小さい体で、必死に花に潜り込んで花粉や花の蜜を食べる姿が愛おしいハナムグリ。
ほんとに小さくて人差し指の第一関節ほどしかないため、女性からの人気も高い種類です。
また飼育するのも比較的に容易であるため、昆虫飼育の初心者にもおすすめと言えます。

さん
そんなに簡単なん?
飼育方法さえわかれば、子供でも簡単に飼育することができるよ!
というわけで、本記事ではハナムグリ(アオ・コアオ・ナミハナムグリ)の飼育方法について詳しく解説。
飼育セットの組み方や飼育する上での注意点など紹介していきますので、ぜひ参考にしてくださいね。
ハナムグリは飼育できる?

ハナムグリは、現状特に飼育規制などはされていません。
採集も自由に行って大丈夫なため、安心して採集・飼育を行ってください。
ただし1部の森林公園などでは、生き物の採集自体を禁止しているところがあります。
同様に許可を得ていない私有地で勝手に採集することも、もちろんいけませんので注意しましょう。

さん
自分の私有地で昆虫採集してる人がいたら怖いからなぁ~・・・

ハナムグリはどんな昆虫?

| 科目 | コウチュウ目コガネムシ科 |
| 体長 | 約14~24mm |
| 見られる時期 | 4~9月頃 |
| 生息地 | 日本(北海道・本州・四国・九州) |
| 良く見られる場所 | 山地や雑木林・公園などの花の上など |
ハナムグリはコウチュウ目コガネムシ科、体長は約14mm~24ミリほどの昆虫です。
種類によりますが4月~9月頃によく見られ、日本では全国的に生息しています。
山地や雑木林でも見られるほか、公園でもよく見かける一般的な昆虫です。
お花が咲いていたら、覗いてみるとハナムグリが花粉を食べているかもしれませんよ。

さん
意外とよく見かけるのよね。

ハナムグリの飼育に必要なもの

では続いて、ハナムグリの飼育に必要なものを以下4点ご紹介していきます。
- 飼育ケース
- 昆虫マット
- 昆虫ゼリー
- 転倒防止材
それぞれ詳しく見ていきましょう。
飼育ケース

ハナムグリを飼育する上で、まず必須となるのは飼育ケースです。
飼育ケースは昆虫の脱走を防ぎ、また逆に天敵の侵入や過度な湿気からハナムグリを守ってくれます。
また呼吸穴の確保や餌の取替のしやすさ、観察のしやすさなど昆虫の飼育に特化したケースです。
飼育ケース以外でも飼育はできなくはないですが、その分手間がかかったりハナムグリが死んでしまったりするリスクもあるためおすすめはしません。

(管理人)
ハナムグリは小さな昆虫なため、下手な入れ物だと脱走される恐れもあるので注意してくださいね!

さん
飼育ケースが一番安全で安心やなぁ~

昆虫マット

ハナムグリの飼育に必須なものとして、昆虫マットが挙げられます。
昆虫マットはいわばハナムグリのお布団で、活動しない時間帯はマットの上や潜ってお休みするのです。
また昆虫マットは昆虫に必要な湿度の維持や糞尿の散乱防止、場合によっては産卵用の材としても使えます。
昆虫マットが無いと弱ったり寿命が縮んだりする可能性が高いため、必ず設置してあげてください。

さん
隠れる場所としても使ってくれることがあるわね。
昆虫ゼリー

ハナムグリの飼育に必要なものとして、昆虫ゼリーが挙げられます。
昆虫ゼリーはハナムグリのご飯になるため、飼育の上では必ず用意してください。
また大抵の甲虫はリンゴや桃などの果実も食べますが、これらは匂いや昆虫マットのカビなどの原因になるため昆虫ゼリーが手軽です。
本記事では、手間や飼育環境から考えて昆虫ゼリーをおすすめします。

(管理人)
ただし昆虫ゼリーの種類によってはカビが生えてしまうものもあるため、チェックは必ず行ってくださいね。


転倒防止材

ハナムグリの飼育で必須なものとして、転倒防止材が挙げられます。
転倒防止材とは落ち葉や木の枝・樹皮などのことで、これがないとハナムグリがひっくり返った時に起き上がれない可能性があるのです。
起き上がれなかったハナムグリは、最悪弱って死んでしまいます。
カブトムシでも転倒防止材を入れなかったために、起き上がれずに死ぬことはよくあるため必ず入れておいてください。

(管理人)
ハナムグリは小さいので、ひっくり返っても比較的起き上がりやすいですがそれでも十分注意してあげてください。

ハナムグリの飼育であれば便利なアイテム

続いて必須ではないものの、ハナムグリの飼育で持っていれば便利なアイテムを以下4点解説していきます。
最低限の飼育セットだけ作りたい方はこちらを押して飛ばしてもらって大丈夫です。
- 餌木
- エサ皿
- コバエ防止シート
- 霧吹き
それでは詳しく見ていきましょう。
餌木
昆虫ゼリーでハナムグリを飼育する場合、便利なのが餌木です。
餌木には昆虫ゼリーを差し込める場所があるため、設置すればまるでハナムグリが樹液にやってきたような自然っぽい姿を見ることが可能です。
また餌木自体が転倒防止材の役目を果たすため、カブトムシやクワガタムシの飼育にはよく使われています。
注意点として昆虫ゼリーには深型と広型があるため、サイズの確認は必ずしておくようにしましょう。

(管理人)
ハナムグリはどちらの型でも問題なく食べられますよ。
エサ皿
ハナムグリをモモやブドウなどの生の果実で飼育する場合は、エサ皿が必要になります。
生の果実を直接昆虫マットや木に置いてしまうと、臭いの原因になったり果実や昆虫マットが腐ってしまったりする恐れがあるためです。
エサ皿の選び方として大きすぎるとハナムグリがひっくり返った時に起き上がれない可能性があるため、果実を置けるほどほどの大きさのものを用意します。
素材はガラスやプラスチックなど、果汁を吸わず腐らないものを選ぶといいでしょう。

さん
腐らせてしまうと昆虫マットを取り換えることになるからなぁ~・・・
コバエ防止シート
コバエ防止シートは、飼育ケース内にコバエが入らないようにフタに挟むシートです。
コバエは昆虫マットや昆虫ゼリー・エサの果実などに湧くことがあり、場合によってはハエの幼虫である「線虫」が発生します。
一度発生すると昆虫マットや転倒防止材などすべて撤去し、改めて飼育セットを組まなければいけないのでかなり手間です。
それらを未然に防ぐことができるのがこのコバエ防止シートであり、多くの昆虫飼育者に愛用されているアイテムとなっています。
環境によっては必須レベルと言えますので、とりあえず購入しておくのはおすすめです。

(管理人)
個人的には必須の一つと言いたいんですが、なくても飼育自体はできるのでこちらで紹介しています。

霧吹き

霧吹きは、昆虫マットの乾燥を防ぐために必要となるアイテムです。
昆虫マットは時間が経つと水分が蒸発してしまい、ハナムグリにとって住みにくい環境となってしまいます。
乾燥を防ぐためには、霧吹きで定期的に昆虫マットを湿らせるのが有効です。
昆虫マットを湿らせること自体は霧吹きが無くてもできますが、あると便利なので所持しておくといいでしょう。

さん
でも霧吹きがないと、いちいち転倒防止材や餌木なんかを全部取り除いてから加水にすることになるわよ。

(管理人)
だいぶ手間にはなるんだよね。
ハナムグリは何を食べる?

ハナムグリは名前の通り、花に潜って花粉や花の蜜を食べる昆虫です。
また樹液や果実にも集まる昆虫になります。
飼育下では「昆虫ゼリー」を与えて飼育することが多いです。
花に潜ってるハナムグリってめちゃくちゃ愛らしいですよ。

(管理人)
ちっこい体で頑張ってるのを見ると癒されます。
ハナムグリの飼育セットの組み方

続いて、ハナムグリの飼育セットの組み方について以下の手順で解説していきます。
- ①飼育ケースを用意する
- ②昆虫マットを敷く
- ③転倒防止材を設置する
- ④餌を設置する
- ⑤ハナムグリを入れて完成
難しくはありませんので、よく見て真似してくださいね。
①飼育ケースを用意する
ハナムグリの飼育セットの組み方として、まずはハナムグリに合った飼育ケースを用意しましょう。
ハナムグリは小型の昆虫なため、飼育ケースのサイズは小型で大丈夫です。
ただし複数飼いする場合は小型だと狭い可能性があるため、中型の飼育ケースを用意するといいでしょう。
状況に応じた大きさの飼育ケースを選んであげてくださいね。

(管理人)
ハナムグリは小ケースなら3~4匹程度、中ケースなら5~8匹程度がおすすめです。
②昆虫マットを敷く
飼育ケースが決まったら、次は昆虫マットをケース内に敷いていきます。
昆虫マットは昆虫の休む場所になり、またケース内の湿度を保つ役割もあるため大切です。
コガネムシは小ケースなら2~3匹程度、中ケースなら6~8匹程度がおすすめです。の場合、昆虫マットの深さは2cmほどで十分でしょう。
昆虫マットが乾燥している場合や、乾燥した場合は手で握って崩れない程度に霧吹きなどで加水してあげてくださいね。

さん
ハナムグリが潜れる深さで大丈夫やで~
③転倒防止材を設置する
昆虫マットを敷いた後は、転倒防止材を設置していきます。
使うのは主に「落ち葉」や「木の枝」で、ハナムグリがひっくり返っても大丈夫なように設置してあげましょう。
また使うのは採取したものでもいいのですが、他の虫やカビなどがついている可能性もあるため市販されているものが安全です。
ある程度ギュウギュウに敷き詰めても平気ですが、動かないほどガチガチにするとハナムグリも動かせないためほどほどにしてあげてください。

さん
ハナムグリがひっくり返っても大丈夫な状態なら、ある程度スカスカでも大丈夫よ。
④餌を設置する
転倒防止材を敷くことができたら、次は餌を設置していきます。
昆虫ゼリーの場合はそのまま置くか、エサ皿・餌木などに設置するといいでしょう。
一方でモモなど生の果実を設置する場合、直接置くと昆虫マットや転倒防止材がカビたり腐ったりする可能性があるため必ずエサ皿を用意しておいてください。
あとは定期的に確認し、餌が無くなったら交換してあげましょう。

(管理人)
ハナムグリの餌の消費スピードは遅めではありますが、異常がないかはこまめに確認してあげてくださいね。
⑤ハナムグリを入れて完成
ここまで出来たら、後はハナムグリを投入して完成となります。
投入したらしばらく観察してみて、おかしな点や不便そうな点がないか確認してみてください。
例えばハナムグリが乗るだけでゼリー皿がひっくり返ったり、転倒防止材が多すぎてハナムグリが地面に潜れそうになかったりなどする場合は改善が必要です。
その後もたまに確認して、必要があれば改善していきましょう。

(管理人)
しっかり観察してくださいね。
ハナムグリを飼育する際の注意点

続いて、ハナムグリを飼育する際の注意点を以下3点解説していきます。
- 高温になりすぎないようにする
- 複数飼育は過密にならないようにする
- 必要以上に触らない
それぞれ詳しく見ていきましょう。
高温になりすぎないようにする

ハナムグリを飼育する際の注意点として、高温になりすぎないようにする点が挙げられます。
ハナムグリには夏にも活動する昆虫ですが、意外にも暑さに弱く場合によっては暑さで死んでしまいます。
特に直射日光が当たる場所や、高温になる場所には飼育ケースを置かないでください。
温度は20~25℃程度にしてあげるのがおすすめですよ。

(管理人)
最近の夏は暑いので、冷房がかかった部屋で飼育してあげるといいでしょう。
複数飼育は過密にならないようにする

ハナムグリを飼育する際の注意点として、複数飼育は過密にならないようにする点が挙げられます。
ハナムグリは小さいため、一つのケースに何匹も入れてしまいがちですがある程度分けて飼育することが大切です。
1つのケースにたくさん入れてしまうと、しっかり休めなかったり飼育ケース内が糞や尿で汚れて環境が悪くなったりとストレスになってしまいます。
ハナムグリを複数飼育する場合は、小ケースで1~4匹・中ケースで4~8匹ほどを目安にして多めに餌を与えておきましょう。

(管理人)
隠れる場所もしっかりと用意してあげてくださいね。
必要以上に触らない

ハナムグリを飼育する際の注意点として、必要以上に触らない点が挙げられます。
ハナムグリに触りすぎてしまうと過度にストレスがかかってしまい、弱ったり最悪早く死んでしまったりするのです。
したがってずっと触り続けず、一度触ったらしっかり休ませてあげることが大切になります。
具体的に何分という決まりはありませんが、10分触ったらしばらく休憩させてあげてください。

(管理人)
ついつい触りたくなる気持ちはよくわかります。
ハナムグリの寿命

ハナムグリの成虫の寿命は、およそ「2~4ヶ月」程度となります。
残念ながらあまり長生きはしない昆虫で、年内にはほとんどが死んでしまうのです。
また採集した個体の場合、いつ羽化したかわからないため寿命はより少ない可能性もあります。
飼育する場合は、しっかり思い出を残していくといいですね。

(管理人)
たくさん写真とか残していきましょう。
まとめ
本記事では、ハナムグリの飼育方法について解説していきました。
ハナムグリの飼育は難しくなく、またハナムグリ自体も見つけやすい種類なため初心者向けの昆虫と言えます。
ただし、暑い場所に弱い点や触りすぎると弱ってしまう点には注意が必要です。
ハナムグリを見つけたら、ぜひ本記事を参考にして飼育をしてみてくださいね。

(管理人)
いじょう!kinokonでした!

さん
ブドウスズメさんでした。

さん
みずくらげさんでした~
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