【2023年】シオカラトンボを7項目で徹底解説【まとめ】
今回は「シオカラトンボ」について解説させていただきたいと思います!
春~秋にかけて広く見られる、日本では非常になじみ深いトンボですね。
一度は見たことがあるという人も多いのではないでしょうか?
シオカラトンボが飛んでるの見たら夏が来るんだなぁなんて思います。
というわけで!この記事では「シオカラトンボ」について解説していきますので!
是非最後まで見ていってくださいね!
シオカラトンボってどんな昆虫?
基本情報
トンボ目トンボ科シオカラトンボ属
学名:Orthetrum albistylum speciosum
別名:麦わらトンボなど
体長:4㎝~6㎝ほど
成虫が見られる時期:4月(沖縄では2月から)~10月頃
生息地:日本・中国・韓国・台湾・ロシアなど
よく見られる場所:湿地帯・田畑・用水路など
シオカラトンボは学名【Orthetrum albistylum speciosum】体長は「約4㎝~6㎝」ほどのトンボです。
日本では全国的に見られるトンボで、主に4月~10月まで飛んでいます。
街中の用水路から自然豊かな川の付近までと広く見ることができる、最も身近と言っても過言ではないトンボですね。
名前の由来について
シオカラトンボの名前の由来は「体色」にあります。
特に老齢のオスに見られる特徴なんですが、体に灰色や白色の粉を纏うようになりこれが「塩」のように見えることが由来です。
ちなみに「塩辛」とは特に関連はありません、あくまで粉が塩に見えたことが由来なのです。
色について
シオカラトンボは青い体のものがよく知られていますが、実は大きく分けて3種類の色合いがあります。
1つは先ほどお話しした「青い体」のもので、もう1つは「黄色の体色に黒い模様」の個体です。
そして最後は老熟したオスの色で、黒っぽくなり腹部前方付近に白い粉で覆われた名前の由来になった色になります。
そして青っぽい個体は主にオスの色、黄色っぽい色はメスの色となります。
ただ若いオスはメスと同じ色だったり、稀にメスでも青い個体が存在するため色だけで完璧に雌雄の見分けは出来ません。
またメスはその色合いから「麦わらトンボ」の異名もあります、言われてみればそれっぽい?
複眼の色について
【シオカラトンボのメス】
シオカラトンボはオスとメスで「複眼(目)の色」が異なります。
オスの複眼の色は「青色」なのに対し、メスの複眼は「緑色」なのが特徴です。
体色では完璧には厳しかった雌雄の見分けですが、複眼を見ればしっかり判別ができるというわけですね!
縄張りを持つ
シオカラトンボの「オス」は縄張りを持つことで知られています。
主に草の上など周りより高めの場所に静止して周囲を警戒しているようです。
高いところにいるシオカラトンボを見かけたら少し観察してみるといいかもしれませんね。
産卵方法について
シオカラトンボは水面をお尻でちょんちょんとまるでノックのようにしながら産卵します。
この時交尾相手のオスはメスを警備しており、これは別のオスがメスと交尾しようとするのを防ぐ役割があると考えられます。
また平らで光を反射するものを水だと思ってしまうらしく、畳みの反射や車のボンネットなどに産卵しようとした例もあるんだとか。
食べる物について
最後に食性について解説を、シオカラトンボは「肉食」の昆虫です。
成虫は「小型の昆虫」など、幼虫は水中の「小型の昆虫」「小型の魚類」などの小さな生き物たちを食べて成長していきます。
トンボ成虫の狩りは早すぎるのでなかなか見られないんですよね。