【2023年】コノハチョウを8項目で徹底解説【まとめ】
今回は「コノハチョウ」について解説させていただきたいと思います!
チョウチョの事詳しくなくてもなぜかこの種は知っているって人もいるかもしれませんね。
なんかちょこちょことこのチョウチョがモチーフになってるもの見る気がします。
これ見てくれる方の中にも何故か知ってるって人きっといるはず!
というわけで!この記事では「コノハチョウ」について解説させていただきましょう!
是非最後まで見ていってくださいね!
コノハチョウってどんな昆虫?
基本情報
チョウ目タテハチョウ科コノハチョウ属
学名:Kallima inachus
体長:7㎝~8㎝ほど
時期:春~秋(一年中みられる地域も)
生息地:日本(沖縄県)・中国・台湾・インド北部~ヒマラヤ・インドシナ半島
よく見られる場所:熱帯雨林など
コノハチョウは「7㎝~8㎝」ほどの大きなチョウチョです。
日本では沖縄県に生息しており、海外にも広く分布している昆虫です。
熱帯雨林で多く見られる、ちょっとレアなチョウチョとなっています。
名前の由来について
コノハチョウの名前の由来は「羽」にあります。
コノハチョウの羽の裏側は「木の葉の枯れ葉」にそっくり!これが名前の由来ですわかりやすいね!
枯れ葉の中で羽を閉じてたらまず間違いなく見分けることは不可能でしょう。
隠蔽擬態の代表種
コノハチョウは「隠蔽擬態」という、周囲に擬態する昆虫の中での代表種の1つとして数えられているチョウチョです。
まぁここまで高度な擬態であれば代表的な種とされていても何の文句もありませんよね。
ただ一説ではこれは「擬態ではないのではないか」とも言われています、次の項目でお話ししますね。
擬態ではない可能性がある
先ほどコノハチョウは「隠蔽擬態の代表種の1つ」として解説しましたが、実はこの模様は「擬態ではないのではないか」という説もあります。
というのも樹液に来るときに翅を広げる習性があったり、頭を下にして樹に止まるなど擬態を生かしてない習性がちょこちょこあるのです。
なので擬態ではなく「目くらまし」なのではないかとも言われています、天敵に追われても羽を閉じて木に隠れてしまえばまず見つかりませんからね。
また内側の鮮やかな模様も天敵に「こいつを追っても無駄だ」と覚えさせるため、あえて目立つようにしているとも言われているのです!
羽の模様が個体によって異なる
コノハチョウの枯れ葉模様側の模様は「個体ごとに若干異なる」ことがあります。
というか1個体ずつ違うのではないかとまで言われています!これはすごい!
なんかコノハチョウってコレクター魂をこれでもかと揺さぶってきますね!
羽の内側が美しい
コノハチョウは少しお話ししましたが羽の内側が非常に「美しい」チョウチョになります、外側とはえらい違いですね!
上から「黒・オレンジ・青色」とグラデーションがほんとに綺麗!
一生で1度は見ておきたいチョウチョと言えるでしょう!
沖縄県の天然記念物
コノハチョウは沖縄県で「天然記念物」に指定されています。
魅力的なチョウチョですが、沖縄県では「採集が禁止されている」昆虫になります。
間違えて採集しないように注意しましょう。
食べる物について
コノハチョウは「草食」の昆虫です。
幼虫は主に「オキナワスズムシソウ」「セイタカスズムシソウ」「オギノツメ」などの植物を。
成虫は「腐った果実」「獣糞」「樹液」などの汁を吸って生きています。