黒い体に白い点々がとてもかっこいいゴマダラカミキリ。
ゴツゴツとした見た目のこれぞ「甲虫」という見た目からファンも多く、中には飼育をする人もいます。
では、ゴマダラカミキリってどのようにして飼育すればいいのでしょうか。

さん
カミキリムシって飼育できるんかなぁ~?
そこで本記事では、ゴマダラカミキリの飼育方法について詳しく解説!
必要なアイテムや飼育セットの組み方・注意点など詳しく紹介していきます!
ぜひ参考にしてくださいね。
ゴマダラカミキリは飼育できる?

ゴマダラカミキリは現状、特に飼育を制限・規制されてはいません。
また採集も制限されていないため、自由に採集・飼育ができます。
むしろゴマダラカミキリは重要な農業害虫として脅威とされているため、捕まえた方がよろこばれることも。
ただし捕まえすぎると生態系に悪影響が起こる可能性があるため、ある程度節度を持って採集してください。

さん
飼育したい数だけ捕まえるようにしましょうね。
ゴマダラカミキリはどんな昆虫?

| 科目 | コウチュウ目カミキリムシ科 |
| 学名 | Anoplophora malasiaca |
| 体長 | 約25~35mm |
| 見られる時期 | 5月~8月頃 |
| 生息地 | 日本・朝鮮半島・中国・台湾など |
| 良く見られる場所 | 公園・雑木林・果樹園など |
ゴマダラカミキリはコウチュウ目カミキリムシ科、学名【Anoplophora malasiaca】の昆虫です。
体長は約25~35mmと意外と小さく、5月~8月に活動する姿を見られます。
日本では全国的に見られ、朝鮮半島や中国など海外にも生息している昆虫です。
割と街中でもよく見られ、家の明かりにつられて来る個体もいるため見つけやすい昆虫と言えます。

(管理人)
普通の町中にある僕の家の明かりにも来たことがあります。

ゴマダラカミキリの飼育に必要なもの

では続いて、ゴマダラカミキリの飼育に必要なものを以下4点ご紹介していきます。
- 飼育ケース
- 昆虫マット
- 昆虫ゼリー
- 転倒防止材
それぞれ詳しく見ていきましょう。
飼育ケース

ゴマダラカミキリを飼育する上で、まず必須となるのは飼育ケースです。
飼育ケースは昆虫の脱走を防ぎ、また逆に天敵の侵入や過度な湿気からゴマダラカミキリを守ってくれます。
また呼吸穴の確保や餌の取替のしやすさ、観察のしやすさなど昆虫の飼育に特化したケースです。
飼育ケース以外でも飼育はできなくはないですが、その分手間がかかったりゴマダラカミキリが死んでしまったりするリスクもあるためおすすめはしません。

(管理人)
下手な入れ物にすると、ゴマダラカミキリが自慢のアゴでかみちぎって逃げる可能性もあるので飼育ケースが安全です。

昆虫マット

ゴマダラカミキリの飼育に必須なものとして、昆虫マットが挙げられます。
昆虫マットはいわばゴマダラカミキリのお布団で、活動しない時間帯はマットの上や潜ってお休みするのです。
また昆虫マットは昆虫に必要な湿度の維持や糞尿の散乱防止、場合によっては産卵用の材としても使えます。
昆虫マットが無いと弱ったり寿命が縮んだりする可能性が高いため、必ず設置してあげてください。

さん
隠れられないのはゴマダラカミキリにとってもストレスやからなぁ~・・・
昆虫ゼリー

ゴマダラカミキリの飼育に必要なものとして、昆虫ゼリーが挙げられます。
昆虫ゼリーはゴマダラカミキリのご飯になるため、飼育の上では必ず用意してください。
またゴマダラカミキリはミカンやカキ・カエデなどの若い枝や樹皮を食べるため、入手できるなら与えてあげると良いでしょう。
難しいなら昆虫ゼリーだけでも飼育はできますので、できる範囲の餌を用意してあげてください。

(管理人)
農家じゃない限り樹皮や若い枝の入手は難しいですね。


転倒防止材

ゴマダラカミキリの飼育で必須なものとして、転倒防止材が挙げられます。
転倒防止材とは落ち葉や木の枝・樹皮などのことで、これがないとゴマダラカミキリがひっくり返った時に起き上がれない可能性があるのです。
起き上がれなかったゴマダラカミキリは、最悪弱って死んでしまいます。
カブトムシでも転倒防止材を入れなかったために、起き上がれずに死ぬことはよくあるため必ず入れておいてください。

(管理人)
これは本当に入れてあげてくださいね!

ゴマダラカミキリの飼育であれば便利なアイテム

続いて必須ではないものの、ゴマダラカミキリの飼育で持っていれば便利なアイテムを以下4点解説していきます。
最低限の飼育セットだけ作りたい方はこちらを押して飛ばしてもらって大丈夫です。
- 餌木
- エサ皿
- コバエ防止シート
- 霧吹き
それでは詳しく見ていきましょう。
餌木
昆虫ゼリーでゴマダラカミキリを飼育する場合、便利なのが餌木です。
餌木には昆虫ゼリーを差し込める場所があるため、設置すればまるでゴマダラカミキリが樹液にやってきたような自然っぽい姿を見ることが可能です。
また餌木自体が転倒防止材の役目を果たすため、カブトムシやクワガタムシの飼育にはよく使われています。
注意点として昆虫ゼリーには深型と広型があるため、サイズの確認は必ずしておくようにしましょう。

(管理人)
木の種類によっては、ゴマダラカミキリのごはんにもなるかもしれませんね。
エサ皿
ゴマダラカミキリをリンゴなどの生の果実で飼育する場合は、エサ皿が必要になります。
生の果実を直接昆虫マットや木に置いてしまうと、臭いの原因になったり果実や昆虫マットが腐ってしまったりする恐れがあるためです。
エサ皿の選び方として大きすぎるとゴマダラカミキリがひっくり返った時に起き上がれない可能性があるため、果実を置けるほどほどの大きさのものを用意します。
素材はガラスやプラスチックなど、果汁を吸わず腐らないものを選ぶといいでしょう。

(管理人)
もしかしたら噛みついて壊しちゃうかもしれないので、ボロボロになってもいいものを使ってください。
コバエ防止シート
コバエ防止シートは、飼育ケース内にコバエが入らないようにフタに挟むシートです。
コバエは昆虫マットや昆虫ゼリー・エサの果実などに湧くことがあり、場合によってはハエの幼虫である「線虫」が発生します。
一度発生すると昆虫マットや転倒防止材などすべて撤去し、改めて飼育セットを組まなければいけないのでかなり手間です。
それらを未然に防ぐことができるのがこのコバエ防止シートであり、多くの昆虫飼育者に愛用されているアイテムとなっています。
環境によっては必須レベルと言えますので、とりあえず購入しておくのはおすすめです。

(管理人)
昆虫マットの至る所でウネウネ動く白い線・・・ちょっとトラウマです。

霧吹き

霧吹きは、昆虫マットの乾燥を防ぐために必要となるアイテムです。
昆虫マットは時間が経つと水分が蒸発してしまい、ゴマダラカミキリにとって住みにくい環境となってしまいます。
乾燥を防ぐためには、霧吹きで定期的に昆虫マットを湿らせるのが有効です。
昆虫マットを湿らせること自体は霧吹きが無くてもできますが、あると便利なので所持しておくといいでしょう。

(管理人)
甲虫は頑丈なので、霧吹きの水が多少かかるくらいならビクビクはするけどびくともしません。
ゴマダラカミキリは何を食べる?

ゴマダラカミキリの成虫は、野生下では主にミカンやカキ・カエデなどの若い枝や樹皮を食べることで知られています。
また幼虫は木の中を食い荒らし、木を枯らしてしまうため重要な農業害虫とされているのです。
一方で飼育下では昆虫ゼリーを主に与えており、またリンゴなどの果実を与えることもあるようです。
本当であれば昆虫ゼリーと若い枝や樹皮を与えた方がいいのですが、現実的に考えると難しいためまれにリンゴを与えるなどしてあげるといいでしょう。

(管理人)
友達の家の木がカミキリムシのせいで枯れたことがあるので、ほんと大変な食性してます・・・
ゴマダラカミキリの飼育セットの組み方

続いて、ゴマダラカミキリの飼育セットの組み方について以下の手順で解説していきます。
- ①飼育ケースを用意する
- ②昆虫マットを敷く
- ③転倒防止材を設置する
- ④餌を設置する
- ⑤ゴマダラカミキリを入れて完成
難しくはありませんので、よく見て真似してくださいね。
①飼育ケースを用意する
ゴマダラカミキリの飼育セットの組み方として、まずはゴマダラカミキリに合った飼育ケースを用意しましょう。
ゴマダラカミキリは小型の昆虫なため、飼育ケースのサイズは小型~中型で大丈夫です。
またゴマダラカミキリの場合、複数飼いすると喧嘩をしてしまいアゴで傷つけあってしまう恐れがあるため基本1ケース1匹ごとの飼育にした方がいいでしょう。
他の昆虫とも一緒に飼育することは、同様の理由でおすすめしません。

(管理人)
触覚くらいなら噛みちぎれますからね・・・・。
②昆虫マットを敷く
飼育ケースが決まったら、次は昆虫マットをケース内に敷いていきます。
昆虫マットは昆虫の休む場所になり、またケース内の湿度を保つ役割もあるため大切です。
ゴマダラカミキリの場合、昆虫マットの深さは2~3cmほどで十分でしょう。
昆虫マットが乾燥している場合や、乾燥した場合は手で握って崩れない程度に霧吹きなどで加水してあげてくださいね。

さん
隠れられるところがあると安心するものね。
③転倒防止材を設置する
昆虫マットを敷いた後は、転倒防止材を設置していきます。
使うのは主に「落ち葉」や「木の枝」で、ゴマダラカミキリがひっくり返っても大丈夫なように設置してあげましょう。
また使うのは採取したものでもいいのですが、他の虫やカビなどがついている可能性もあるため市販されているものが安全です。
ある程度ギュウギュウに敷き詰めても平気ですが、動かないほどガチガチにするとゴマダラカミキリも動かせないためほどほどにしてあげてください。

(管理人)
これも木の種類によっては、ゴマダラカミキリの餌になるかもしれませんね。
④餌を設置する
転倒防止材を敷くことができたら、次は餌を設置していきます。
昆虫ゼリーの場合はそのまま置くか、エサ皿・餌木などに設置するといいでしょう。
樹皮や枝を与える場合は、転倒防止材同様そのまま置いてあげて大丈夫です。
あとは定期的に確認し、餌が無くなったら交換してあげましょう。

(管理人)
リンゴを与える時は、エサ皿を使ってくださいね。
⑤ゴマダラカミキリを入れて完成
ここまで出来たら、後はゴマダラカミキリを投入して完成となります。
投入したらしばらく観察してみて、おかしな点や不便そうな点がないか確認してみてください。
例えばゴマダラカミキリが乗るだけでゼリー皿がひっくり返ったり、転倒防止材が多すぎてゴマダラカミキリが地面に潜れそうになかったりなどする場合は改善が必要です。
その後もたまに確認して、必要があれば改善していきましょう。

(管理人)
飼育ケースの空気穴をガジガジしてたら止めてくださいね。
ゴマダラカミキリを飼育する際の注意点

続いて、ゴマダラカミキリを飼育する際の注意点を以下3点解説していきます。
- アゴで噛みつかれないよう注意する
- 果樹園や採集場所へ戻さない
- 高温になる場所に置かない
それぞれ詳しく見ていきましょう。
アゴで噛みつかれないよう注意する

ゴマダラカミキリを飼育する際の注意点として、アゴで噛みつかれないよう注意する点が挙げられます。
ゴマダラカミキリは樹皮を噛み砕いて食べられるほどアゴの力が強く、噛みつかれれば相当な痛みとなるでしょう。
場合によっては噛み砕かれて出血する恐れもあるため、取り扱いには十分注意が必要です。
ただし積極的に噛み付いてくることは無いため、そっと手にのせるくらいなら噛みつかれる可能性は低いでしょう。

(管理人)
逆につまんだ状態で手を顎に持っていったらほぼほぼ噛まれますので注意しましょう。
果樹園や採集場所へ戻さない

ゴマダラカミキリを飼育する際の注意点として、果樹園や採集場所へ戻さない点が挙げられます。
先程もお話した通りゴマダラカミキリは幼虫が木の中を食い荒らして枯らしたり、成虫は若い枝や樹皮を食べたりと農業害虫として非常に脅威です。
したがって飼育中のゴマダラカミキリを逃がすと、近くの木が被害に遭う恐れがあります。
ゴマダラカミキリを飼育する場合は、最後まで飼育をして絶対に逃がさないようにしましょう。

さん
逃がしたゴマダラカミキリが卵を持ってたら大変ですものね!
高温になる場所に置かない

ゴマダラカミキリを飼育する際の注意点として、高温になる場所に置かない点が挙げられます。
ゴマダラカミキリは夏の昆虫ですが、実は暑さに弱く高温下では死んでしまいます。
したがって、温度は20~28℃程度で直射日光に当たらない場所で飼育してあげるといいでしょう。
冷房がかかっている部屋で飼育するのもオススメですよ。

(管理人)
近年は本当に暑すぎるので、屋外で飼育するのはおすすめしません。
ゴマダラカミキリの寿命

ゴマダラカミキリの成虫の寿命は、約1~3ヶ月ほどとされています。
実は非常に寿命が短く、成虫は年内で死んでしまうことが多いのです。
ただし飼育例があまりないため、適切な環境で飼育した時はもっと長生きする可能性があります。
せっかく飼育するのなら、どれだけ長生きさせられるか挑戦してみるのも面白いかもしれませんね。

さん
1年以上生きたらすごいなぁ~
まとめ
本記事では、ゴマダラカミキリの飼育方法について解説していきました。
重要な農業害虫として知られている一方、見た目が非常にかっこいいため好んで飼育しているマニアも多いです。
基本的には昆虫ゼリーで飼育しますが、もし可能であるならミカンやカキ・カエデなどの枝や樹皮も用意してあげるといいでしょう。
ただし1度飼育を始めたゴマダラカミキリは、絶対に逃がさないようにしてくださいね。

(管理人)
いじょう!kinokonでした!

さん
ブドウスズメさんでした。

さん
みずくらげさんでした~
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