耳状突起と呼ばれる頭の後ろの突起がかっこよく、ギザギザとした大アゴで少年たちの心を掴んで離さないミヤマクワガタ。
日本のクワガタムシの中では非常に大型になる種類で人気が高く、多くのマニアに飼育されてきました。
そんなミヤマクワガタですが、飼育するには何をどうしていけばいいのでしょうか?

なんだか難しそうナのダ。
それが意外と簡単に飼育することが可能です!
そこで本記事では、ミヤマクワガタの飼育方法を解説!
飼育セットの組み方や飼育上の注意点など紹介していきます。
ぜひ参考にして下さいね。
ミヤマクワガタは飼育できる?

ミヤマクワガタは、現状飼育を規制するような法律はありません。
また採集に関しても規制はないため、自由に飼育ができます。
しかし森林公園など管理者がいる場所は、採取自体を禁止している場合があるため注意が必要です。
勝手に私有地に入って採集しないよう、気をつけてくださいね。

(管理人)
山も大抵誰かの管理地なので、十分に注意してくださいね。
ミヤマクワガタはどんな昆虫?

| 科目 | コウチュウ目クワガタムシ科 |
| 学名 | Lucanus maculifemoratus |
| 体長 | ♂約35~80mm ♀約30~45mm |
| 見られる時期 | 6月~8月頃 |
| 生息地 | 日本(北海道・本州・四国・九州) |
| 良く見られる場所 | 標高の高い雑木林や広葉樹林、ブナ林、ミズナラ林など |
ミヤマクワガタはコウチュウ目クワガタムシ科、学名【Lucanus maculifemoratus】のクワガタムシです。
体長は大きなオスでなんと8cmにもなり、6月~8月頃に見られます。
日本では全国的に見られるクワガタムシですが、山の深い方に生息しているため少々レアです。
場所によっては明かりに飛んできますが、いないところはとことんいないので運よく手に入ったらぜひ飼育をしてみましょう。

(管理人)
カブトムシとかノコギリクワガタとかたくさん採集してきた僕ですが、ミヤマクワガタはほんとに見つからなかったです。

ミヤマクワガタの飼育に必要なもの

では続いて、ミヤマクワガタの飼育に必要なものを以下4点ご紹介していきます。
- 飼育ケース
- 昆虫マット
- 昆虫ゼリー
- 転倒防止材
それぞれ詳しく見ていきましょう。
飼育ケース

ミヤマクワガタを飼育する上で、まず必須となるのは飼育ケースです。
飼育ケースは昆虫の脱走を防ぎ、また逆に天敵の侵入や過度な湿気からミヤマクワガタを守ってくれます。
また呼吸穴の確保や餌の取替のしやすさ、観察のしやすさなど昆虫の飼育に特化したケースです。
飼育ケース以外でも飼育はできなくはないですが、その分手間がかかったりミヤマクワガタが死んでしまったりするリスクもあるためおすすめはしません。

(管理人)
力も強いので、下手な入れ物だと脱走する可能性もあります・・・・

昆虫マット

ミヤマクワガタの飼育に必須なものとして、昆虫マットが挙げられます。
昆虫マットはいわばミヤマクワガタのお布団で、活動しない時間帯はマットの上や潜ってお休みするのです。
また昆虫マットは昆虫に必要な湿度の維持や糞尿の散乱防止、場合によっては産卵用の材としても使えます。
昆虫マットが無いと弱ったり寿命が縮んだりする可能性が高いため、必ず設置してあげてください。

(管理人)
あと昆虫マットを入れてないと、糞や尿が吸収されないのでミヤマクワガタが糞尿だらけに・・・・

昆虫マット絶対入れてあげようね!!!
昆虫ゼリー

ミヤマクワガタの飼育に必要なものとして、昆虫ゼリーが挙げられます。
昆虫ゼリーはミヤマクワガタのご飯になるため、飼育の上では必ず用意してください。
また大抵の甲虫はリンゴや桃などの果実も食べますが、これらは匂いや昆虫マットのカビなどの原因になるため昆虫ゼリーが手軽です。
本記事では、手間や飼育環境から考えて昆虫ゼリーをおすすめします。

忙しくてもすぐあげられるね。

転倒防止材

ミヤマクワガタの飼育で必須なものとして、転倒防止材が挙げられます。
転倒防止材とは落ち葉や木の枝・樹皮などのことで、これがないとミヤマクワガタがひっくり返った時に起き上がれない可能性があるのです。
起き上がれなかったミヤマクワガタは、最悪弱って死んでしまいます。
カブトムシでも転倒防止材を入れなかったために、起き上がれずに死ぬことはよくあるため必ず入れておいてください。
またミヤマクワガタは野生では樹皮や木の空洞に潜むため、樹皮はできる限り入れてあげるといいでしょう。

忘れず入れてあげルのダ・・・

ミヤマクワガタの飼育であれば便利なアイテム

続いて必須ではないものの、ミヤマクワガタの飼育で持っていれば便利なアイテムを以下4点解説していきます。
最低限の飼育セットだけ作りたい方はこちらを押して飛ばしてもらって大丈夫です。
- 餌木
- エサ皿
- コバエ防止シート
- 霧吹き
それでは詳しく見ていきましょう。
餌木
昆虫ゼリーでミヤマクワガタを飼育する場合、便利なのが餌木です。
餌木には昆虫ゼリーを差し込める場所があるため、設置すればまるでミヤマクワガタが樹液にやってきたような自然っぽい姿を見ることが可能です。
また餌木自体が転倒防止材の役目を果たすため、カブトムシやクワガタムシの飼育にはよく使われています。
注意点として昆虫ゼリーには深型と広型があるため、サイズの確認は必ずしておくようにしましょう。

(管理人)
ミヤマクワガタのオスは大アゴが大きいので、平型をおすすめします。
エサ皿
ミヤマクワガタをモモやブドウなどの生の果実で飼育する場合は、エサ皿が必要になります。
生の果実を直接昆虫マットや木に置いてしまうと、臭いの原因になったり果実や昆虫マットが腐ってしまったりする恐れがあるためです。
エサ皿の選び方として大きすぎるとミヤマクワガタがひっくり返った時に起き上がれない可能性があるため、果実を置けるほどほどの大きさのものを用意します。
素材はガラスやプラスチックなど、果汁を吸わず腐らないものを選ぶといいでしょう。

(管理人)
昆虫マットが腐るとマットを取り替えないといけないので、果実を与える時は十分注意してくださいね。
コバエ防止シート
コバエ防止シートは、飼育ケース内にコバエが入らないようにフタに挟むシートです。
コバエは昆虫マットや昆虫ゼリー・エサの果実などに湧くことがあり、場合によってはハエの幼虫である「線虫」が発生します。
一度発生すると昆虫マットや転倒防止材などすべて撤去し、改めて飼育セットを組まなければいけないのでかなり手間です。
それらを未然に防ぐことができるのがこのコバエ防止シートであり、多くの昆虫飼育者に愛用されているアイテムとなっています。
環境によっては必須レベルと言えますので、とりあえず購入しておくのはおすすめです。

(管理人)
コバエが繁殖したら、昆虫マットを変えない限り一生いなくなりません・・・

霧吹き

霧吹きは、昆虫マットの乾燥を防ぐために必要となるアイテムです。
昆虫マットは時間が経つと水分が蒸発してしまい、ミヤマクワガタにとって住みにくい環境となってしまいます。
乾燥を防ぐためには、霧吹きで定期的に昆虫マットを湿らせるのが有効です。
昆虫マットを湿らせること自体は霧吹きが無くてもできますが、あると便利なので所持しておくといいでしょう。

霧吹きがないと、ちょっとずつ昆虫マットを入れてこねないといけないから大変だよ。
ミヤマクワガタは何を食べる?

ミヤマクワガタは、野生で樹液や果実の汁を吸って生きています。
飼育下では「昆虫ゼリー」を与えて飼育することが最も多いです。
昆虫ゼリーはカブトムシやクワガタムシの飼育に必要な栄養素を配合しているため、まさにミヤマクワガタのためのご飯と言えます。
特に理由がないのであれば、昆虫ゼリーを与えて飼育すると良いでしょう。

でも果実を食べてるミヤマクワガタも見たいよね!
ミヤマクワガタの飼育セットの組み方

続いて、ミヤマクワガタの飼育セットの組み方について以下の手順で解説していきます。
- ①飼育ケースを用意する
- ②昆虫マットを敷く
- ③転倒防止材を設置する
- ④餌を設置する
- ⑤ミヤマクワガタを入れて完成
難しくはありませんので、よく見て真似してくださいね。
①飼育ケースを用意する
ミヤマクワガタの飼育セットの組み方として、まずはミヤマクワガタに合った飼育ケースを用意しましょう。
ミヤマクワガタは大型のクワガタムシなため、飼育ケースのサイズは中型以上がおすすめです。
ただし複数飼いする場合は中型でも狭い可能性があるため、大型以上の飼育ケースを用意するといいでしょう。
状況に応じた大きさの飼育ケースを選んであげてくださいね。

(管理人)
ただし複数飼育の場合オスを複数入れてしまうと喧嘩してしまうので、オスは極力1匹ごとにケースを分けてあげてください。
②昆虫マットを敷く
飼育ケースが決まったら、次は昆虫マットをケース内に敷いていきます。
昆虫マットは昆虫の休む場所になり、またケース内の湿度を保つ役割もあるため大切です。
ミヤマクワガタの場合、昆虫マットの深さは2~3cmほどで十分でしょう。
昆虫マットが乾燥している場合や、乾燥した場合は手で握って崩れない程度に霧吹きなどで加水してあげてくださいね。

ミヤマクワガタが昆虫マットに潜れる深さにしてあげルのダ
③転倒防止材を設置する
昆虫マットを敷いた後は、転倒防止材を設置していきます。
使うのは主に「落ち葉」や「木の枝」で、ミヤマクワガタがひっくり返っても大丈夫なように設置してあげましょう。
また使うのは採取したものでもいいのですが、他の虫やカビなどがついている可能性もあるため市販されているものが安全です。
またミヤマクワガタは樹皮の後ろに隠れる習性があるため、樹皮はできる限り入れてあげましょう。
ある程度ギュウギュウに敷き詰めても平気ですが、動かないほどガチガチにするとミヤマクワガタも動かせないためほどほどにしてあげてください。

(管理人)
後で調整すればいいので、ある程度乱雑に入れてしまって大丈夫です。
④餌を設置する
転倒防止材を敷くことができたら、次は餌を設置していきます。
昆虫ゼリーの場合はそのまま置くか、エサ皿・餌木などに設置するといいでしょう。
一方でモモなど生の果実を設置する場合、直接置くと昆虫マットや転倒防止材がカビたり腐ったりする可能性があるため必ずエサ皿を用意しておいてください。
あとは定期的に確認し、餌が無くなったら交換してあげましょう。

(管理人)
それなりにたくさん食べるので、こまめに減り具合を確認してくださいね。
⑤ミヤマクワガタを入れて完成
ここまで出来たら、後はミヤマクワガタを投入して完成となります。
投入したらしばらく観察してみて、おかしな点や不便そうな点がないか確認してみてください。
例えばミヤマクワガタが乗るだけでゼリー皿がひっくり返ったり、転倒防止材が多すぎてミヤマクワガタが地面に潜れそうになかったりなどする場合は改善が必要です。
その後もたまに確認して、必要があれば改善していきましょう。

しっかり見てあげてね!
ミヤマクワガタを飼育する際の注意点

続いて、ミヤマクワガタを飼育する際の注意点を以下3点解説していきます。
- 高温になる場所に置かない
- オス同士は同じケースで飼育しない
- 頻繁に触りすぎない
それぞれ詳しく見ていきましょう。
高温になる場所に置かない

ミヤマクワガタを飼育する際の注意点として、高温になる場所に置かない点が挙げられます。
ミヤマクワガタは夏の昆虫ですが実は暑さに弱く、直射日光の当たり続ける所や高温になるところで飼育していると暑さで死んでしまうこともあるのです。
これは名前からもわかることで、ミヤマとは「深山」のことであり深い森の涼しい場所に生息することから名付けられました。
ミヤマクワガタを飼育するなら、できるだけ20~25℃の空間で飼育してあげるようにしてください。

(管理人)
ちなみに深い森の中って、真夏でも肌寒く感じるくらい涼しいんですよ。
オス同士は同じケースで飼育しない

ミヤマクワガタを飼育する際の注意点として、オス同士は同じケースで飼育しない点が挙げられます。
ミヤマクワガタに限らずクワガタムシのオス同士は喧嘩をすることがあり、両者にとって非常にストレスです。
場合によっては早く死んでしまったり、喧嘩によって怪我をしたりすることもあります。
たまに戦わせるくらいならいいのですが、常に一緒にするのはやめてあげましょう。

ごはんの取り合いとかしちゃウのダ・・・
頻繁に触りすぎない

ミヤマクワガタを飼育する際の注意点として、頻繁に触りすぎない点が挙げられます。
クワガタムシにとって触られることはストレスとなるため、触りすぎると弱ってしまうのです。
したがって、触ったり散歩をさせたりする時間は控えめにしてあげるようにしましょう。
ただし現状何分触ると寿命が縮むと言った研究データは無いため、感覚にはなりますが1日10分程度にしてあげるといいのではないかと思います。

(管理人)
とにかく触りすぎには注意ですね。
ミヤマクワガタの寿命

ミヤマクワガタの寿命は残念ながら短く、およそ1~4ヶ月ほどと言われています。
ほとんどが年内に死んでしまうため、生きているうちにしっかり思い出を残しておくことが大切です。
一方で約半年生きたとする情報もあり、飼育方法によっては長生きさせることができる可能性があります。
せっかく飼育をするなら、どれだけ長生きさせられるかチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

長生きしてくれるとうれしいもんね!
まとめ
本記事では、ミヤマクワガタの飼育方法について解説していきました。
非常にかっこいいクワガタムシですが、寿命が短い点は残念でしたね。
飼育に関しては、ある程度飼育方法が確立しているため容易に飼育が可能です
この夏はぜひミヤマクワガタを飼育して、思い出の一年にしてくださいね。

(管理人)
いじょう!kinokonでした!

きのこさんでした!

インプさんデしタ!
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