長く伸びる三本の角がめちゃくちゃかっこいいアトラスオオカブト。
小さい個体は角がものすごく短いですが、それはそれで愛嬌がありますね。
また外国産のカブトムシながらよく輸入されるため、日本でも飼育しやすいカブトムシと言えるでしょう。

でもアトラスオオカブトの飼育って難しくないの?
実はかなり簡単に飼育できるカブトムシなんです!
そこで本記事では、アトラスオオカブトの飼育方法について解説。
飼育セットの組み方や飼育上の注意点など詳しく紹介していきます。
アトラスオオカブトは飼育できる?

アトラスオオカブトは、飼育にあたって特に規制などはかけられていないカブトムシとなっています。
したがって、自由に飼育することが可能です。
ただし1度飼育したアトラスオオカブトは、絶対に外に逃がしてはいけません。
逃がすことで在来種の驚異となってしまう他、万が一繁殖した場合外来種として想像もできない被害が起きる恐れがあります。
アトラスオオカブトを飼育すると決めたら、必ず最後まで飼育し切るようにしてください。

ちゃん
逃がしたりしたら絶対ダメなのよ。
アトラスオオカブトはどんな昆虫?

| 科目 | コウチュウ目コガネムシ科 |
| 学名 | Chalcosoma atlas |
| 体長 | ♂:約60~100mm ♀:約40~60mm |
| 見られる時期 | 4~10月頃 |
| 生息地 | インドネシア・マレーシアなど |
| 良く見られる場所 | 熱帯雨林や低地林・樹液が出ている木など |
アトラスオオカブトはコウチュウ目コガネムシ科、学名【Chalcosoma atlas】のカブトムシです。
非常に大型となるカブトムシで、オスはなんと120mmに達する個体もいます。
生息地はインドネシアの島々やマレーシアで、日本には生息していません。
ですが日本への流通量は多く、比較的に安価なので外国産カブトムシの入門種と言って過言ではありません。

(管理人)
昔は1,000円あればオスメスのペアがホームセンターで購入できたんですよ。

アトラスオオカブトの飼育に必要なもの

では続いて、アトラスオオカブトの飼育に必要なものを以下4点ご紹介していきます。
- 飼育ケース
- 昆虫マット
- 昆虫ゼリー
- 転倒防止材
それぞれ詳しく見ていきましょう。
飼育ケース

アトラスオオカブトを飼育する上で、まず必須となるのは飼育ケースです。
飼育ケースは昆虫の脱走を防ぎ、また逆に天敵の侵入や過度な湿気からアトラスオオカブトを守ってくれます。
また呼吸穴の確保や餌の取替のしやすさ、観察のしやすさなど昆虫の飼育に特化したケースです。
飼育ケース以外でも飼育はできなくはないですが、その分手間がかかったりアトラスオオカブトが死んでしまったりするリスクもあるためおすすめはしません。

(管理人)
アトラスオオカブトは力も非常に強いため、下手な入れ物だと脱走されて大変なことになりますよ!

昆虫マット

アトラスオオカブトの飼育に必須なものとして、昆虫マットが挙げられます。
昆虫マットはいわばアトラスオオカブトのお布団で、活動しない時間帯はマットの上や潜ってお休みするのです。
また昆虫マットは昆虫に必要な湿度の維持や糞尿の散乱防止、場合によっては産卵用の材としても使えます。
昆虫マットが無いと弱ったり寿命が縮んだりする可能性が高いため、必ず設置してあげてください。

ちゃん
ふかふかな場所で寝るのはとても気持ちがいいのよ。
昆虫ゼリー

アトラスオオカブトの飼育に必要なものとして、昆虫ゼリーが挙げられます。
昆虫ゼリーはアトラスオオカブトのご飯になるため、飼育の上では必ず用意してください。
また大抵の甲虫はリンゴや桃などの果実も食べますが、これらは匂いや昆虫マットのカビなどの原因になるため昆虫ゼリーが手軽です。
とはいえアトラスオオカブトは大喰らいなので、ちょっとくらいの量ならあっという間に食べきってくれますよ。

(管理人)
余って困ってる果物があれば、アトラスオオカブトがきれいに食べてくれるかもしれませんね。

転倒防止材

アトラスオオカブトの飼育で必須なものとして、転倒防止材が挙げられます。
転倒防止材とは落ち葉や木の枝・樹皮などのことで、これがないとアトラスオオカブトがひっくり返った時に起き上がれない可能性があるのです。
起き上がれなかったアトラスオオカブトは、最悪弱って死んでしまいます。
カブトムシでも転倒防止材を入れなかったために、起き上がれずに死ぬことはよくあるため必ず入れておいてください。

(管理人)
アトラスオオカブトは大きくて重たいため、しっかり起き上がれるような転倒防止材を選んであげてくださいね。

アトラスオオカブトの飼育であれば便利なアイテム
続いて必須ではないものの、アトラスオオカブトの飼育で持っていれば便利なアイテムを以下4点解説していきます。
最低限の飼育セットだけ作りたい方はこちらを押して飛ばしてもらって大丈夫です。
- 餌木
- エサ皿
- コバエ防止シート
- 霧吹き
それでは詳しく見ていきましょう。
餌木
昆虫ゼリーでアトラスオオカブトを飼育する場合、便利なのが餌木です。
餌木には昆虫ゼリーを差し込める場所があるため、設置すればまるでアトラスオオカブトが樹液にやってきたような自然っぽい姿を見ることが可能です。
また餌木自体が転倒防止材の役目を果たすため、カブトムシやクワガタムシの飼育にはよく使われています。
注意点として昆虫ゼリーには深型と広型があるため、サイズの確認は必ずしておくようにしましょう。

(管理人)
アトラスオオカブトは広型の昆虫ゼリーの方が食べやすいので、広型の昆虫ゼリーと餌木を選ぶといいですよ。
エサ皿
アトラスオオカブトをモモやブドウなどの生の果実で飼育する場合は、エサ皿が必要になります。
生の果実を直接昆虫マットや木に置いてしまうと、臭いの原因になったり果実や昆虫マットが腐ってしまったりする恐れがあるためです。
エサ皿の選び方として大きすぎるとアトラスオオカブトがひっくり返った時に起き上がれない可能性があるため、果実を置けるほどほどの大きさのものを用意します。
素材はガラスやプラスチックなど、果汁を吸わず腐らないものを選ぶといいでしょう。

とにかく果実を昆虫マットに直置きすることだけはダメなんだね!
コバエ防止シート
コバエ防止シートは、飼育ケース内にコバエが入らないようにフタに挟むシートです。
コバエは昆虫マットや昆虫ゼリー・エサの果実などに湧くことがあり、場合によってはハエの幼虫である「線虫」が発生します。
一度発生すると昆虫マットや転倒防止材などすべて撤去し、改めて飼育セットを組まなければいけないのでかなり手間です。
それらを未然に防ぐことができるのがこのコバエ防止シートであり、多くの昆虫飼育者に愛用されているアイテムとなっています。
環境によっては必須レベルと言えますので、とりあえず購入しておくのはおすすめです。

(管理人)
アトラスオオカブトの飼育では比較的にコバエが集まりやすいので、様子を見て導入するか決めてみてください。

霧吹き

霧吹きは、昆虫マットの乾燥を防ぐために必要となるアイテムです。
昆虫マットは時間が経つと水分が蒸発してしまい、アトラスオオカブトにとって住みにくい環境となってしまいます。
乾燥を防ぐためには、霧吹きで定期的に昆虫マットを湿らせるのが有効です。
昆虫マットを湿らせること自体は霧吹きが無くてもできますが、あると便利なので所持しておくといいでしょう。

ちゃん
しゅっしゅするだけで加水ができるのよ。
アトラスオオカブトは何を食べる?
アトラスオオカブトは、野生では樹液や果実の汁を食べて生きています。
飼育下では「昆虫ゼリー」を与えて飼育するのが一般的です。
またアトラスオオカブトは信じられないほど大食いで、下手すれば昆虫ゼリーの1~2個は1晩で食べ尽くしてしまいます。
したがって、昆虫ゼリーが切れてないかは都度確認してあげましょう。

すんごい食欲だね!!!
アトラスオオカブトの飼育セットの組み方
続いて、アトラスオオカブトの飼育セットの組み方について以下の手順で解説していきます。
- ①飼育ケースを用意する
- ②昆虫マットを敷く
- ③転倒防止材を設置する
- ④餌を設置する
- ⑤アトラスオオカブトを入れて完成
難しくはありませんので、よく見て真似してくださいね。
①飼育ケースを用意する
アトラスオオカブトの飼育セットの組み方として、まずはアトラスオオカブトに合った飼育ケースを用意しましょう。
アトラスオオカブトは大型のカブトムシなため、飼育ケースのサイズは中型以上がおすすめです。
ただし複数飼いする場合は中型だと狭いので、大型以上の飼育ケースを用意するといいでしょう。
一方でアトラスオオカブトは机上が荒いので、できればオスは1ケース1匹までにしてあげてください。

(管理人)
オス同士だと喧嘩ばっかりしちゃうので弱っちゃいます。
②昆虫マットを敷く
飼育ケースが決まったら、次は昆虫マットをケース内に敷いていきます。
昆虫マットは昆虫の休む場所になり、またケース内の湿度を保つ役割もあるため大切です。
アトラスオオカブトの場合、昆虫マットの深さは5~10cmほどで十分でしょう。
昆虫マットが乾燥している場合や、乾燥した場合は手で握って崩れない程度に霧吹きなどで加水してあげてくださいね。

潜った時に体がしっかり隠れるように入れてあげてね!
③転倒防止材を設置する
昆虫マットを敷いた後は、転倒防止材を設置していきます。
使うのは主に「落ち葉」や「木の枝」で、アトラスオオカブトがひっくり返っても大丈夫なように設置してあげましょう。
また使うのは採取したものでもいいのですが、他の虫やカビなどがついている可能性もあるため市販されているものが安全です。
ある程度ギュウギュウに敷き詰めても平気ですが、動かないほどガチガチにするとアトラスオオカブトも動かせないためほどほどにしてあげてください。

(管理人)
アトラスオオカブトは体が大きいので、ある程度余裕をもって敷いてくださいね。
④餌を設置する
転倒防止材を敷くことができたら、次は餌を設置していきます。
昆虫ゼリーの場合はそのまま置くか、エサ皿・餌木などに設置するといいでしょう。
一方でモモなど生の果実を設置する場合、直接置くと昆虫マットや転倒防止材がカビたり腐ったりする可能性があるため必ずエサ皿を用意しておいてください。
あとは定期的に確認し、餌が無くなったら交換してあげましょう。

(管理人)
アトラスオオカブトはめっちゃ食べるので、1匹につき2個ずつくらいは昆虫マットを入れてあげると安心です。
⑤アトラスオオカブトを入れて完成
ここまで出来たら、後はアトラスオオカブトを投入して完成となります。
投入したらしばらく観察してみて、おかしな点や不便そうな点がないか確認してみてください。
例えばアトラスオオカブトが乗るだけでゼリー皿がひっくり返ったり、転倒防止材が多すぎてアトラスオオカブトが地面に潜れそうになかったりなどする場合は改善が必要です。
その後もたまに確認して、必要があれば改善していきましょう。

ちゃん
しっかり観察してあげるのよ。
アトラスオオカブトを飼育する際の注意点
続いて、アトラスオオカブトを飼育する際の注意点を以下3点解説していきます。
- オス同士は同じケースで飼育しない
- 昆虫ゼリーの減りをこまめに確認する
- 胸と羽の境目に指を入れない
それぞれ詳しく見ていきましょう。
オス同士は同じケースで飼育しない
アトラスオオカブトを飼育する際の注意点として、オス同士は同じケースで飼育しない点が挙げられます。
アトラスオオカブトは気性が荒いため、オス同士を入れてしまうとしょっちゅう喧嘩をしてしまうのです。
そして喧嘩をすると怪我をしたりストレスがかかったりしてしまい、最悪それらが原因で早く死んでしまう可能性があるのです。
したがってアトラスオオカブトのオスは、基本的に他のオスと別のケースで飼育してあげるようにしてください。

(管理人)
戦わせたい時は、数日の頻度を開けてください。
昆虫ゼリーの減りをこまめに確認する
アトラスオオカブトを飼育する際の注意点として、昆虫ゼリーの減りをこまめに確認する点が挙げられます。
先程お話した通りアトラスオオカブトは非常に大喰らいなため、昆虫ゼリーの減るスピードが半端ではありません。
したがって昆虫ゼリーの減りを細かく確認しないと、絶食させてしまう恐れがあります。
餓死させないためにも、昆虫ゼリーの減りは細かく確認してあげてください。

(管理人)
基本毎日一回は確認してください。
胸と羽の境目に指を入れない
アトラスオオカブトを飼育する際の注意点として、胸と羽の境目に指を入れない点が挙げられます。
胸と羽の境目とは頭と胴体が繋がっている部分の事なのですが、ここに何かを入れるととんでもない力で挟まれてしまうのです。
挟まれるともうものすごく痛いため、特に昆虫マットからアトラスオオカブトを掘り起こす際には注意しましょう。
挟まれてしまうと、離してくれるまで待つしかないため痛いと思いますが堪えてください。

(管理人)
これは本当に気を付けてください、血が出ることもあるらしいですよ。
アトラスオオカブトの寿命
アトラスオオカブトの寿命は、おおよそ3~6ヶ月程度となっています。
とても大きいカブトムシなんですが、寿命はとっても短いんです。
したがって、元気なうちにしっかり思い出を残しておくようにしてください。
実際飼育すると思ったよりすぐ寿命きちゃうので、写真に残すなど後悔しないようにしてくださいね!

ちゃん
写真に残すと後で思い出せるの。
まとめ
本記事では、アトラスオオカブトの飼育方法について解説していきました。
アトラスオオカブトは外国産カブトムシながら、日本ではかなり流通しており入手は容易です。
大型で三本角を持つ非常にかっこいいカブトムシですが、寿命が短いのが残念なポイントでしたね。
この夏アトラスオオカブトが売られていたら、寿命いっぱい飼育してみてはいかがでしょうか。

(管理人)
いじょう!kinokonでした!

きのこさんでした!

ちゃん
かまいたちちゃんでした。
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