鈍い金属光沢のある体に、ポツポツと白い点があるのが特徴のシロテンハナムグリ。
場所によってはかなりの数生息しているため、入手するのが容易な昆虫です。
また飼育するのも難しくないため、初めて昆虫を飼育する人にもおすすめできる種類と言えます。

(管理人)
街中にある普通の公園に行ったら1つの木に数十匹いたくらいなんで、ほんと見つけやすい種類です。
本記事では、そんなシロテンハナムグリの飼育方法を解説!
飼育セットの組み方や注意点など、詳しく紹介していきます。
ぜひ参考にして下さいね!
シロテンハナムグリは飼育できる?

シロテンハナムグリは、日本では規制などなく自由に飼育できる種類となります。
採集なども規制されていないため、安心してください。
ただし、過度な採集は個体数が減る原因となるため注意が必要です。
採集しすぎないように気をつけるようにしましょう。

必要以上に採集しないようにすルのダ。
シロテンハナムグリはどんな昆虫?

| 科目 | コウチュウ目コガネムシ科ハナムグリ亜科 |
| 学名 | Protaetia orientalis submarumorea |
| 体長 | 約20~30mm |
| 見られる時期 | 5月~9月頃 |
| 生息地 | 日本、朝鮮半島、中国、ロシア極東など |
| 良く見られる場所 | 雑木林、公園、庭園、果樹園、樹液の出る木、花が咲く場所など |
シロテンハナムグリはコウチュウ目コガネムシ科の昆虫で、学名は【Protaetia orientalis submarumorea】です。
20~30mmと小型で、主に5月~9月頃に活動している昆虫になります。
日本には全国的に生息しており、街中の公園で見られるくらい身近で個体数も多いです。
歩いている時に木を眺めていると、もしかしたら見つけられるかもしれませんね。

(管理人)
昼間から元気に飛んでいるところを見かけます。

シロテンハナムグリの飼育に必要なもの

では続いて、シロテンハナムグリの飼育に必要なものを以下4点ご紹介していきます。
- 飼育ケース
- 昆虫マット
- 昆虫ゼリー
- 転倒防止材
それぞれ詳しく見ていきましょう。
飼育ケース

シロテンハナムグリを飼育する上で、まず必須となるのは飼育ケースです。
飼育ケースは昆虫の脱走を防ぎ、また逆に天敵の侵入や過度な湿気からシロテンハナムグリを守ってくれます。
また呼吸穴の確保や餌の取替のしやすさ、観察のしやすさなど昆虫の飼育に特化したケースです。
飼育ケース以外でも飼育はできなくはないですが、その分手間がかかったりシロテンハナムグリが死んでしまったりするリスクもあるためおすすめはしません。

(管理人)
昆虫飼育に慣れてないなら、特に飼育ケースをおすすめします。

昆虫マット

シロテンハナムグリの飼育に必須なものとして、昆虫マットが挙げられます。
昆虫マットはいわばシロテンハナムグリのお布団で、活動しない時間帯はマットの上や潜ってお休みするのです。
また昆虫マットは昆虫に必要な湿度の維持や糞尿の散乱防止、場合によっては産卵用の材としても使えます。
昆虫マットが無いと弱ったり寿命が縮んだりする可能性が高いため、必ず設置してあげてください。

お布団がないと気持ちよく寝ることができなイのダ・・・
昆虫ゼリー

シロテンハナムグリの飼育に必要なものとして、昆虫ゼリーが挙げられます。
昆虫ゼリーはシロテンハナムグリのご飯になるため、飼育の上では必ず用意してください。
また大抵の甲虫はリンゴや桃などの果実も食べますが、これらは匂いや腐葉土のカビなどの原因になるため昆虫ゼリーが手軽です。
本記事では、手間や飼育環境から考えて昆虫ゼリーをおすすめします。

(管理人)
フタを剥がして置いてあげるだけなので、手間がかからずおすすめですよ。

転倒防止材

シロテンハナムグリの飼育で必須なものとして、転倒防止材が挙げられます。
転倒防止材とは落ち葉や木の枝・樹皮などのことで、これがないとシロテンハナムグリがひっくり返った時に起き上がれない可能性があるのです。
起き上がれなかったシロテンハナムグリは、最悪弱って死んでしまいます。
カブトムシでも転倒防止材を入れなかったために、起き上がれずに死ぬことはよくあるため必ず入れておいてください。

(管理人)
ペットショップではこれ入れてなくて、カブトムシやクワガタムシが死んでいるところを見かけます・・・・

シロテンハナムグリの飼育であれば便利なアイテム

続いて必須ではないものの、シロテンハナムグリの飼育で持っていれば便利なアイテムを以下4点解説していきます。
最低限の飼育セットだけ作りたい方はこちらを押して飛ばしてもらって大丈夫です。
- 餌木
- エサ皿
- コバエ防止シート
- 霧吹き
それでは詳しく見ていきましょう。
餌木
昆虫ゼリーでシロテンハナムグリを飼育する場合、便利なのが餌木です。
餌木には昆虫ゼリーを差し込める場所があるため、設置すればまるでシロテンハナムグリが樹液にやってきたような自然っぽい姿を見ることが可能です。
また餌木自体が転倒防止材の役目を果たすため、カブトムシやクワガタムシの飼育にはよく使われています。
注意点として昆虫ゼリーには深型と広型があるため、サイズの確認は必ずしておくようにしましょう。

ちゃん
シロテンハナムグリはどちらの昆虫ゼリーでもいいの。
エサ皿
シロテンハナムグリをモモやブドウなどの生の果実で飼育する場合は、エサ皿が必要になります。
生の果実を直接腐葉土や木に置いてしまうと、臭いの原因になったり果実や腐葉土が腐ってしまったりする恐れがあるためです。
エサ皿の選び方として大きすぎるとシロテンハナムグリがひっくり返った時に起き上がれない可能性があるため、果実を置けるほどほどの大きさのものを用意します。
素材はガラスやプラスチックなど、果汁を吸わず腐らないものを選ぶといいでしょう。

(管理人)
果実や腐葉土が腐ってしまうとコバエが沸いちゃって、飼育セットを組みなおすことになるので注意してください。
コバエ防止シート
コバエ防止シートは、飼育ケース内にコバエが入らないようにフタに挟むシートです。
コバエは腐葉土や昆虫ゼリー・エサの果実などに湧くことがあり、場合によってはハエの幼虫である「線虫」が発生します。
一度発生すると昆虫マットや転倒防止材などすべて撤去し、改めて飼育セットを組まなければいけないのでかなり手間です。
それらを未然に防ぐことができるのがこのコバエ防止シートであり、多くの昆虫飼育者に愛用されているアイテムとなっています。
環境によっては必須レベルと言えますので、とりあえず購入しておくのはおすすめです。

(管理人)
個人的には使うことを強くおすすめします。

霧吹き

霧吹きは、腐葉土の乾燥を防ぐために必要となるアイテムです。
腐葉土は時間が経つと水分が蒸発してしまい、シロテンハナムグリにとって住みにくい環境となってしまいます。
乾燥を防ぐためには、霧吹きで定期的に腐葉土を湿らせるのが有効です。
腐葉土を湿らせること自体は霧吹きが無くてもできますが、あると便利なので所持しておくといいでしょう。

(管理人)
これがないと転倒防止材や餌木など全部取り除いた後、目測で水を足していかないといけないので霧吹きは便利です。
シロテンハナムグリは何を食べる?

シロテンハナムグリは、野生では樹液や果実などを食べる昆虫です。
飼育下では、昆虫ゼリーを与えて飼育することが一般的となっています。
特に樹液酒場には多く集まっており、1箇所に10匹以上いることも珍しくありません。
ただしすぐ飛んでしまうので、採集の際は素早く確保しましょう。

ちゃん
眺めている間に逃げて行っちゃうの。

シロテンハナムグリの飼育セットの組み方

続いて、シロテンハナムグリの飼育セットの組み方について以下の手順で解説していきます。
- ①飼育ケースを用意する
- ②昆虫マットを敷く
- ③転倒防止材を設置する
- ④餌を設置する
- ⑤シロテンハナムグリを入れて完成
難しくはありませんので、よく見て真似してくださいね。
①飼育ケースを用意する
シロテンハナムグリの飼育セットの組み方として、まずはシロテンハナムグリに合った飼育ケースを用意しましょう。
シロテンハナムグリは小型のため、飼育ケースのサイズは小~中型で大丈夫です。
ただし複数飼いする場合は小型だと狭い可能性があるため、中型以上の飼育ケースを用意するといいでしょう。
状況に応じた大きさの飼育ケースを選んであげてくださいね。

(管理人)
シロテンハナムグリは小ケースなら2~3匹程度、中ケースなら6~8匹程度がおすすめです。
②昆虫マットを敷く
飼育ケースが決まったら、次は昆虫マットをケース内に敷いていきます。
昆虫マット昆虫の休む場所になり、またケース内の湿度を保つ役割もあるため大切です。
シロテンハナムグリの場合、昆虫マットの深さは2cmほどで十分でしょう。
昆虫マットが乾燥している場合や、乾燥した場合は手で握って崩れない程度に霧吹きなどで加水してあげてくださいね。

体が隠れるくらいの腐葉土の量でいイのダ!
③転倒防止材を設置する
昆虫マットを敷いた後は、転倒防止剤を設置していきます。
使うのは主に「落ち葉」や「木の枝」で、シロテンハナムグリがひっくり返っても大丈夫なように設置してあげましょう。
また使うのは採取したものでもいいのですが、他の虫やカビなどがついている可能性もあるため市販されているものが安全です。
ある程度ギュウギュウに敷き詰めても平気ですが、動かないほどガチガチにするとシロテンハナムグリも動かせないためほどほどにしてあげてください。

(管理人)
上からパラパラと落とすような感じで、後は転倒防止材がない部分に足してあげて調整してみてください。
④餌を設置する
転倒防止材を敷くことができたら、次は餌を設置していきます。
昆虫ゼリーの場合はそのまま置くか、エサ皿・餌木などに設置するといいでしょう。
一方でモモなど生の果実を設置する場合、直接置くと腐葉土や転倒防止材がカビたり腐ったりする可能性があるため必ずエサ皿を用意しておいてください。
あとは定期的に確認し、餌が無くなったら交換してあげましょう。

(管理人)
シロテンハナムグリは思ったよりたくさん食べるので、できれば毎日餌の減った量を確認してみてください。
⑤シロテンハナムグリを入れて完成
ここまで出来たら、後はシロテンハナムグリを投入して完成となります。
投入したらしばらく観察してみて、おかしな点や不便そうな点がないか確認してみてください。
例えばシロテンハナムグリが乗るだけでゼリー皿がひっくり返ったり、転倒防止材が多すぎてシロテンハナムグリが地面に潜れそうになかったりなどする場合は改善が必要です。
その後もたまに確認して、必要があれば改善していきましょう。

(管理人)
こまめに確認してあげてくださいね。
シロテンハナムグリを飼育する際の注意点

続いて、シロテンハナムグリを飼育する際の注意点を以下3点解説していきます。
- 高温になる場所に置かない
- ケースのフタをしっかり閉める
- 強くつままない
それぞれ詳しく見ていきましょう。
高温になる場所に置かない

シロテンハナムグリをを飼育する際の注意点として、高温になる場所に飼育ケースを置かない点が挙げられます。
夏の昆虫であるシロテンハナムグリですが意外と暑さには弱く、特に近年の異常な暑さの中放置していると暑さで死んでしまう恐れがあるのです。
したがってシロテンハナムグリの飼育ケースは、直射日光が当たらず高音にならない場所に置きましょう。
冷房をかけた部屋の、あまり寒すぎない所に置いておくのも一つの手ですよ。

寒すぎると逆に弱っちゃうから注意すルのダ。

(管理人)
大体20~28℃の環境で飼育するといいでしょう。
ケースのフタをしっかり閉める

シロテンハナムグリを飼育する際の注意点として、ケースのフタをしっかり閉める点が挙げられます。
小さい昆虫のシロテンハナムグリですが割と力が強く、フタ程度なら平気で持ち上げて逃げてしまえるのです。
一度逃げてしまうと、家の中では捕まえるのが困難なことになりかねません。
飼育ケースの中にはフタが閉まったか分かりにくかったりフタが固かったりするものもあるため、閉め忘れがないようチェックは忘れず行いましょう。

(管理人)
逃げちゃうと飛び回るし家具の裏に入って出てこないしで大変なことになりますよ(別の種類で経験済み)
強くつままない

シロテンハナムグリを飼育する際の注意点として、強くつままない点が挙げられます。
シロテンハナムグリは持ちにくくすぐ暴れるため、掴む時についつい力を入れてしまいがちです。
しかし外骨格に守られているとはいえシロテンハナムグリでは人間の力には勝つことができず、強くつまむと体にヒビが入ったり内蔵にダメージが起きたりする恐れがあります。
どうしても持てない時は、一旦別のケースに入れるなどして最悪の事故を避けるようにしましょう。

ちゃん
やさしく触ってあげてほしいの。
シロテンハナムグリの寿命

シロテンハナムグリの成虫の寿命は、おおよそ2~4ヶ月ほどと言われています。
残念ながら長生きする昆虫ではなく、ほとんどが年内に寿命となるのです。
また捕まえた個体はその時点でどれくらい生きているかがわからないため、生きられる時間はさらに短くなります。
儚い命ですが、飼育する以上は最後まで責任をもってあげてくださいね。

(管理人)
毎日しっかり様子を見てあげましょう。
まとめ
本記事では、シロテンハナムグリの飼育方法について解説していきました!
捕まえやすく、また飼育難易度も低いため昆虫飼育の入門種であると言えるでしょう。
よく暴れるため、夜は少々うるさいのがたまにキズです。
自由研究で飼育するのにもピッタリですので、この夏はシロテンハナムグリを飼育してみてはいかがでしょうか。

(管理人)
いじょう!kinokonでした!

インプさんデしタ!

ちゃん
かまいたちちゃんでした。
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