がっちりとした体に、内側に向かって伸びた大顎が特徴的なダイオウヒラタクワガタ。
外国産クワガタムシの中でも比較的入手が容易ながら、その存在感の高さとシンプルなかっこよさから人気が高いヒラタクワガタです。
その人気からもよく飼育される種類で、毎年夏になると多くの飼育報告がSNSで見られます。

でもダイオウヒラタクワガタって飼育するの難しくないイのダ?
挟まれないように注意する必要はあるけど、比較的丈夫で簡単に飼育できるクワガタムシだよ。
そこで本記事では、ダイオウヒラタクワガタの飼育方法について解説!
飼育セットの組み方や飼育上の注意点など詳しく紹介していきますので、是非参考にしてくださいね。
ダイオウヒラタクワガタは飼育できる?

ダイオウヒラタクワガタは外国のクワガタムシですが、特に飼育において規制などはありません。
したがって、届出無しで自由に購入・飼育することができます。
ただし日本にはいないクワガタムシのため、絶対に逃がしてはいけません。
逃がしてしまうことで数え切れない数「害」を起こす危険があるため、何があってもダイオウヒラタクワガタは決して逃がさないでください。

(管理人)
今問題になっている外来種は、過去誰かが「大丈夫だろう」と逃がした結果なんですよ・・・・
ダイオウヒラタクワガタはどんな昆虫?

| 科目 | コウチュウ目クワガタムシ科 |
| 学名 | Dorcus bucephalus |
| 体長 | ♂:約40~90mm ♀:約35~50mm |
| 見られる時期 | 年を通じて見られる |
| 生息地 | インド・ネパール・ブータン・バングラデシュなど |
| 良く見られる場所 | 広葉樹林・熱帯・亜熱帯林など |
ダイオウヒラタクワガタはコウチュウ目クワガタムシ科、学名【Dorcus bucephalus】です。
♂は最大で約9cmにもなる大型のヒラタクワガタで、このレベルの大きさだととんでもない迫力があります。
日本には生息しておらず、主にインドやネパール・パキスタンなどが生息場所です。
広葉樹林や熱帯・亜熱帯など暖かいところに生息していることから、生息地では1年中見ることができるらしいですよ。

(管理人)
クワガタムシ好きにはうらやましすぎる環境ですね!
ダイオウヒラタクワガタの飼育に必要なもの

では続いて、ダイオウヒラタクワガタの飼育に必要なものを以下4点ご紹介していきます。
- 飼育ケース
- 昆虫マット
- 昆虫ゼリー
- 転倒防止材
それぞれ詳しく見ていきましょう。
飼育ケース

ダイオウヒラタクワガタを飼育する上で、まず必須となるのは飼育ケースです。
飼育ケースは昆虫の脱走を防ぎ、また逆に天敵の侵入や過度な湿気からダイオウヒラタクワガタを守ってくれます。
また呼吸穴の確保や餌の取替のしやすさ、観察のしやすさなど昆虫の飼育に特化したケースです。
飼育ケース以外でも飼育はできなくはないですが、その分手間がかかったりダイオウヒラタクワガタが死んでしまったりするリスクもあるためおすすめはしません。

(管理人)
ダイオウヒラタクワガタクラスになると、下手な入れ物は破壊して脱走しちゃうので飼育ケースで飼育しましょうね。

昆虫マット

ダイオウヒラタクワガタの飼育に必須なものとして、昆虫マットが挙げられます。
昆虫マットはいわばダイオウヒラタクワガタのお布団で、活動しない時間帯はマットの上や潜ってお休みするのです。
また昆虫マットは昆虫に必要な湿度の維持や糞尿の散乱防止、場合によっては産卵用の材としても使えます。
昆虫マットが無いと弱ったり寿命が縮んだりする可能性が高いため、必ず設置してあげてください。

フカフカの昆虫マットは気持ちいいもんね!
昆虫ゼリー

ダイオウヒラタクワガタの飼育に必要なものとして、昆虫ゼリーが挙げられます。
昆虫ゼリーはダイオウヒラタクワガタのご飯になるため、飼育の上では必ず用意してください。
またダイオウヒラタクワガタはリンゴや桃などの果実も食べますが、これらは匂いや昆虫マットのカビなどの原因になるため昆虫ゼリーが手軽です。
本記事では、手間や飼育環境から考えて昆虫ゼリーをおすすめします。

(管理人)
フタを開けておくだけでいいですからね。


転倒防止材

ダイオウヒラタクワガタの飼育で必須なものとして、転倒防止材が挙げられます。
転倒防止材とは落ち葉や木の枝・樹皮などのことで、これがないとダイオウヒラタクワガタがひっくり返った時に起き上がれない可能性があるのです。
起き上がれなかったダイオウヒラタクワガタは、最悪弱って死んでしまいます。
カブトムシでも転倒防止材を入れなかったために、起き上がれずに死ぬことはよくあるため必ず入れておいてください。

ひっくり返って死んでたら悲しイのダ・・・・

ダイオウヒラタクワガタの飼育であれば便利なアイテム

続いて必須ではないものの、ダイオウヒラタクワガタの飼育で持っていれば便利なアイテムを以下4点解説していきます。
最低限の飼育セットだけ作りたい方はこちらを押して飛ばしてもらって大丈夫です。
- 餌木
- エサ皿
- コバエ防止シート
- 霧吹き
それでは詳しく見ていきましょう。
餌木

昆虫ゼリーでダイオウヒラタクワガタを飼育する場合、便利なのが餌木です。
餌木には昆虫ゼリーを差し込める場所があるため、設置すればまるでダイオウヒラタクワガタが樹液にやってきたような自然っぽい姿を見ることが可能です。
また餌木自体が転倒防止材の役目を果たすため、カブトムシやクワガタムシの飼育にはよく使われています。
注意点として昆虫ゼリーには深型と広型があるため、サイズの確認は必ずしておくようにしましょう。

(管理人)
ダイオウヒラタクワガタのオスの場合、深型だと大あごが邪魔で食べられない可能性があるため浅型がおすすめですよ。
エサ皿
ダイオウヒラタクワガタをモモやブドウなどの生の果実で飼育する場合は、エサ皿が必要になります。
生の果実を直接昆虫マットや木に置いてしまうと、臭いの原因になったり果実や昆虫マットが腐ってしまったりする恐れがあるためです。
エサ皿の選び方として大きすぎるとダイオウヒラタクワガタがひっくり返った時に起き上がれない可能性があるため、果実を置けるほどほどの大きさのものを用意します。
素材はガラスやプラスチックなど、果汁を吸わず腐らないものを選ぶといいでしょう。

昆虫ゼリーの空き容器を洗ってエサ皿にするのもいいと思うよ!
コバエ防止シート

コバエ防止シートは、飼育ケース内にコバエが入らないようにフタに挟むシートです。
コバエは昆虫マットや昆虫ゼリー・エサの果実などに湧くことがあり、場合によってはハエの幼虫である「線虫」が発生します。
一度発生すると昆虫マットや転倒防止材などすべて撤去し、改めて飼育セットを組まなければいけないのでかなり手間です。
それらを未然に防ぐことができるのがこのコバエ防止シートであり、多くの昆虫飼育者に愛用されているアイテムとなっています。
環境によっては必須レベルと言えますので、とりあえず購入しておくのはおすすめです。

(管理人)
ただしこれを使うと加湿されすぎることがあるため、カビが生えたりしたら外でしっかり換気をしましょう。

霧吹き

霧吹きは、昆虫マットの乾燥を防ぐために必要となるアイテムです。
昆虫マットは時間が経つと水分が蒸発してしまい、ダイオウヒラタクワガタにとって住みにくい環境となってしまいます。
乾燥を防ぐためには、霧吹きで定期的に昆虫マットを湿らせるのが有効です。
昆虫マットを湿らせること自体は霧吹きが無くてもできますが、あると便利なので所持しておくといいでしょう。

(管理人)
特にダイオウヒラタクワガタは結構ガンガンに挟みにくるため、霧吹きがあれば安全です。
ダイオウヒラタクワガタは何を食べる?

ダイオウヒラタクワガタは、野生では樹液や果実の汁を食べて生きています。
飼育下では「昆虫ゼリー」を与えて飼育することが多いです。
昆虫ゼリーはカブトムシやクワガタムシに必要な栄養をたっぷり含んでいるため、むしろ昆虫ゼリーを与えるべきともいえます。
与える餌に困ったら、昆虫ゼリーを与えておけば全く問題はないでしょう。

(管理人)
困ったら昆虫ゼリーを与えておけばオールOKです!
ダイオウヒラタクワガタの飼育セットの組み方

続いて、ダイオウヒラタクワガタの飼育セットの組み方について以下の手順で解説していきます。
- ①飼育ケースを用意する
- ②昆虫マットを敷く
- ③転倒防止材を設置する
- ④餌を設置する
- ⑤ダイオウヒラタクワガタを入れて完成
難しくはありませんので、よく見て真似してくださいね。
①飼育ケースを用意する

ダイオウヒラタクワガタの飼育セットの組み方として、まずはダイオウヒラタクワガタに合った飼育ケースを用意しましょう。
ダイオウヒラタクワガタは大型のクワガタムシなため、飼育ケースのサイズはメスは小型・オスは中型以上のケースを用意しましょう。
もちろん大型の飼育ケースでも問題ありませんが、管理が大変になる上隠れているダイオウヒラタクワガタを探している時に不意に挟まれやすくなるので注意が必要です。
好きなように飼育ケースを選んでいきましょう。

(管理人)
ジオラマのようなセットを組むのもいいですね。
②昆虫マットを敷く

飼育ケースが決まったら、次は昆虫マットをケース内に敷いていきます。
昆虫マットは昆虫の休む場所になり、またケース内の湿度を保つ役割もあるため大切です。
ダイオウヒラタクワガタの場合、昆虫マットの深さは2~3cmほどで十分でしょう。
昆虫マットが乾燥している場合や、乾燥した場合は手で握って崩れない程度に霧吹きなどで加水してあげてくださいね。

乾燥しているかは必ず確認してね。
③転倒防止材を設置する

昆虫マットを敷いた後は、転倒防止材を設置していきます。
使うのは主に「落ち葉」や「木の枝」で、ダイオウヒラタクワガタがひっくり返っても大丈夫なように設置してあげましょう。
また使うのは採取したものでもいいのですが、他の虫やカビなどがついている可能性もあるため市販されているものが安全です。
ある程度ギュウギュウに敷き詰めても平気ですが、動かないほどガチガチにするとダイオウヒラタクワガタも動かせないためほどほどにしてあげてください。

(管理人)
大体のものは無理やりどけて潜りますが、無理そうならこっそりとどかしてあげてくださいね。
④餌を設置する

転倒防止材を敷くことができたら、次は餌を設置していきます。
昆虫ゼリーの場合はそのまま置くか、エサ皿・餌木などに設置するといいでしょう。
一方でモモなど生の果実を設置する場合、直接置くと昆虫マットや転倒防止材がカビたり腐ったりする可能性があるため必ずエサ皿を用意しておいてください。
あとは定期的に確認し、餌が無くなったら交換してあげましょう。

餌が切れないようにしっかり見てあげルのダ!
⑤ダイオウヒラタクワガタを入れて完成

ここまで出来たら、後はダイオウヒラタクワガタを投入して完成となります。
投入したらしばらく観察してみて、おかしな点や不便そうな点がないか確認してみてください。
例えばダイオウヒラタクワガタが乗るだけでゼリー皿がひっくり返ったり、転倒防止材が多すぎてダイオウヒラタクワガタが地面に潜れそうになかったりなどする場合は改善が必要です。
その後もたまに確認して、必要があれば改善していきましょう。

(管理人)
しっかりと観察すれば、おのずとやるべきことは見えてくると思いますのでしっかり観察してくださいね。
ダイオウヒラタクワガタを飼育する際の注意点

続いて、ダイオウヒラタクワガタを飼育する際の注意点を以下4点解説していきます。
- 寒い場所を避ける
- オス同士は一緒に飼育しない
- 挟まれないよう注意する
- メス殺しに気を付ける
それぞれ詳しく見ていきましょう。
寒い場所を避ける
ダイオウヒラタクワガタを飼育する際の注意点として、寒い場所を避ける点が挙げられます。
ダイオウヒラタクワガタは2~3年ほど生きることができるクワガタムシですが、日本のヒラタクワガタのように冬眠はしません。
したがって寒い環境に置いてしまうと、衰弱したり最悪死んでしまったりするのです。
ダイオウヒラタクワガタは冬場15℃以下になるところでは飼育せず、できれば20~25℃の暖房が聞いたところで飼育してあげてください。

(管理人)
20℃以下になるとしても、できるだけ暖かい空間を作る用にしてくださいね。
挟まれないよう注意する
ダイオウヒラタクワガタを飼育する際の注意点として、挟まれないよう注意する点が挙げられます。
ダイオウヒラタクワガタのオスの大顎は、先端が内側に向いていて挟まれるととんでもなく痛いです。
個体によっては中々離さないこともあり、酷い時には出血します。
なので餌替えなどの時には、挟まれないように細心の注意を払ってくださいね。
オス同士は一緒に飼育しない

ダイオウヒラタクワガタを飼育する際の注意点として、オス同士は一緒に飼育しない点が挙げられます。
ダイオウヒラタクワガタはオス同士を同じ飼育ケースにすると、喧嘩をする恐れがあるのです。
そして喧嘩を繰り返すと、ストレスがたまり衰弱したり怪我をして死んでしまったりする恐れがあります。
ダイオウヒラタクワガタのオスは、1ケースに1匹ずつ飼うようにしましょう。

(管理人)
もちろん、別の昆虫と一緒に飼育するのも危険なのでやめてくださいね!
メス殺しに気を付ける

ダイオウヒラタクワガタのオスは「メス殺し」をしてしまう可能性があります。
その名の通り、オスがメスを挟んで殺してしまうことがあるのです。
したがってメスも基本的にオスとは同じ飼育ケースで飼育せず、交尾をさせたい時だけ大あごを軽く縛ってメスを挟まないようにしてあげてください。
また交尾後は、速やかにオスメス別々に分けて飼育するようにしましょう。

これは僕たちがしっかり対策しなきゃいけない問題だね。
ダイオウヒラタクワガタの寿命

ダイオウヒラタクワガタの寿命は、およそ2~3年ほどとなります。
かなり長生きする昆虫で、上手に育てれば3年以上生きてくれることもあるでしょう。
注意点として、野外採集個体の場合はそれまで何年生きたかが分からないため、可能性としては購入した年に死んでしまうこともありえます。
ダイオウヒラタクワガタを購入する際は、ブリード品かワイルド個体(野外個体)かを見ておくといいでしょう。

でもやっぱり「この子がいいな」って直観にしたがうのも大切ナのダ!
まとめ
本記事では、ダイオウヒラタクワガタの飼育方法について解説していきました。
ダイオウヒラタクワガタは容易に飼育が可能です。
また2~3年も長生きしてくれるため、長く一緒にいることができます。
挟まれないように注意は必要ですが、とってもかっこいいのでぜひ飼育してみてくださいね!

(管理人)
いじょう!kinokonでした!

きのこさんでした!

インプさんデしタ!
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