以南)・朝鮮半島・台湾など
よく見られる場所:浅い沿岸域・汽水域など
クロダイは学名【Acanthopagrus schlegelii】体長は「30センチ~70センチ」ほどの海水魚です。
日本では北海道以南に、海外では朝鮮半島と台湾で見ることが出来るお魚です。
浅い沿岸域で見ることが出来、稀に汽水域の川でも見かけることがあります!
名前の由来について
クロダイの名前の由来は「体の色」にあります。
上の画像を見ていただければ分かるようにクロダイは真っ黒な体をしていることから「黒い色のタイ」→「クロダイ」と名前がつけられました。
そのまんまな名前の由来でしたね。
出世魚である
クロダイは成長によって呼び名が変わる「出世魚」になります。
関東では「チンチン→カイズ→クロダイ」関西では「ババタレ→チヌ→オオスケ」などの名前で呼ばれています。
僕のとこでは「チヌ」って名前で基本呼ばれてますね、食材として売られてる切り身なんかもチヌで売られています。
釣りで人気が高い
クロダイは海や汽水域に生息しており釣り人に非常に人気の高いお魚です!
都市部にも多く見られる他陸から狙える魚としては大型となり、また美味しいお魚のためある程度釣りに慣れた釣り人がよく狙っています。
ただ安い竿を使っていると竿折れちゃうこともあるのでそれなりの竿じゃないと狙うのは難しいお魚になります。
美味しいお魚
クロダイは先ほど解説したとおりとても美味しいお魚です!
実は淡白な白身で「お刺身」「フライ」「唐揚げ」「塩焼き」「煮付け」「ムニエル」などなどどんな料理にも合うのでおすすめです!
お値段も安いのでお財布にも優しいのですが、漁獲される地域によっては相当臭うので下処理をしっかりするのがより美味しく食べるコツになります。
釣り人の中での呼び名
先ほどクロダイの別名について解説してきましたが、実は釣り人の中での呼び名もあります。
クロダイは50センチ以上が「年無し」60センチ以上だと「ロクマル」と呼ばれ、高知県宿毛湾では引きの強さから「マッスルチヌ」と呼ばれるんだとか!
マッスルチヌかっけぇ!どれだけ引くのかがよく分かる名前ですね!
性転換する魚
クロダイはなんと「性転換」をするお魚になります!性転換とはオスがメスになったりメスがオスになったりすることですね。
クロダイの場合「オス→メス」に性転換することが知られており、大体3歳まではオスなのですが4歳以降になると卵巣が発達しメスになるんだそうです!
ただ例外もあり「雌性ホルモン(エストラジオール-17β=E2)」と言うものが不足したオスはそのままメスにならずオスのまま成長するんだそうです。
餌について
クロダイは「雑食性」のお魚です。
食べるものは主に「小魚」「ゴカイ類」「甲殻類」「貝類」や「海草」などの他、釣り餌として「トウモロコシ」「スイカ」「ミカン」「カイコの蛹」を使って釣るなど様々なものを食べることが知られています。
このようにめちゃくちゃ色々食べることからクロダイは「悪食」と呼ばれています。
寿命について
クロダイの寿命はなんと「10年~20年」であると言われています!めちゃくちゃ長生きなんですね!
と言うのもクロダイは非常に環境に強いお魚で、環境適応能力も高くまた先ほど解説したとおり何でも食べられるのでとても有利に生き抜くことが出来ているお魚です。
場合によっては30年なんて長老もいるかもしれませんね!
クロダイについてのまとめ
いじょうがクロダイについての紹介となります!
クロダイについてわかりましたでしょうか?
そうだね!クロダイは釣りで人気の高いお魚でした!
僕の住んでいるとこでもクロダイはよく狙われてましたね!
町の川でも泳いでいるのを見たことがあるくらい身近なお魚です!
そんな身近なクロダイですが食べてもとても美味しいお魚でした!
なんとクロダイが旬を迎える「夏ごろ」の個体はあの「マダイ」に引けをとらない美味しさであるとも言われています!
ただ場所によっては臭ってしまうため下処理を丁寧に行う必要がありました。
というわけで!この記事では「クロダイ」について解説していきました!
楽しんでいただけていたら幸いです!
みなさんもクロダイを見つけたら是非観察してみてくださいね!