夏の代表的な昆虫としてはカブトムシとクワガタムシがよく挙げられますが、カナブンと答える人もそれなりにいるのではないかと思います。
鈍い銅色の光沢が美しく、また割とよく見かけるため子供のころ捕まえたことがあるという方も多いでしょう。
そんなカナブンですが、飼育する場合どのようにすればいいのでしょうか。

(管理人)
こういったマイナーな昆虫って飼育方法をドンピシャで書いていることは少ないんですよね。
そこで本記事では、カナブンの飼育方法について詳しく解説!
カナブンの飼育に必要なものや、飼育セットの組み方についても紹介していきます。
ぜひ参考にしてくださいね。
カナブンは飼育できる?

結論からお話すると、カナブンは日本で飼育可能な昆虫です。
特に規制なども無いため、自由に飼育することができます。
それどころか、日本に生息する甲虫の中でもトップクラスに飼育しやすい種です。
昆虫飼育の入門種と言っても過言では無いでしょう。

さん
見つけやすい甲虫でもあるからなぁ~
カナブンはどんな昆虫?

| 科目 | コウチュウ目コガネムシ科ハナムグリ亜科 |
| 学名 | Rhomborrhina japonica |
| 体長 | 約20~30mm |
| 見られる時期 | 6月~9月頃 |
| 生息地 | 日本、朝鮮半島、中国など |
| よく見られる場所 | 樹液が出ている木、果樹園、花壇、公園の樹木、街路樹周辺など |
カナブンはコウチュウ目コガネムシ科で、2~3cmほどの大きさの甲虫です。
主に6月~9月頃に活動しており、日本では全国的に見かけます。
街中で見ることもありますが、多くは森林の樹液が出ている木に集まっていますね。
1つの樹液の木に数十匹集まっていることもあるため、見かけたら数匹貰っちゃいましょう。

(管理人)
一方でいない場所では本当に見かけないので、場所によってはレアです(経験中)
カナブンの飼育に必要なもの

では続いて、カナブンの飼育に必要なものを以下4点ご紹介していきます。
- 飼育ケース
- 昆虫マット
- 昆虫ゼリー
- 転倒防止材
それぞれ詳しく見ていきましょう。
飼育ケース

カナブンを飼育する上で、まず必須となるのは飼育ケースです。
飼育ケースは昆虫の脱走を防ぎ、また逆に天敵の侵入や過度な湿気からカナブンを守ってくれます。
また呼吸穴の確保や餌の取替のしやすさ、観察のしやすさなど昆虫の飼育に特化したケースです。
飼育ケース以外でも飼育はできなくはないですが、その分手間がかかったりカナブンが死んでしまったりするリスクもあるためおすすめはしません。

(管理人)
よく空気穴を作らずに死なせてしまう人を見かけます。

さん
昆虫飼育に慣れてないなら飼育ケースを使うのがおすすめやね~

昆虫マット

カナブンの飼育に必須なものとして、昆虫マットが挙げられます。
昆虫マットはいわばカナブンのお布団で、活動しない時間帯はマットの上や潜ってお休みするのです。
また昆虫マットは昆虫に必要な湿度の維持や糞尿の散乱防止、場合によっては産卵用の材としても使えます。
昆虫マットが無いと弱ったり寿命が縮んだりする可能性が高いため、必ず設置してあげてください。

(管理人)
これがないとカナブンの糞尿がケース下にたまり続けるのでものすごく不衛生になりますよ。
昆虫ゼリー

カナブンの飼育に必要なものとして、昆虫ゼリーが挙げられます。
昆虫ゼリーはカナブンのご飯になるため、飼育の上では必ず用意してください。
また大抵の甲虫はリンゴや桃などの果実も食べますが、これらは匂いや腐葉土のカビなどの原因になるため昆虫ゼリーが手軽です。
本記事では、手間や飼育環境から考えて昆虫ゼリーをおすすめします。

さん
寝ずに昆虫ゼリーを食べる子もおったりするんやで~

転倒防止材

カナブンの飼育で必須なものとして、転倒防止材が挙げられます。
転倒防止材とは落ち葉や木の枝・樹皮などのことで、これがないとカナブンがひっくり返った時に起き上がれない可能性があるのです。
起き上がれなかったカナブンは、最悪弱って死んでしまいます。
カブトムシでも転倒防止材を入れなかったために、起き上がれずに死ぬことはよくあるため必ず入れておいてください。

(管理人)
昆虫飼育の初心者でよくあるミスの一つです。

カナブンの飼育であれば便利なアイテム

続いて必須ではないものの、カナブンの飼育で持っていれば便利なアイテムを以下4点解説していきます。
最低限の飼育セットだけ作りたい方はこちらを押して飛ばしてもらって大丈夫です。
- 餌木
- エサ皿
- コバエ防止シート
- 霧吹き
それでは詳しく見ていきましょう。
餌木
昆虫ゼリーでカナブンを飼育する場合、便利なのが餌木です。
餌木には昆虫ゼリーを差し込める場所があるため、設置すればまるでカナブンが樹液にやってきたような自然っぽい姿を見ることが可能です。
また餌木自体が転倒防止材の役目を果たすため、カブトムシやクワガタムシの飼育にはよく使われています。
注意点として昆虫ゼリーには深型と広型があるため、サイズの確認は必ずしておくようにしましょう。

(管理人)
カナブンは深型ゼリーでも最後まで食べられるため、どちらの型のゼリーでも問題ないです。
エサ皿
カナブンをモモやブドウなどの生の果実で飼育する場合は、エサ皿が必要になります。
生の果実を直接腐葉土や木に置いてしまうと、臭いの原因になったり腐ってしまったりする恐れがあるためです。
エサ皿の選び方として大きすぎるとカナブンがひっくり返った時に起き上がれない可能性があるため、果実を置けるほどほどの大きさのものを用意します。
素材はガラスやプラスチックなど、果汁を吸わず腐らないものを選ぶといいでしょう。
コバエ防止シート
コバエ防止シートは、飼育ケース内にコバエが入らないようにフタに挟むシートです。
コバエは腐葉土や昆虫ゼリー・エサの果実などに湧くことがあり、場合によってはコバエの幼虫である「線虫」が発生します。
それらを未然に防ぐことができるのがこのコバエ防止シートであり、多くの昆虫飼育者に愛用されているアイテムです。
環境によっては必須レベルと言えますので、とりあえず購入しておくのはおすすめです。

さん
一度コバエが沸くと飼育セット組みなおさないといけなくなるから大変よ。

霧吹き

霧吹きは、腐葉土の乾燥を防ぐために必要となるアイテムです。
腐葉土は時間が経つと水分が蒸発してしまい、カナブンにとって住みにくい環境となってしまいます。
乾燥を防ぐためには、霧吹きで定期的に腐葉土を湿らせるのが有効です。
腐葉土を湿らせること自体は霧吹きが無くてもできますが、あると便利なので所持しておくといいでしょう。

(管理人)
高いものではないので、個人的には1つ持っておくことをおすすめします。
カナブンは何を食べる?

カナブンは、野生では樹液や果実の汁を食べている昆虫です。
樹液酒場に沢山来ている映像を見たことがある人は多いのではないでしょうか。
一方で飼育下では「昆虫ゼリー」を与えることが多いです。
かなりがっついてくれるので、見ていて面白いですよ。

(管理人)
朝から晩までずっとゼリーに顔突っ込んでます。
カナブンの飼育セットの組み方

続いて、カナブンの飼育セットの組み方について以下の手順で解説していきます。
- ①飼育ケースを用意する
- ②昆虫マットを敷く
- ③転倒防止材を設置する
- ④餌を設置する
- ⑤カナブンを入れて完成
難しくはありませんので、よく見て真似してくださいね。
①飼育ケースを用意する
カナブンの飼育セットの組み方として、まずはカナブンに合った飼育ケースを用意しましょう。
カナブンは小型の昆虫なため、飼育ケースのサイズは小~中型で大丈夫です。
ただし複数飼いする場合は中型だと狭い可能性があるため、中型以上の飼育ケースを用意するといいでしょう。
状況に応じた大きさの飼育ケースを選んであげてくださいね。

(管理人)
小ケースなら2~3匹程度・中ケースなら6~8匹程度がおすすめです。
②昆虫マットを敷く
飼育ケースが決まったら、次は昆虫マットをケース内に敷いていきます。
昆虫マット昆虫の休む場所になり、またケース内の湿度を保つ役割もあるため大切です。
カナブンの場合、昆虫マットの深さは2~3cmほどで十分でしょう。
昆虫マットが乾燥している場合や、乾燥した場合は手で握って崩れない程度に霧吹きなどで加水してあげてくださいね。

さん
カナブンの体が隠れるくらいのマットで大丈夫やで~
③転倒防止材を設置する
昆虫マットを敷いた後は、転倒防止剤を設置していきます。
使うのは主に「落ち葉」や「木の枝」で、カナブンがひっくり返っても大丈夫なように設置してあげましょう。
また使うのは採取したものでもいいのですが、他の虫やカビなどがついている可能性もあるため市販されているものが安全です。
ある程度ギュウギュウに敷き詰めても平気ですが、動かないほどガチガチにするとカナブンも動かせないためほどほどにしてあげてください。

さん
カナブンを飼育ケースに入れた後、少し様子を見てあげるといいわね。
④餌を設置する
転倒防止材を敷くことができたら、次は餌を設置していきます。
昆虫ゼリーの場合はそのまま置くか、エサ皿・餌木などに設置するといいでしょう。
一方でモモなど生の果実を設置する場合、直接置くと腐葉土や転倒防止材がカビたり腐ったりする可能性があるため必ずエサ皿を用意しておいてください。
あとは定期的に確認し、餌が無くなったら交換してあげましょう。

(管理人)
カナブンは大食らいなので、餌が減っていないかは毎日確認してあげてくださいね。
⑤カナブンを入れて完成
ここまで出来たら、後はカナブンを投入して完成となります。
投入したらしばらく観察してみて、おかしな点や不便そうな点がないか確認してみてください。
例えばカナブンが乗るだけでゼリー皿がひっくり返ったり、転倒防止材が多すぎてカナブンが地面に潜れそうになかったりなどする場合は改善が必要です。
その後もたまに確認して、必要があれば改善していきましょう。

(管理人)
ひっくり返って起き上がれない場所があれば、枝を追加してあげるなどしてあげてくださいね。
カナブンを飼育する際の注意点

続いて、カナブンを飼育する際の注意点を以下3点解説していきます。
- 餌を毎日確認する
- 小さいケースで複数飼いしない
- 無理に引き剥がさない
それぞれ詳しく見ていきましょう。
餌を毎日確認する

カナブンを飼育する際の注意点として、餌を毎日確認する点が挙げられます。
カナブンは大食らいなので、いつの間にか昆虫ゼリーをペロリと完食していることがあるのです。
体が小さいからと言って確認を怠ると、気づいた時には何日も絶食させていたなんてことにもなりかねません。
カナブンは、めちゃくちゃ食べる昆虫として覚えておきましょう。

(管理人)
たまに体のどこにそんな入るんだと思うくらい昆虫ゼリー食べることもありますね。
小さいケースで複数飼いしない

カナブンを飼育する際の注意点として、小さいケースで複数飼いしない点が挙げられます。
理由としては、餌の取り合いになったりカナブンのストレスが溜まったりしてしまうためです。
またケースが糞や尿で汚れやすくなってしまい、コバエや臭いの原因になることもあります。
カナブンの寿命を減らしてしまう可能性が高いため、小ケースなら2~3匹程度・中ケースなら6~8匹程度に抑えるようにしましょう。

さん
ギュウギュウだと可哀相だものね。
無理に引き剥がさない

カナブンを飼育する時の注意点として、無理に引きはがさない点が挙げられます。
木や布などにくっついている時に無理に引きはがすと、フセツ(足の爪)や足自体がちぎれてしまう恐れがあるためです。
カナブンは無理に引きはがさなくても、顔の前に手を置いてお尻をつつけば進行方向へ移動してくれます。
フセツや足を失うと転倒防止材があっても、起き上がれずひっくり返ったまま弱って死んでしまう可能性が高くなるため気を付けてあげてください。

(管理人)
人間側も、足ごともげたらトラウマになりかねませんからね。
カナブンの寿命

カナブンの成虫の寿命は、おおよそ2~4カ月程度となります。
残念ながら多くはその年に死んでしまうため、長く飼育はできない種類です。
ただしカナブンは複数飼育すると良く卵を産むため、幼虫を入手しやすい昆虫でもあります。
カブトムシの幼虫同様昆虫マットで飼育が可能なため、卵や幼虫を見つけたらそのまま飼育してみてはいかがでしょうか。

さん
来年の夏にまた会えるなぁ~
まとめ
本記事では、カナブンの飼育方法について解説していきました。
見かける機会が多い昆虫で、金属光沢が綺麗なので観察していて楽しい種類です。
よく見かける上、カブトムシと同じような飼育セットで飼育ができるため初心者向けの昆虫であるともいえます。
この夏カナブンを見かけたら、いぶし銀の美しさを飼育しながら楽しんでみてはいかがでしょうか。

(管理人)
いじょう!kinokonでした!

さん
ブドウスズメさんでした。

さん
みずくらげさんでした~
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