大きな触覚と、くりっくりなお目目が可愛らしいコフキコガネ。
個人的にコガネムシの中でも飛び抜けて可愛い種類ではないかと思います。
夜の街中の街灯でも見られる昆虫なので、捕まえるのは難しくないでしょう。

飼育するのは難しくないの?
餌の確保だけ難易度がちょっと高いけど、そこさえクリアすれば飼育は難しくない種類と言えるね。
というわけで本記事では、コフキコガネの飼育方法を解説。
飼育セットの組み方や飼育上の注意点など詳しく紹介していきますので、ぜひ参考にしてくださいね。
コフキコガネは飼育できる?

コフキコガネは、飼育に関して特に規制などはありません。
採集についても同様に規制などはありませんので、自由に採集・飼育することができます。
ただし採集しすぎてしまうと、その場所の生態系が狂う可能性があるため飼育に必要な数だけ採集してください。
とはいえコフキコガネは決まった場所にたくさん集まったりせず、夜の街灯の明かりに来たものを採集することになるため採集しすぎることは無いかもしれませんね。

(管理人)
一つの街頭に多くて5匹くらいなイメージです。

コフキコガネはどんな昆虫?

| 科目 | コウチュウ目コガネムシ科 |
| 学名 | Melolontha japonica |
| 体長 | 約25~35mm |
| 見られる時期 | 6~8月頃 |
| 生息地 | 日本(北海道・本州・四国・九州) |
| 良く見られる場所 | 雑木林・林縁・農地周辺・街灯のある場所など |
コフキコガネはコウチュウ目コガネムシ科、学名【Melolontha japonica】です。
体長は約25~35mmほどですが、触覚が大きいためもっと大きく見えます。
日本では全国的に見ることができ、街頭がある場所であれば比較的街中でも見ることが可能です。
僕が住んでいるところは普通の住宅街なんですが、毎年公園の街頭に向かって飛んでいるのを見かけますね。

(管理人)
つい最近道に落ちてるのを見かけました。

コフキコガネの飼育に必要なもの

では続いて、コフキコガネの飼育に必要なものを以下5点ご紹介していきます。
- 飼育ケース
- 昆虫マット
- 餌となる葉っぱ
- 園芸用スポンジ
- 転倒防止材
それぞれ詳しく見ていきましょう。
飼育ケース

コフキコガネを飼育する上で、まず必須となるのは飼育ケースです。
飼育ケースは昆虫の脱走を防ぎ、また逆に天敵の侵入や過度な湿気からコフキコガネを守ってくれます。
また呼吸穴の確保や餌の取替のしやすさ、観察のしやすさなど昆虫の飼育に特化したケースです。
飼育ケース以外でも飼育はできなくはないですが、その分手間がかかったりコフキコガネが死んでしまったりするリスクもあるためおすすめはしません。

昆虫飼育の初心者さんは、特に飼育ケースを使うことをおすすめするよ。

昆虫マット

コフキコガネの飼育に必須なものとして、昆虫マットが挙げられます。
昆虫マットはいわばコフキコガネのお布団で、活動しない時間帯はマットの上や潜ってお休みするのです。
また昆虫マットは昆虫に必要な湿度の維持や糞尿の散乱防止、場合によっては産卵用の材としても使えます。
昆虫マットが無いと弱ったり寿命が縮んだりする可能性が高いため、必ず設置してあげてください。

さん
隠れられるところを用意するのは大事だね!!
餌となる葉っぱ

コフキコガネの飼育に必要なものとして、餌となる葉っぱが挙げられます。
コフキコガネは以下の樹木の葉っぱを食べますので、飼育する際はまずこれらの葉っぱが入手できる状況を作っておいてください。
- クヌギ
- クリ
- コナラ
また、コフキコガネは昆虫ゼリーを食べません。
昆虫ゼリーを与えても飼育することはできないため、この点は注意してくださいね。

(管理人)
昔コフキコガネが昆虫ゼリーを食べるか飼育してみたんですが、食べてくれませんでした・・・・

園芸用スポンジ
コフキコガネの飼育に必須なものとして、葉っぱの餌を長持ちさせるための園芸用スポンジが挙げられます。
餌の葉っぱはそのまま直置きにする方法や、フラワーチューブに入れる方法などいろいろあるのですが「水を含ませた園芸用スポンジに刺す方法がおすすめ」です。
直置きするのは最も手間がかかりませんが、すぐしおれてしまうため餌としての寿命が非常に短いのがデメリットとなります。
フラワーチューブも水を吸わせることができるため寿命が延びますが、水の取り換えが頻繁に必要なため取り替えの際バッタが脱走するリスクがあるのです。
一方園芸用スポンジは給水させると茎を刺すことで寿命を延ばすことができ、ケースの上から水をたらすことで続けて使えるため、取り出して水を変える必要も無く脱走のリスクもありません。
使い方も適切なサイズにカットして水に浮かばせ、しっかり吸収したらそのまま葉っぱを刺して飼育ケースに入れるだけなので手間がかからずおすすめですよ。

(管理人)
余ったら切り花をやってみるのもいいかもしれませんね。
転倒防止材

コフキコガネの飼育で必須なものとして、転倒防止材が挙げられます。
転倒防止材とは落ち葉や木の枝・樹皮などのことで、これがないとコフキコガネがひっくり返った時に起き上がれない可能性があるのです。
起き上がれなかったコフキコガネは、最悪弱って死んでしまいます。
カブトムシでも転倒防止材を入れなかったために、起き上がれずに死ぬことはよくあるため必ず入れておいてください。

さん
ひっくり返って死んじゃってる姿見たくないもんね・・・・

コフキコガネの飼育であれば便利なアイテム

続いて必須ではないものの、コフキコガネの飼育で持っていれば便利なアイテムを以下2点解説していきます。
最低限の飼育セットだけ作りたい方はこちらを押して飛ばしてもらって大丈夫です。
- コバエ防止シート
- 霧吹き
それでは詳しく見ていきましょう。
コバエ防止シート

コバエ防止シートは、飼育ケース内にコバエが入らないようにフタに挟むシートです。
これを挟むことで、飼育内にコバエが侵入したり繁殖したりを防ぐことができます。
一度発生すると昆虫マットや転倒防止材などすべて撤去し、改めて飼育セットを組まなければいけないのでかなり手間です。
ただしコバエは主に昆虫ゼリーやそれにより傷んだ昆虫マットに寄ってくるため、葉っぱを食べるコフキコガネにはあまり必要はないかもしれません。

(管理人)
とはいってもコバエが来る可能性は0ではないので、つけといて損はありません。

霧吹き

霧吹きは、昆虫マットの乾燥を防ぐために必要となるアイテムです。
昆虫マットは時間が経つと水分が蒸発してしまい、コフキコガネにとって住みにくい環境となってしまいます。
乾燥を防ぐためには、霧吹きで定期的に昆虫マットを湿らせるのが有効です。
昆虫マットを湿らせること自体は霧吹きが無くてもできますが、あると便利なので所持しておくといいでしょう。

(管理人)
しっかり水が含まれた昆虫マットってふかふかで気持ちいいんだよね。
コフキコガネは何を食べる?

コフキコガネは、先ほどお話ししたとおり以下の樹木の葉っぱを食べて生きています。
- クヌギ
- クリ
- コナラ
また昆虫ゼリーは食べませんので、必ず上記の葉っぱを確保できるようにしてから飼育をはじめてください。
また人の家などの葉っぱを勝手に取ってくるのは、トラブルの元となるため絶対にしないようお願いします。

(管理人)
というか普通に不法侵入とかになるので本当に絶対しないでくださいね。
コフキコガネの飼育セットの組み方

続いて、コフキコガネの飼育セットの組み方について以下の手順で解説していきます。
- ①飼育ケースを用意する
- ②昆虫マットを敷く
- ③転倒防止材を設置する
- ④餌を設置する
- ⑤コフキコガネを入れて完成
難しくはありませんので、よく見て真似してくださいね。
①飼育ケースを用意する

コフキコガネの飼育セットの組み方として、まずはコフキコガネに合った飼育ケースを用意しましょう。
コフキコガネは小型のコガネムシなため、飼育ケースのサイズは餌の葉っぱが入れば小型で大丈夫です。
ただし複数飼いする場合は小型だと狭い可能性があるため、中型の飼育ケースを用意するといいでしょう。
状況に応じた大きさの飼育ケースを選んであげてくださいね。

(管理人)
コフキコガネは小ケースなら2~3匹程度、中ケースなら4~6匹程度がおすすめです。
②昆虫マットを敷く

飼育ケースが決まったら、次は昆虫マットをケース内に敷いていきます。
昆虫マットは昆虫の休む場所になり、またケース内の湿度を保つ役割もあるため大切です。
コフキコガネの場合、昆虫マットの深さは2~3cmほどで十分でしょう。
昆虫マットが乾燥している場合や、乾燥した場合は手で握って崩れない程度に霧吹きなどで加水してあげてくださいね。

しっかり潜れる深さまで昆虫マットを入れてあげてね!
③転倒防止材を設置する

昆虫マットを敷いた後は、転倒防止材を設置していきます。
使うのは主に「落ち葉」や「木の枝」で、コフキコガネがひっくり返っても大丈夫なように設置してあげましょう。
また使うのは採取したものでもいいのですが、他の虫やカビなどがついている可能性もあるため市販されているものが安全です。
ある程度ギュウギュウに敷き詰めても平気ですが、動かないほどガチガチにするとコフキコガネも動かせないためほどほどにしてあげてください。

(管理人)
ある程度余裕を持たせておくのがコツですよ。
④餌を設置する
転倒防止材を敷くことができたら、次は餌を設置していきます。
コフキコガネは葉っぱを食べるため、葉っぱを園芸用スポンジやフラワーチューブに刺してから入れてあげましょう。
またケースによっては入りにくいことがあるため、場合によっては直置きなども検討してください。
あとは定期的に確認し、餌が無くなったら交換してあげましょう。

(管理人)
もしどうしても入らない場合には、飼育ケースをもう1つ上の大きさにするのも検討してくださいね。
⑤コフキコガネを入れて完成
ここまで出来たら、後はコフキコガネを投入して完成となります。
投入したらしばらく観察してみて、おかしな点や不便そうな点がないか確認してみてください。
例えばコフキコガネが餌の葉っぱを食べずらそうにしていたり、転倒防止材が多すぎてコフキコガネが地面に潜れそうになかったりなどする場合は改善が必要です。
その後もたまに確認して、必要があれば改善していきましょう。

さん
よく観察してねー!!
コフキコガネを飼育する際の注意点

続いて、コフキコガネを飼育する際の注意点を以下3点解説していきます。
- 農薬のついた葉っぱを与えない
- 高温にならない場所で飼育する
- 夜中に騒ぐことがある
それぞれ詳しく見ていきましょう。
農薬のついた葉っぱを与えない

コフキコガネを飼育する際の注意点として、農薬のついた葉っぱを与えない点が挙げられます。
公園や街路樹などの樹木には農薬が使われている可能性があり、落ちている葉っぱでもコフキコガネが食べると悪影響が起きる可能性があるのです。
したがって、コフキコガネに与える葉っぱは農薬の使われていないものを採取する必要があります。
とはいえ見た目では分からないため、その樹木の管理者に使用の有無を聞いてみてくださいね。

さん
自分の家に農薬を使ってないコナラやクヌギが生えてたらそのままあげられるね!
高温にならない場所で飼育する

コフキコガネを飼育する際の注意点として、高温にならない場所で飼育する点が挙げられます。
コフキコガネは夏の昆虫ですが暑さには弱く、暑い場所に置いていると弱ったり最悪死んでしまったりするのです。
したがってコフキコガネの飼育ケースは、直射日光が当たらず温度の低い場所で飼育する必要があります。
具体的には20~30℃くらいの空間で飼育してあげるようにしましょう。

冷房かけた部屋で飼育するのが一番いいね!
夜中に騒ぐことがある

コフキコガネを飼育する際の注意点として、夜中に騒ぐことがある点が挙げられます。
これはコフキコガネが夜行性で、夜になると活動を初めるためです。
ケース内を走り回ったり、飛んで壁に当たったりとかなり騒がしくなります。
複数匹だとさらに騒がしくなるため、コフキコガネの飼育をする際は騒がしくなる事を理解した上で飼育するようにしましょう。

(管理人)
夜中に大運動会始まりますからね・・・
コフキコガネの寿命

コフキコガネの成虫の寿命は、およそ1~2か月程度が寿命になります。
残念ながらあまり長生きする昆虫ではなく、また野外で採集した個体はいつから生きているかわからないためさらに寿命が短い可能性も。
したがって、飼育するならしっかりと思い出を残していく必要があります。
しっかり触れ合ったり、写真に残したりなど楽しい夏を貰いましょう。

(管理人)
お別れはほんと突然にやってきますよ・・・・
まとめ
本記事では、コフキコガネの飼育方法について解説していきました。
コフキコガネは大きな触覚とくりくりなお目目がかわいらしく、また街中の街頭にも飛んでくるほど身近な昆虫でした。
飼育するには餌になる葉っぱを継続的に入手しないといけないので少々飼育難易度は高いですが、そこさえクリアすればもう簡単に飼育が可能です。
コフキコガネと餌の採集場所を見つけたら、ぜひ飼育してみてくださいね!

(管理人)
いじょう!kinokonでした!

きのこさんでした!

さん
たけのこさんでしたー!
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