「ヨツボシ」の名の通り、背中にオレンジ色の4つの点があるヨツボシケシキスイ。
カブトムシやクワガタムシを探している時に、よく樹液酒場にいるのを見かけます。
スルーしがちですが実は飼育が簡単で、ちょっとエサに癖があるものの子供でも飼育できますよ。

エサに癖?
そう、とはいっても大したことじゃないから後々紹介するね。
というわけで本記事では、ヨツボシケシキスイの飼育方法について解説。
飼育セットの組み方や飼育上の注意点など詳しく紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。

ヨツボシケシキスイは飼育できる?

ヨツボシケシキスイは現状、特に飼育にあたっての規制などはありません。
採集についても同様で、特に制限などはされていないため自由に採集・飼育が可能となります。
ただしだからといって、採集しすぎるとその場所のヨツボシケシキスイが激減する可能性があるのでやめましょう。
沢山見かける昆虫ではありますが、採集は飼育する分だけに留めてあげてくださいね。

(管理人)
ヨツボシケシキスイを採集するのは自分だけじゃないかもしれませんからね。
ヨツボシケシキスイはどんな昆虫?

| 科目 | コウチュウ目ケシキスイ科 |
| 学名 | Glischrochilus quadrisignatus |
| 体長 | 約7~14mm |
| 見られる時期 | 4~10月頃 |
| 生息地 | 北海道・本州・四国・九州 |
| 良く見られる場所 | 樹液が出ているクヌギやコナラなどの広葉樹・熟した果実など |
ヨツボシケシキスイはコウチュウ目ケシキスイ科、学名【Glischrochilus quadrisignatus】です。
体長は7~14mmと非常にちっこい昆虫で、4月~10月と長い間野外で見られます。
日本では全国的に見ることができ、樹液の出ている木で見つけることが圧倒的に多いです。
大体樹液にまみれてるので、見つけてもちょっと触るの躊躇しちゃいますね。

(管理人)
べっちゃべちゃですねん。


ヨツボシケシキスイの飼育に必要なもの

では続いて、ヨツボシケシキスイの飼育に必要なものを以下4点ご紹介していきます。
- 飼育ケース
- 昆虫マット
- ヨツボシケシキスイの餌
- 転倒防止材
それぞれ詳しく見ていきましょう。
飼育ケース

ヨツボシケシキスイを飼育する上で、まず必須となるのは飼育ケースです。
飼育ケースは昆虫の脱走を防ぎ、また逆に天敵の侵入や過度な湿気からヨツボシケシキスイを守ってくれます。
また呼吸穴の確保や餌の取替のしやすさ、観察のしやすさなど昆虫の飼育に特化したケースです。
飼育ケース以外でも飼育はできなくはないですが、その分手間がかかったりヨツボシケシキスイが死んでしまったりするリスクもあるためおすすめはしません。

さん
ヨツボシケシキスイは小さいから特に脱走には注意ね。

昆虫マット

ヨツボシケシキスイの飼育に必須なものとして、昆虫マットが挙げられます。
昆虫マットはいわばヨツボシケシキスイのお布団で、活動しない時間帯はマットの上や潜ってお休みするのです。
また昆虫マットは昆虫に必要な湿度の維持や糞尿の散乱防止、場合によっては産卵用の材としても使えます。
昆虫マットが無いと弱ったり寿命が縮んだりする可能性が高いため、必ず設置してあげてください。

フカフカの昆虫マットは触っても気持ちいいもんね!
ヨツボシケシキスイの餌

ヨツボシケシキスイの飼育に必要なものとして、ヨツボシケシキスイの餌が挙げられます。
昆虫ゼリーはヨツボシケシキスイのご飯になるため、飼育の上では必ず用意してください。
またヨツボシケシキスイは昆虫の死骸などの「動物質」のものも食べるため、煮干しや乾燥したエビなども一緒に与えます。
冒頭でお話しした「餌に癖のある」というのは、死骸を食べるからなんですよね。

(管理人)
というか陸に暮らしてて魚やエビなんて会う機会もないのに、ごはんとして認識できるの凄いですよね。


転倒防止材

ヨツボシケシキスイの餌の飼育で必須なものとして、転倒防止材が挙げられます。
転倒防止材とは落ち葉や木の枝・樹皮などのことで、これがないとヨツボシケシキスイの餌がひっくり返った時に起き上がれない可能性があるのです。
起き上がれなかったヨツボシケシキスイの餌は、最悪弱って死んでしまいます。
カブトムシでも転倒防止材を入れなかったために、起き上がれずに死ぬことはよくあるため必ず入れておいてください。

(管理人)
ヨツボシケシキスイは小さいので起き上がりやすいですが、念のためにも転倒防止材はしっかり入れてあげてくださいね。

ヨツボシケシキスイの餌の飼育であれば便利なアイテム
続いて必須ではないものの、ヨツボシケシキスイの餌の飼育で持っていれば便利なアイテムを以下4点解説していきます。
最低限の飼育セットだけ作りたい方はこちらを押して飛ばしてもらって大丈夫です。
- 餌木
- エサ皿
- コバエ防止シート
- 霧吹き
それでは詳しく見ていきましょう。
餌木

昆虫ゼリーでヨツボシケシキスイを飼育する場合、便利なのが餌木です。
餌木には昆虫ゼリーを差し込める場所があるため、設置すればまるでヨツボシケシキスイが樹液にやってきたような自然っぽい姿を見ることが可能です。
また餌木自体が転倒防止材の役目を果たすため、カブトムシやクワガタムシの飼育にはよく使われています。
注意点として昆虫ゼリーには深型と広型があるため、サイズの確認は必ずしておくようにしましょう。

ちょっと太めの枝にゼリーを入れる穴が開いたタイプが一番それっぽいかもね!
エサ皿
ヨツボシケシキスイをモモやブドウなどの生の果実で飼育する場合は、エサ皿が必要になります。
生の果実を直接昆虫マットや木に置いてしまうと、臭いの原因になったり果実や昆虫マットが腐ってしまったりする恐れがあるためです。
エサ皿の選び方として大きすぎるとヨツボシケシキスイがひっくり返った時に起き上がれない可能性があるため、果実を置けるほどほどの大きさのものを用意します。
素材はガラスやプラスチックなど、果汁を吸わず腐らないものを選ぶといいでしょう。

(管理人)
煮干しやエビなんかもエサ皿に置いておくと、昆虫マットに埋もれて大変な姿で発見されるリスクが減るのでおすすめです。
コバエ防止シート

コバエ防止シートは、飼育ケース内にコバエが入らないようにフタに挟むシートです。
コバエは昆虫マットや昆虫ゼリー・エサの果実などに湧くことがあり、場合によってはハエの幼虫である「線虫」が発生します。
一度発生すると昆虫マットや転倒防止材などすべて撤去し、改めて飼育セットを組まなければいけないのでかなり手間です。
それらを未然に防ぐことができるのがこのコバエ防止シートであり、多くの昆虫飼育者に愛用されているアイテムとなっています。
環境によっては必須レベルと言えますので、とりあえず購入しておくのはおすすめです。

(管理人)
ヨツボシケシキスイは動物質のものも食べるので、特にコバエ防止シートは使った方がいいと思いますよ。

霧吹き

霧吹きは、昆虫マットの乾燥を防ぐために必要となるアイテムです。
昆虫マットは時間が経つと水分が蒸発してしまい、ヨツボシケシキスイにとって住みにくい環境となってしまいます。
乾燥を防ぐためには、霧吹きで定期的に昆虫マットを湿らせるのが有効です。
昆虫マットを湿らせること自体は霧吹きが無くてもできますが、あると便利なので所持しておくといいでしょう。

(管理人)
軽くシュッシュとするだけで昆虫マットが潤うので便利です。
ヨツボシケシキスイは何を食べる?

ヨツボシケシキスイは野生下で、樹液や果実の汁・昆虫などの死骸を食べて生きています。
飼育する上では、昆虫ゼリーと煮干しや乾燥したエビなど動物性の食べ物も合わせて与えることが多いです。
またこれは研究結果がある訳ではないので憶測になりますが、死骸などからタンパク質を摂取させないと体調に悪影響が起き最悪早死にする可能性が考えられます。
人間がバランスよく食べないと体に異常が出るように、ヨツボシケシキスイもまた同様の可能性があるため植物性と動物性どちらの餌も与えるようにしましょう。

(管理人)
バランスは大切ですからね。
ヨツボシケシキスイの飼育セットの組み方
続いて、ヨツボシケシキスイの飼育セットの組み方について以下の手順で解説していきます。
- ①飼育ケースを用意する
- ②昆虫マットを敷く
- ③転倒防止材を設置する
- ④餌を設置する
- ⑤ヨツボシケシキスイを入れて完成
難しくはありませんので、よく見て真似してくださいね。
①飼育ケースを用意する

ヨツボシケシキスイの飼育セットの組み方として、まずはヨツボシケシキスイに合った飼育ケースを用意しましょう。
ヨツボシケシキスイは小さい昆虫なため、飼育ケースのサイズは小型で大丈夫です。
複数飼育する時でも、相当な数入れない限りは小型で充分飼育できると思います。
10匹~20匹くらいなら小ケースで充分だと思いますよ。

(管理人)
飼育してみて、わちゃわちゃするようならケースを分けたり中型ケースに変更したりなど臨機応変に対応してみて下さいね。
②昆虫マットを敷く

飼育ケースが決まったら、次は昆虫マットをケース内に敷いていきます。
昆虫マットは昆虫の休む場所になり、またケース内の湿度を保つ役割もあるため大切です。
ヨツボシケシキスイの場合、昆虫マットの深さは1~2cmほどで十分でしょう。
昆虫マットが乾燥している場合や、乾燥した場合は手で握って崩れない程度に霧吹きなどで加水してあげてくださいね。

ヨツボシケシキスイは小さいからちょっとの昆虫マットで大丈夫だよ!
③転倒防止材を設置する

昆虫マットを敷いた後は、転倒防止材を設置していきます。
使うのは主に「落ち葉」や「木の枝」で、ヨツボシケシキスイがひっくり返っても大丈夫なように設置してあげましょう。
また使うのは採取したものでもいいのですが、他の虫やカビなどがついている可能性もあるため市販されているものが安全です。
ある程度ギュウギュウに敷き詰めても平気ですが、動かないほどガチガチにすると動かせないためほどほどにしてあげてください。

さん
軽く敷いてあげるくらいでいいわよ。
④餌を設置する

転倒防止材を敷くことができたら、次は餌を設置していきます。
昆虫ゼリーの場合はそのまま置くか、エサ皿・餌木などに設置するといいでしょう。
一方でモモなど生の果実・煮干し・エビなどを設置する場合、直接置くと昆虫マットや転倒防止材がカビたり腐ったりする可能性があるため必ずエサ皿を用意しておいてください。
あとは定期的に確認し、餌が無くなったら交換してあげましょう。

(管理人)
煮干しやエビは特にしっかり確認して交換目安を整えてくださいね。
⑤ヨツボシケシキスイを入れて完成

ここまで出来たら、後はヨツボシケシキスイを投入して完成となります。
投入したらしばらく観察してみて、おかしな点や不便そうな点がないか確認してみてください。
例えばゼリー皿までヨツボシケシキスイがたどり着けなかったり、転倒防止材が多すぎてヨツボシケシキスイが地面に潜れそうになかったりなどする場合は改善が必要です。
その後もたまに確認して、必要があれば改善していきましょう。

(管理人)
しっかり観察すればおのずと改善点はわかってくると思いますので、しっかり見ていきましょう!
ヨツボシケシキスイが冬眠する時の管理方法
ヨツボシケシキスイは冬になると冬眠を行い、次の春~夏まで休眠を取る昆虫です。
したがってヨツボシケシキスイを飼育する際は、冬眠の準備をしてあげる必要があります。
とはいっても難しいことはなく、気温が10度前後になったタイミングで昆虫マットを多めに増やして暗所に置いてたまに霧吹きなどで加水してあげればいいだけです。
ヨツボシケシキスイは落ち葉や樹皮の裏で冬眠するため、こちらも入れてあげるといいでしょう。
また冬眠中は昆虫ゼリーを食べないのですが、温度によっては出てくることがあるため昆虫ゼリーは切らさずにおくことをおすすめします。
また最低限出てきた時のために、転倒防止材はそのまま入れてあげてください。

(管理人)
基本的には動かないので、確認は2週間に一度程度で大丈夫ですよ。
ヨツボシケシキスイを飼育する際の注意点

続いて、ヨツボシケシキスイを飼育する際の注意点を以下3点解説していきます。
- 脱走しないように気をつける
- 餌はこまめに交換する
- 高温になる場所で飼育しない
それぞれ詳しく見ていきましょう。
脱走しないように気をつける

ヨツボシケシキスイを飼育する際の注意点として、脱走しないように気をつける点が挙げられます。
ヨツボシケシキスイは約7~14mmと非常に小さいため、脱走しやすく脱走しても気づけない可能性があるのです。
例えば餌交換の際フタの裏にくっついているのに気付かずそのまま脱走したり、腐葉土の交換の際に小さくて気づかず混ざったまま捨ててしまったりする恐れがあります。
事前に全て予備の飼育ケースに入れてから餌を変えたり、フタの裏を確認したりと十分注意するようにしてください。

昆虫マットに混ざってたら気づけないもんね!
餌はこまめに交換する

ヨツボシケシキスイを飼育する際の注意点として、餌はこまめに交換する点が挙げられます。
昆虫ゼリーはもちろんなのですが、特に煮干しや乾燥したエビなど動物質の餌は腐りやすいため要注意です。
放置すると飼育環境が悪くなるほか、コバエがやってきて線虫が発生する可能性もあります。
何より腐った生き物の臭いがしますので、適度に取り替えて腐らせないようにしましょう。

(管理人)
乾燥してても、昆虫マットの水分やシンプルに湿気などで水含んじゃうので割とすぐ腐っちゃいます。
高温になる場所で飼育しない

ヨツボシケシキスイを飼育する際の注意点として、高温になる場所で飼育しない点が挙げられます。
ヨツボシケシキスイは夏にも活動する昆虫ですが、実は暑さには弱いです。
高温下で飼育してしまうと、衰弱したり最悪死んでしまうこともあります。
したがってヨツボシケシキスイは、涼しい場所で飼育してあげてください。

さん
昆虫も暑いのは苦手なのよね。
ヨツボシケシキスイの寿命

ヨツボシケシキスイはかなりマイナーな昆虫なので、実は寿命を記した確実な情報がありません。
したがって不確定な情報にはなりますが、ネット上では成虫でおよそ1年程度生きるのではないかと言われています。
冬眠をすることも知られているため、その期間を含めたらあながち間違ってないかもしれませんね。
ヨツボシケシキスイを飼育する時は、捕まえた日からどれくらい生きたか記録すると貴重なデータになるかもしれませんよ。

(管理人)
僕も機会があれば寿命最長記録に挑戦してみようかな。
まとめ
本記事では、ヨツボシケシキスイの飼育方法を解説していきました。
ヨツボシケシキスイは小さいながらに魅力があり、結構隠れファンが居る影の人気者です。
飼育も難しくなく、樹液酒場に結構いるため捕まえやすいのも嬉しいですね。
ヨツボシケシキスイを見つけたら、本記事を参考にしてぜひ飼育してみてはいかがでしょうか。

(管理人)
いじょう!kinokonでした!

きのこさんでした!

さん
ブドウスズメさんでした。
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