ウスバカミキリの生態・豆知識12選!珍しい理由や気性・寿命など徹底解説!

2019年9月6日昆虫,カミキリムシの仲間

Left Captionkinokon
どうも!kinokon(@ikimono_net)です!
Right Captionきのこさん
きのこさんです!
Left Captionたけのこさん
たけのこさんだよ!

この記事では「ウスバカミキリ」について解説させていただきたいと思います!

昆虫の中でも特に人気のあるカミキリムシ!ウスバカミキリはそんなカミキリムシの中でも特に大型です!

日本の昆虫好きの中でも特に人気がある一種ではないでしょうか?

Left Captionきのこさん
かっこいいもんね!

そうそう!がっちりとした体つきに強そうな顎!とてもかっこいい昆虫です!

というわけで!この記事では「ウスバカミキリ」について解説させていただきたいと思います!

是非最後まで見ていってくださいね!

ウスバカミキリってどんな昆虫?

木の穴から出てきたウスバカミキリ

コウチュウ目カミキリムシ科ウスバカミキリ属

学名:Megopis sinica

体長:3㎝~6㎝ほど

成虫が見られる時期:5月~9月ごろ

生息地:日本・中国・台湾など

よく見られる場所:倒木・弱った木周辺など

ウスバカミキリは学名【Megopis sinica】体長は「約3㎝~6㎝」ほどのカミキリムシです。

日本では一部の離島を除いた全国に分布しており、中国・台湾などでも見ることができます。

日本では特に身近なカミキリムシとして有名ですね。

Left Captionkinokon
ちょっとした森林公園なんかでも普通に見かけます。

名前の由来について

 

ウスバカミキリの名前の由来は「羽」のとある特徴にあります。

実はウスバカミキリの羽って薄くて、少し透けたように見えるんですよね。

そのことから「薄い羽根のカミキリムシ」ということで「ウスバ(薄羽)カミキリ」と命名されました!

Left Captionたけのこさん
見つけたら観察してみるといいかもね!

日本最大級のカミキリムシ

 

ウスバカミキリは「日本最大級のカミキリムシ」として有名な種類になります!

他に「ミヤマカミキリ」「シロスジカミキリ」が最大級と言われていて、日本では三大カミキリムシとなっています。

ただウスバカミキリは個体差が激しく、大きなもので6㎝ほどになりますが小さいと3㎝ほどしかないんですよね。

Left Captionきのこさん
大きい個体と小さい個体の差が激しいんだね。

めちゃくちゃ飛ぶ

 

ウスバカミキリはめちゃくちゃ飛ぶカミキリムシになります。

飛んでいるのは主に「夜」で、結構早く飛びます。

うまく着地できず、地面や壁に激突してるところよく見かけますね・・・

Left Captionkinokon
外骨格が頑丈なのかケロッとしてすぐ飛んでいきますが・・・痛そうです。
Right Captionたけのこさん
本当にめちゃくちゃ激しいよね飛びかた・・・



夜行性である

 

ウスバカミキリは「夜行性」の昆虫になります。

昼間は倒木・樹皮の下などに隠れており、夜になると出てきて活発に活動します。

なのでウスバカミキリを探す場合は夜に探すことをおすすめしますね。

Left Captionkinokon
昼は木の穴や樹皮裏探せばいるかもしれません。

灯火に集まる

 

ウスバカミキリは夜活動すると解説しましたが、よく「灯火」に飛んできているところを見かけます。

大きい昆虫なので目立つんですよね、コンビニの明かりなんかにも飛んできてたりしますよ。

ちなみに地面や壁に激突するのは主に夜灯火に集まってきている時なんですよね・・・・

Left Captionきのこさん
キーンってすごい音したと思ったらウスバカミキリが街頭にぶつかった音だったりするんだよね。
Right Captionkinokon
街頭に捕まろうとしてるのかもしれないけどキンキンキンキン凄い音なんだよなぁ・・・・

珍しいと言われている

 

ウスバカミキリは「珍しい」と言われることがありますが、街中でも木がいくつか生えているような場所があれば普通に見ることができる昆虫です。

ではなぜ珍しいと言われるかというと、おそらく「夜行性」なのと昼間は「隠れている」という生態が大きく関係していると考えられます。

夜に探せば案外あっさり見つかることが多いカミキリムシです。

Left Captionkinokon
夜の昆虫採集ってほんとに好きな人じゃないとやらないからね。



気性が荒い

 

ウスバカミキリは気性が荒く、胴体を掴むと指に噛みつこうと大あごを大きく開いて威嚇をしてきます。

また攻撃力も強く、挟まれると非常に痛い上下手すれば「出血」することも珍しくありません。

また虫かごなどにウスバカミキリ同士や他の昆虫を入れてしまうと噛みついて足を切断したり触角を嚙みちぎったりしてしまうので注意しましょう。

Left Captionたけのこさん
基本捕まえるときは1匹ずつケージに入れないといけないんだね。
Right Captionkinokon
そう、自分も挟まれないよう注意しないといけないある意味危険種です。

メスは産卵管で見分けられる

ウスバカミキリのメスは「産卵管」で簡単に見分けることができます!

上の画像を見てみるとお尻から「管」が出ているのがわかると思います。

これがメスの産卵管であり、これがあれば「メス」であると簡単に見分けることができるのです!

Left Captionたけのこさん
逆にオスのお尻には何もないから見分けられるね!

幼虫は食用にできる

 

ウスバカミキリの幼虫は世界各国で食用とされていた過去があります。

主にヨーロッパで食べられていたみたいですね。

日本でも例外ではなく「てっぽうむし」としてウスバカミキリや他のカミキリムシの幼虫が食用として食べられてきました。

Left Captionkinokon
クリーミーでタンパク質が豊富らしく今でも食べてる人がいますよ、結構美味いらしいです。
Right Captionきのこさん
ちょっと味気になるね。



寿命について

 

ウスバカミキリの成虫の寿命は羽化後「約3か月」ほどになります。

一方幼虫期間は「数年間」あるんだそうです!なので結構長生きな昆虫なんですよね。

しかし成虫になってから3年間しか生きられないのは残念です。

Left Captionkinokon
なんで成虫すぐ死んでしまうん?

成虫の餌について

 

ウスバカミキリの成虫の餌についてですが、おそらく「広葉樹・針葉樹の樹皮」や「果実」であると考えられています。

というのも成虫は寿命が3か月ほどしかなく、野外では何を食べているのか詳しくはわかっていないんだそうです。

ちなみに飼育下では「昆虫ゼリー」や「果物」を与えて飼育できるみたいですよ。

Left Captionkinokon
大あごだけには気を付けないといけませんが、基本的に昆虫ゼリーで飼育可能なので飼育しやすい昆虫です。

幼虫の餌について

 

ウスバカミキリの幼虫は主に「朽ち木」になります。

具体的には「広葉樹・針葉樹の弱った木・枯れ木」の木の中を食べ進んで成長していくのです。

カミキリムシの幼虫はこのように木を内側から食べる害虫として知られていますが、ウスバカミキリは木材としては使えないような状態の木を食べるので林業害虫とはされていないそうです。

Left Captionkinokon
逆に言えば限界の木にとどめ刺してるようなもんですけどね。
Right Captionきのこさん
でもウスバカミキリが食べることで他の植物の栄養になって命が回っていくんだよね!



ウスバカミキリについてのまとめ

 

いじょうが「ウスバカミキリ」についての解説となります!

ウスバカミキリについてわかっていただけましたでしょうか?

Left Captionきのこさん
日本で最大級のカミキリムシなんだね!
Right Captionたけのこさん
気を付けて触らないと噛まれちゃうね・・・

そうだね!ウスバカミキリは日本のカミキリムシの中で最大級の種類でした!

他に「ミヤマカミキリ」「シロスジカミキリ」が最大級のカミキリムシとしてであると紹介しましたね!

カミキリムシ好きにとってはたまらない種類です!

Left Captionkinokon
僕もみつけたらめちゃくちゃテンション上がるなぁ~!

ですが不用意に触ると噛まれてしまう可能性があることも解説しました。

普通に出血するので特に用もなければ触らないほうがいいでしょう。

必要があれば胴体部分をやさしく持ち速やかに移動させたい場所に移動するようにしてください。

Left Captionきのこさん
気を付けて触れ合えば問題ないね!

というわけで!この記事では「ウスバカミキリ」について解説してきました!

参考になっていたら幸いです!

ウスバカミキリを見かけたら是非観察してみてくださいね!

Left Captionkinokon
いじょう!kinokonでした!
Right Captionきのこさん
きのこさんでした!
Left Captionたけのこさん
たけのこさんでした!

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Posted by kinokon