黒い体に、青色~青紫色の金属光沢が美しい見た目のヒメツチハンミョウ。
その美しさから、ちょっと捕まえて観察したいと思う人はいるでしょう僕です。
しかしこのヒメツチハンミョウ、実は「毒」を持っている危険な昆虫になります!

さん
うっかり触りそうな見た目やから危ないなぁ~!
子供が間違って触ってしまってもおかしくないので、大人が知識を付けて気を付けてあげるべき昆虫ですね。
そこで本記事では、ヒメツチハンミョウの毒性や人体への影響を詳しく紹介!
毒に触れた時の対処法についても解説していますので、ぜひ参考にして下さいね。
ヒメツチハンミョウの毒性

まずはヒメツチハンミョウの毒性について、以下2点を解説していきます。
- カンタリジンという毒をもつ
- 毒の強さと人体への影響
それぞれ詳しく見ていきましょう。
カンタリジンという毒をもつ

ヒメツチハンミョウの持っている毒は「カンタリジン」と言われる、テルペノイド系の化合物になります。
このカンタリジンですが、ヒメツチハンミョウ以外にもツチハンミョウ属やゲンセイ類に属する昆虫が持っている毒として知られています。
厄介な点としてこれらの昆虫は日本でちょっとだけ珍しい程度なので、出会う可能性が普通にあり知名度も低いため触ってしまいがちという点です。
したがって子供が誤って触ってしまわないかは、十分に注意する必要があります。

(管理人)
もちろん大人も十分に注意してください。
毒の強さと人体への影響

ヒメツチハンミョウが持つ「カンタリジン」という毒は、昆虫が持っている毒にしては比較的強い部類に入る毒です。
カンタリジンに触れてしまっただけで「痛み」「腫れ」が起き、水膨れや皮膚炎が引き起こされます。
経口摂取した場合はさらに毒性が強く「心機能異常」「血性下痢」「急性腎不全」が発生する可能性があり、最悪命を落とす危険も。
割とそこらへんにいるような昆虫ですが、人をも殺せる毒を持っているため間違っても口に入れないように注意してください。

さん
ここまで危険なのに、なんであまり知られてないのかしらね。

(管理人)
とりあえず、経口摂取しなければ重篤な症状にはならないからかな?
ツチハンミョウの毒は暗殺にも使われた

ヒメツチハンミョウを含むツチハンミョウの仲間の毒「カンタリジン」は、なんと過去に暗殺に使われたことがあります。
死亡例もあり、アメリカで誤って大量にカンタリジンを摂取した人が中毒となり亡くなっています。
とはいえどちらかというと殺害ではなく「媚薬」として使われており、古代ローマや古いフランス貴族などの間で誘惑薬として飲食物に混ぜられたというデータがあります。
暗殺に使われたとするデータは少ないですが、それ以上に媚薬として使われていたのは驚きですね。

(管理人)
今は各国で使用が禁止・規制されてますが、というか体内に数mg〜数十mg入れば命の危険なんだけどどうなってんだこれ。
ヒメツチハンミョウはどこに出る?

続いて、ヒメツチハンミョウがどこに出るのかを以下3点で解説していきます。
- 生息する地域
- 活動する時期
- 森林・雑木林に多く生息
それぞれ詳しく見ていきましょう。
生息する地域

ヒメツチハンミョウは日本で「本州・四国・九州」に生息している、割と普遍的にみられる昆虫です。
北海道には生息していませんが、ツチハンミョウの仲間でカンタリジンを持つ「マルクビツチハンミョウ」や「ムラサキツチハンミョウ」は生息しています。
つまりは日本でほぼ全域に見られる昆虫、ということになりますね。
もちろん地域的に生息していないところもありますが、どこの地域でも注意しておくに越したことはありませんね。
活動する時期

ツチハンミョウの仲間は、主に「3月~6月・10月~11月」頃に成虫が活動をしています。
特に発見報告が多いのが4月~5月頃となっており、被害もその時期に多いです。
また「越冬」をする個体もいるため、冬でも越冬場所となる落ち葉の下や土の中・石の下などで見られることも。
ツチハンミョウが見られる場所で屋外で作業をする際は、冬であっても念のために軍手をしておくといいでしょう。

さん
軍手は他の危険なものからも手を守れるからなぁ~
森林・雑木林に多く生息

ツチハンミョウの仲間は、主に森林や雑木林に多く生息しています。
実は小さい翅はあるものの飛ぶことができないため、地上を歩きまわって生活しています。
飛んでくることはありませんが、地面を歩いているため気づかないうちに足元にいることも。
特に下が草むらの場合は気づくのが難しいので、そういった場所に行くときは足元にも気を配ってみてくださいね。

(管理人)
地面に直接座るときは、一度下を見てツチハンミョウがいないか確認した方がいいでしょう。
ヒメツチハンミョウに触れたらどうなる?

実はヒメツチハンミョウに触れてしまっても、特に問題はありません。
問題なのはヒメツチハンミョウの「体液」であり、驚いたときや身を守るために脚の関節部分や胸部・腹部から分泌します。
したがって、ヒメツチハンミョウに触れるだけであれば無害です。
とはいってもちょっとの刺激で毒液を出すかもしれないので、少なくとも素手で触るのはやめた方がいいでしょう。
ヒメツチハンミョウの毒に触れた時の対処方法

ヒメツチハンミョウの毒に触れてしまった場合、まずはすぐに「石鹸と流水」で洗い流すことが大切です。
また注意点として、毒が触れた部分で目をこすらないように十分注意してください。
しばらく経っても腫れや水膨れが引かない時は、念のために病院へ行くことをおすすめします。
また何かしらの要因で体液が体内に入ってしまった場合は、最悪のケースもあるため早めに病院を受診するようにしましょう。

さん
なにかあってからじゃおそいからなぁ~・・・
ヒメツチハンミョウの毒による腫れに効くお薬
ヒメツチハンミョウの毒は強力ですが、基本的には患部をしっかり洗い流し時間が経てば自然と完治します。
ただし腫れやかゆみが酷い場合や早く完治させたい場合・不安な場合は「ステロイド外用薬」「抗ヒスタミン軟膏」を使用することが有効です。
具体的には、以下の3つのお薬がおすすめできます。
コートf AT軟膏:軽い炎症に
赤みや軽い腫れ、ヒリヒリ感が出ている時など軽い炎症がある時におすすめのお薬です。
比較的穏やかなステロイド成分が入っており、症状が軽い段階でも使えます。
かゆみや痛みを和らげる成分も含まれているため、症状が軽い時はこちらを使用するといいでしょう。
ベトネベートN軟膏AS:腫れや水ぶくれが強い場合
腫れが大きい場合や、水ぶくれができた時の中程度の症状におすすめできるお薬です。
炎症を抑える力がやや強めで、傷がある場合に雑菌が入るのを防ぐ抗菌成分も入っています。
新レスタミンコーワ軟膏:かゆみが強い場合
かゆみが強い時におすすめできるお薬です。
抗ヒスタミン成分が入っており、ムズムズした不快感を抑えやすい配合になっています。
また赤みよりもかゆさが中心の症状がある場合におすすめです。
ただしあくまで市販薬なため、おかしいと思ったら病院を受診するようにしてくださいね。

(管理人)
お薬買う時は、用法用量や効果に間違いないかを確認してくださいね。
ヒメツチハンミョウの毒性についてのまとめ
本記事では、ヒメツチハンミョウの毒性について解説してきました。
ヒメツチハンミョウは「カンタリジン」という毒を持っており、皮膚に触れれば皮膚炎や水ぶくれなどの炎症を起こす可能性があります。
また万一経口摂取してしまうと「急性腎不全」や「心機能異常」になる可能性がありました。
特に4月~5月によく見られるため、見かけても触らないようにしてくださいね。

(管理人)
いじょう!kinokonでした!

さん
ブドウスズメさんでした。

さん
みずくらげさんでした~
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