真っ黒な体を持っており、夏の夜にブンブンと元気よく飛ぶ姿をよく見かけるクロコガネ。
地域によっては夜の灯火に複数匹集まっているため、見覚えがあるという人もいるでしょう。
そんなクロコガネですが、飼育は可能なのでしょうか?

クロコガネって何食べてるんだろう?
そこで本記事では、クロコガネを飼育することはできるのかを解説。
飼育に必要なものやエサについてなど詳しく紹介しています。
ぜひ参考にしてくださいね。
クロコガネは飼育できる?

結論からお話しすると、クロコガネは飼育が可能な昆虫です。
飼育の規制等も行われていないため、自由に捕まえて飼育ができます。
比較的個体数も多く、灯火に飛んできやすいため見つけるのも難しくはありません。
飼育難易度も容易ですので、これから捕まえる方も既に捕まえた方もこの記事を見て飼育してみてくださいね。

(管理人)
普通の住宅街にある僕のおうちですが、毎年夜に明かりに誘われて飛んできます。

クロコガネはどんな昆虫?
| 科目 | コガネムシ科コフキコガネ亜科 |
| 学名 | Holotrichia kiotonensis |
| 体長 | 約17㎜~22㎜程 |
| 見られる時期 | 5月~8月頃まで |
| 生息地 | 北海道・本州・四国・九州 |
| 良く見られる場所 | 夜の街頭周りなど |
クロコガネは体長約17㎜~22㎜程、学名Holotrichia kiotonensisのコガネムシの仲間です。
日本では北海道・本州・四国・九州に生息しており、普通種として普遍的にみられる昆虫とされています。
良く見られる場所は先ほどお話ししたとおり夜の街頭など明かりの近くで飛んでおり、よく近くのものにぶつかって落っこちていますね。
まだ捕まえていないという方は、街頭のある公園などに夜行ってみると落ちているかもしれませんよ。

(管理人)
僕のとこだとヒゲコガネと共によく落ちてますね。


クロコガネの飼育に必要なもの

では続いて、クロコガネの飼育に必要なものを以下4点ご紹介していきます。
- 飼育ケース
- 昆虫マット
- 昆虫ゼリー
- 転倒防止材
それぞれ詳しく見ていきましょう。
飼育ケース

クロコガネを飼育する上で、まず必須となるのは飼育ケースです。
飼育ケースは昆虫の脱走を防ぎ、また逆に天敵の侵入や過度な湿気からクロコガネを守ってくれます。
また呼吸穴の確保や餌の取替のしやすさ、観察のしやすさなど昆虫の飼育に特化したケースです。
飼育ケース以外でも飼育はできなくはないですが、その分手間がかかったりクロコガネが死んでしまったりするリスクもあるためおすすめはしません。

さん
昆虫を飼育するならやっぱり飼育ケースだよねー!!

昆虫マット

クロコガネの飼育に必須なものとして、昆虫マットが挙げられます。
昆虫マットはいわばクロコガネのお布団で、活動しない時間帯はマットの上や潜ってお休みするのです。
また昆虫マットは昆虫に必要な湿度の維持や糞尿の散乱防止、場合によっては産卵用の材としても使えます。
昆虫マットが無いと弱ったり寿命が縮んだりする可能性が高いため、必ず設置してあげてください。

(管理人)
昆虫マットが無いような乾燥したところで飼育すると、クロコガネも弱ってしまいます。
昆虫ゼリー

クロコガネの飼育に必要なものとして、昆虫ゼリーが挙げられます。
昆虫ゼリーはクロコガネのご飯になるため、飼育の上では必ず用意してください。
またクロコガネはクヌギやコナラなどの葉っぱを食べる昆虫でもあります。
手軽さでは昆虫ゼリーが良いですが、採集できるなら葉っぱもあげるといいでしょう。

どっちの方が好きなのか一緒にあげてみるといいかもね!

転倒防止材

クロコガネの飼育で必須なものとして、転倒防止材が挙げられます。
転倒防止材とは落ち葉や木の枝・樹皮などのことで、これがないとクロコガネがひっくり返った時に起き上がれない可能性があるのです。
起き上がれなかったクロコガネは、最悪弱って死んでしまいます。
カブトムシでも転倒防止材を入れなかったために、起き上がれずに死ぬことはよくあるため必ず入れておいてください。

(管理人)
これ、昆虫飼育の初心者が失敗しやすいポイントです。

クロコガネの飼育であれば便利なアイテム
続いて必須ではないものの、クロコガネの飼育で持っていれば便利なアイテムを以下4点解説していきます。
最低限の飼育セットだけ作りたい方はこちらを押して飛ばしてもらって大丈夫です。
- 餌木
- エサ皿
- コバエ防止シート
- 霧吹き
それでは詳しく見ていきましょう。
餌木
昆虫ゼリーでクロコガネを飼育する場合、便利なのが餌木です。
餌木には昆虫ゼリーを差し込める場所があるため、設置すればまるでクロコガネが樹液にやってきたような自然っぽい姿を見ることが可能です。
また餌木自体が転倒防止材の役目を果たすため、カブトムシやクワガタムシの飼育にはよく使われています。
注意点として昆虫ゼリーには深型と広型があるため、サイズの確認は必ずしておくようにしましょう。

さん
カブトムシがよくこれでごはんたべてるよね!
エサ皿
クロコガネをモモやブドウなどの生の果実で飼育する場合は、エサ皿が必要になります。
生の果実を直接腐葉土や木に置いてしまうと、臭いの原因になったり腐ってしまったりする恐れがあるためです。
エサ皿の選び方として大きすぎるとクロコガネがひっくり返った時に起き上がれない可能性があるため、果実を置けるほどほどの大きさのものを用意します。
素材はガラスやプラスチックなど、果汁を吸わず腐らないものを選ぶといいでしょう。

(管理人)
ただクロコガネが果実を食べるという情報があまりないので、与える時は少しあげて食べるか確認してみてくださいね。
コバエ防止シート
コバエ防止シートは、飼育ケース内にコバエが入らないようにフタに挟むシートです。
コバエは腐葉土や昆虫ゼリー・エサの果実などに湧くことがあり、場合によってはハエの幼虫である「線虫」が発生します。
それらを未然に防ぐことができるのがこのコバエ防止シートであり、多くの昆虫飼育者に愛用されているアイテムです。
環境によっては必須レベルと言えますので、とりあえず購入しておくのはおすすめです。

(管理人)
これを付けずにコバエが大量発生した飼育ケースをたまに見かけます・・・

霧吹き

霧吹きは、腐葉土の乾燥を防ぐために必要となるアイテムです。
腐葉土は時間が経つと水分が蒸発してしまい、クロコガネにとって住みにくい環境となってしまいます。
乾燥を防ぐためには、霧吹きで定期的に腐葉土を湿らせるのが有効です。
腐葉土を湿らせること自体は霧吹きが無くてもできますが、あると便利なので所持しておくといいでしょう。

これがないと直接水を入れて程よい水分量に調節しないといけないもんね。
クロコガネは何を食べる?

クロコガネは、野生ではクヌギやコナラ・サクラなどの葉っぱを食べることが知られています。
飼育する際は「昆虫ゼリー」を与えて飼育することが多いです。
ただし、本来は葉っぱを食べて生きている昆虫です。
したがって可能であれば、上記の新鮮な葉っぱを用意してあげるといいでしょう。

勝手に人の家の葉っぱを取らないようにね!
クロコガネの飼育セットの組み方
続いて、クロコガネの飼育セットの組み方について以下の手順で解説していきます。
- ①飼育ケースを用意する
- ②昆虫マットを敷く
- ③転倒防止材を設置する
- ④餌を設置する
- ⑤クロコガネを入れて完成
難しくはありませんので、よく見て真似してくださいね。
①飼育ケースを用意する
クロコガネの飼育セットの組み方として、まずはクロコガネに合った飼育ケースを用意しましょう。
クロコガネは小型のコガネムシなため、飼育ケースのサイズは小型で大丈夫です。
ただし複数飼いする場合は小型だと狭い可能性があるため、中型の飼育ケースを用意するといいでしょう。
状況に応じた大きさの飼育ケースを選んであげてくださいね。

(管理人)
2~3匹くらいなら小型ケースでいいと思いますよ。
②昆虫マットを敷く
飼育ケースが決まったら、次は昆虫マットをケース内に敷いていきます。
昆虫マット昆虫の休む場所になり、またケース内の湿度を保つ役割もあるため大切です。
クロコガネの場合、昆虫マットの深さは2cmほどで十分でしょう。
昆虫マットが乾燥している場合や、乾燥した場合は手で握って崩れない程度に霧吹きなどで加水してあげてくださいね。

(管理人)
クロコガネの場合マットが浅めなので、霧吹きでの加水でびちゃびちゃにならないよう注意してくださいね
③転倒防止材を設置する
昆虫マットを敷いた後は、転倒防止剤を設置していきます。
使うのは主に「落ち葉」や「木の枝」で、クロコガネがひっくり返っても大丈夫なように設置してあげましょう。
また使うのは採取したものでもいいのですが、他の虫やカビなどがついている可能性もあるため市販されているものが安全です。
ある程度ギュウギュウに敷き詰めても平気ですが、動かないほどガチガチにするとクロコガネも動かせないためほどほどにしてあげてくださいね。

さん
ひっくり返ったら大変だもんね!
④餌を設置する
転倒防止材を敷くことができたら、次は餌を設置していきます。
昆虫ゼリーの場合はそのまま置くか、エサ皿・餌木などに設置するといいでしょう。
一方でモモなど生の果実を設置する場合、直接置くと腐葉土や転倒防止材がカビたり腐ったりする可能性があるため必ずエサ皿を用意しておいてください。
あとは定期的に確認し、餌が無くなったら交換してあげましょう。

(管理人)
葉っぱを用意した場合は、そのままかぶせるように置いてあげればいいと思いますよ。

枝ごと拾ってきた時は大きめの飼育ケースに入れてあげるといいね!
⑤クロコガネを入れて完成
ここまで出来たら、後はクロコガネを投入して完成となります。
投入したらしばらく観察してみて、おかしな点や不便そうな点がないか確認してみてください。
例えばクロコガネが乗るだけでゼリー皿がひっくり返ったり、転倒防止材が多すぎてクロコガネが地面に潜れそうになかったりなどする場合は改善が必要です。
その後もたまに確認して、必要があれば改善していきましょう。

(管理人)
毎日よく観察してみてくださいね。
クロコガネを飼育する際の注意点
続いて、クロコガネを飼育する際の注意点を以下3点解説していきます。
- ケース内を高温にしない
- 夜に暴れることがある
- 攻撃性の高い昆虫と同じケースで飼わない
それぞれ詳しく見ていきましょう。
ケース内を高温にしない
クロコガネを飼育する際の注意点として、ケース内を高温にしない点が挙げられます。
クロコガネは夏の昆虫ではあるものの高温には弱く、最悪の場合暑さで死んでしまいます。
したがってクロコガネの飼育ケースは、直射日光の当たる場所や温度の高い場所には置かないようにしてください。
とくに最近の夏は暑すぎるため、様子を見ながらですが20℃を下回らない程度の冷房が効いた部屋にでも置いてあげるといいでしょう。

(管理人)
最近の暑さからして、むしろ冷房の効いた部屋がちょうどいいかもしれませんね。

夜に暴れることがある
クロコガネは、夜になるとケース内で暴れ回ることがあります。
具体的にはケース内をブンブン飛んでは壁に当たって落ちると言った感じです。
夜行性の昆虫ではよく見られる行動ですが、この時ケースを開けると飛び出して来る可能性があるため注意が必要となります。
飛び回るスピードは意外と早いため、可哀想だからと部屋に出してあげる時も隙間に入り込まないよう注意してあげましょう。

さん
お部屋で暴れたら大変だもんね・・・・!
攻撃性の高い昆虫と同じケースで飼わない
クロコガネを飼育する上での注意点として、攻撃性の高い昆虫と同じケースで飼わない点が挙げられます。
例えば狭いケースでカブトムシやクワガタムシと一緒に飼育した場合、喧嘩をして餌を食べられなかったりストレスで弱ったりする可能性があるためです。
特にクワガタムシの場合、挟まれると怪我をしてしまう恐れもあります。
一緒に飼育するなら、大きなケースで餌を複数置くか同じクロコガネなどの攻撃性の低い昆虫と飼育するようにしましょう。

(管理人)
なんならクワガタムシはカブトムシの頭にすらハサミを貫通させて死なせることがあるので、小さいクロコガネには脅威です。

狭いケースでは絶対に一緒にしちゃダメだね!!
クロコガネの寿命
クロコガネの成虫の寿命は、明確なデータはありませんがおよそ3ヶ月~半年ほどと予想されます。
したがって、ほとんどのクロコガネが年内に寿命を迎えてしまうのです。
ただしクロコガネの寿命を研究したデータなどは無いため、上手く育てれば長期間生きてくれる可能性はあります。
興味があれば栄養など管理してどれだけ生きるか試してみてはいかがでしょうか。

さん
大切に育ててあげないとね!
まとめ
本記事では、クロコガネの飼育方法について解説していきました。
クロコガネは丸っこい体や黒いボディをしていて、非常にかわいらしいコガネムシです。
また割とどこでも見られる普通種なため捕まえやすく、飼育も用意なため昆虫飼育の入門種と言っても過言ではないでしょう。
この夏はぜひクロコガネを飼育して、素敵な思い出を作ってみてくださいね!

(管理人)
いじょう!kinokonでした!

きのこさんでした!

さん
たけのこさんでしたー!
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