【なぜ光る?】タマムシの生態・豆知識9選!光る理由や寿命・餌など徹底解説!
今回は「タマムシ」について解説していきたいと思います!
日本に生息している昆虫の中でもこのタマムシはトップクラスに有名な昆虫ではないかと思います!
こんなに綺麗な昆虫は滅多に居ませんからね!一度見たら忘れられないインパクトがあります!
ね!日本で一番美しく綺麗な昆虫ではないでしょうか?
というわけでこの記事では「タマムシ」について解説していきたいと思います!
是非最後まで見ていってくださいね!
タマムシってどんな昆虫?
タマムシ科
学名:Chrysochroa fulgidissima
体長:4センチほど
活動時期:6月~9月ごろ
生息地:日本(本州・四国・九州)
よく見られる場所:雑木林・森林など
タマムシは学名【Chrysochroa fulgidissima】体長は4センチほどの綺麗な昆虫です!
本州・四国・九州に生息しており、北海道には生息していないんだそうです。
雑木林や森林など自然豊かな場所に生息しており、場所によっては森林公園などでも見かけます。
名前の由来について
タマムシの名前の由来はその美しい見た目にあります。
タマムシは漢字で書くと「玉虫」と書くのですが、この「玉」というのは「宝石」という意味があるんだそうです!
つまりタマムシとは「宝石の虫」という意味になるんですね!美しいタマムシにぴったりの名前です!
結構身近な昆虫
これはあくまで僕の感想ではあるのですが、タマムシって結構珍しい昆虫に思えて意外と身近に生息している昆虫です。
というのも自然豊かな場所があれば街中にある森林公園やちょっとした登山道などでも見かけるんですよね。
見つけたい場合は木の上で飛んでないかチェックするのと、あと山の中で丸太などが積まれているところがあったらいる可能性高いですよ!
キラキラ光る理由について
玉虫は非常に美しい金属光沢のある昆虫です。
しかし自然界で生き抜くのであれば目立つのは天敵に見つかりやすくなって不利ですよね?何故タマムシはあえてキラキラ輝いているのでしょうか?
実はこれ天敵である鳥の習性を利用しており、鳥は色が変わるものを怖がる性質があるので光を反射する金属光沢を持つことで逆に鳥に食べられにくくしているんですよね!
死んでも輝きは残る
タマムシの羽の特徴として、タマムシが死んでしまったとしても体の輝きが褪せにくいといったものがあります。
同じくキラキラ輝く「アカスジキンカメムシ」などの昆虫は死ぬと色が変わってしまったりしますが、タマムシの輝きは死んでもなお残るのです!
後に解説しますがこのタマムシの羽をたくさん集めて使った装飾品も大昔に作られているんですよ!
【アカスジキンカメムシについてはこちら】
死んだふりをする
タマムシは外部から刺激を受けた時に「死んだふり」をする昆虫になります。
そもそもタマムシってめちゃくちゃあたふた動く上にすぐ飛んでいってしまうのでこの状態になると観察しやすくてありがたいです。
ちなみに死んだ振りの場合は足をしっかり内側に畳むのでわかりやすいです、ほんとに死んでたら足しっちゃかめっちゃかになりますからね。
玉虫厨子について
タマムシにはその美しい羽をたくさん使った装飾品「玉虫厨子(たまむしのずし)」というものが存在しています。
これは法隆寺が所蔵しておりなんと「国宝」として扱われています!
ただ大昔に作られたもので現在はタマムシの羽がほとんどなくなってしまっているんだそうです。
【玉虫厨子についてはこちら(外部サイト)】
天敵について
タマムシの天敵は先ほど解説したとおり「鳥類」になります。
主に「カラス」などが天敵になるのですが、解説どおりタマムシの体はキラキラしていて鳥が嫌うので食べられまくるということはなさそうです。
実際結構たくさんのタマムシが木の上で飛び交ってるとこ見ますよ。そういえば周りに鳥いなかったな。
餌について
タマムシは「草食」の昆虫になります。
幼虫はいわゆる「テッポウムシ」のような見た目で、木の中から木を食べて成長していきます。
成虫は主に「エノキ」「ケヤキ」「サクラ」などの木の葉っぱを食べて生きているようです。
寿命について
タマムシは成虫で「約2ヶ月」ほどの寿命になります。少し短いですね。
ただ幼虫の期間は3年と非常に長いため、合計すると3年と2ヶ月ほどの寿命があります。
成虫もっと生きてくれ。
タマムシについてのまとめ
いかがでしたか?
タマムシについてわかりましたでしょうか?
そうだね!タマムシはめちゃくちゃ綺麗な昆虫でした!
昆虫が苦手と言う人でもタマムシは綺麗で昆虫みたいに見えないから平気という人もいるのではないでしょうか?
名前の由来である「玉(宝石)」に恥じぬ昆虫でしたね!
またタマムシが異常なほど美しくキラキラ光り輝いているのは「天敵である鳥から身を守る」ためであることがわかりました!
鳥は色が変わるものを嫌う習性があるため、タマムシはあえて体をキラキラさせて鳥から身を守るように進化したのです!
ただその代わり人間から狙われるようになってしまったのは手痛い誤算だったでしょうね。
というわけで!この記事では「タマムシ」について解説してきました!
楽しんでいただけていたら幸いです!
タマムシを見つけたら是非観察してみてくださいね!