ホテイアオイの生態を解説!開花時期や毒性・外来種であることについてなど詳しく紹介!
みなさんは「ホテイアオイ」という水草をご存知でしょうか?暖かい季節の日照の多い場所で水につけるだけで簡単に綺麗なお花を咲かせてくれる人気の高い鑑賞用植物です!世界中で親しまれている一方で外来種として深刻な被害が起きており、世界の侵略的外来種ワースト100にも選ばれてしまっているちょっと困った植物でもあります。そんなホテイアオイについてこの記事では詳しくまとめていますので是非一度ご覧くださいね!
今回は「ホテイアオイ」という植物について解説していきたいと思います!
めちゃくちゃ綺麗なお花を咲かせる植物です!バカ綺麗じゃね上の画像!
しかも手軽に育てることが出来るという「園芸初心者オススメ」の植物です!
と、思うじゃないですか!実はこのホテイアオイには「とんでもない秘密」があるのです!
というわけでこの記事では「ホテイアオイ」について解説していきます!
是非最後まで見ていってくださいね!
ホテイアオイってどんな植物?
ミズアオイ科ホテイアオイ属
学名:Eichhornia crassipes
草丈:15センチ~30センチほど
開花時期:8月~10月ごろ
生息地:日本(北海道以外)・台湾・韓国・南アメリカ・北アメリカ・東南アジア・ヨーロッパ・オセアニア・ハワイ
よく見られる場所:湖沼・川など
ホテイアオイは学名【Eichhornia crassipes】草丈は15センチ~30センチほどになる水草です!
日本では北海道以外で見られ、世界的にもかなり広い範囲に生息している植物です!まあそれでとんでもないことになってるのですが・・・。
ホテイアオイは水草なので湖や沼、流れのゆっくりな川などでみることができますよ。
世界の侵略的外来種ワースト100の一種
ホテイアオイは日本や世界でよく見られる水草なのですが、実はめちゃくちゃ厄介な「外来種」として名を馳せている一面があります。
ホテイアオイは南アメリカ原産の植物で「世界の侵略的ワースト100」という外来種のワースト100種に選ばれている大変大変な種類なのです!
もちろん日本も例外ではなく、ホテイアオイが繁殖しすぎたせいで様々な被害が起きている地域もあります。
まず一番の問題として繁殖力が高いためめちゃくちゃ増えて「池や湖などの水の流れを止めてしまったり」「船などの移動を妨げたり」「漁業に影響が出たり」「他の植物の成長を阻害したり(アレロパシーもあり)」などなどほんとに様々な被害が起きています。
さらにホテイアオイは冬のような寒いと枯れるのですが、枯れると悪臭がして異臭騒ぎになってしまいます。
それらの被害からベンガルでは「青い悪魔」インドでは「ベンガルの恐怖」南アフリカや南米の一部では「フロリダの悪魔」などと呼ばれているんだそうです。
日本に持ち込まれた時代について
ホテイアオイは先ほど解説したとおり元々日本には生息していませんでした。
ではいつ持ち込まれたのかというと、日本には「明治時代ごろ」にお花が綺麗な観賞用の水草として持ち込まれたと言われています。
そっから川などに捨てられた株が今まで外来種として増えてしまったのですね。
名前の由来について
ホテイアオイの和名の由来はとある神様にあります。
ホテイアオイの「ホテイ」は特徴的なその膨らんだ葉っぱの根元を七福神の「布袋尊(ほていそん)」のお腹に見立ててそう名づけられたと言われています。
「アオイ」については花が「葵」に似ているためこう名づけられたと言う説があるみたいですね。
花言葉について
ホテイアオイの花言葉は「恋の楽しみ」「恋の悲しみ」「揺れる心」になります!
恋愛関連の花言葉ですね!どちらかと言うと女性目線の言葉という印象があります。
恋愛成就のお守りとしてホテイアオイ育ててみるといいかもしれませんね!
葉っぱは浮き袋の役割を果たしている
名前の由来の項目でホテイアオイの葉っぱが「膨らんでいる」と解説しましたが、実はホテイアオイの葉っぱは「浮き袋」の役割を果たしています。
葉っぱが膨らんでいるのにはしっかりと意味があったのですね!
膨らんだ葉っぱに穴あけたら沈むんでしょうか・・・
毒性について
ホテイアオイは外来種として各国でめちゃくちゃ問題になっている困った植物ですが、毒などはあるのでしょうか?
これについてはご安心ください!ホテイアオイには毒はありません!
ただホテイアオイが寒さに負けて枯れてしまうと水が腐ってしまい、水質が悪くなりますのでホテイアオイをメダカや他の水草と育てている場合は気をつけるようにしましょう。
育て方について
ホテイアオイは外来種として問題になっている種ではあるのですが、実は普通に売られていて育てることが出来ます。
育て方としてはとっても簡単で、日光がよくあたる場所で「水に浮かべるだけ」なんです!手軽すぎるから増えたんだろうなあ。
よく大きいつぼみたいな入れ物に他の水草やメダカと一緒に入れられて飼育されているのを見かけますね。
そうそう!昔ながらの日本って感じがしますね!
しかしそんなホテイアオイも「寒さ」が苦手で枯れてしまうので、15度以下の温度になる場合は暖かいところに移動してあげましょう。
また水から嫌なにおいがしてきた場合は水を変えてあげるようにしてください。
ホテイアオイについてのまとめ
いかがでしたか?
ホテイアオイについてわかりましたでしょうか?
そうだね!ホテイアオイは「世界の侵略的外来種ワースト100」に選ばれてしまっているほどのとんでもない外来種でした。
日本を含む世界のいたるところでその猛威をふるい、いろいろな異名も持っていましたね。
まあホテイアオイ側からしたら勝手につれてこられたところで増えたら怒られたって感じなんでしょうが。
ただホテイアオイはめちゃくちゃ綺麗なお花を咲かせてくれる植物でもありました!それに魅了されて世界中に持ち込まれたんですもんね。
日当たりのいいところで水につけとくと夏ごろ勝手に美しい花を咲かせるのですから、手間要らずだしそりゃ世界中で流行りますわ。
今でも人気の高い鑑賞植物ですし、興味がある方は育ててみるといいかもしれませんよ!
というわけで!この記事では「ホテイアオイ」について解説してきました!
楽しんで読んでいただけていたら幸いです!
ホテイアオイを見かけたら是非観察してみてくださいね!