セミが夜に鳴かないのはなぜ?セミが鳴く条件を徹底解説!

夏になると、至る所でセミがミンミンシャーシャーと鳴いています。
最近は暑すぎて鳴いていない事もありますが、夕方なんかに息を吹き返したかのように鳴き始めることもしばしばです。
しかしそんなセミでも、夜だけは鳴いていませんよね?
これって何故なのでしょうか?
ということで、本記事ではセミが夜に鳴かない理由や鳴く条件について解説をしていきます。
是非参考にしてくださいね。
セミが夜鳴かない理由
セミが鳴くのには、実は「条件」があり、具体的には以下の2つが条件と言われています。
- 明るさ(時間帯)
- 気温
どういうことなのか、それぞれ詳しく解説していきましょう。
明るさ(時間帯)
セミは、明るさによって鳴いたり鳴かなかったりする昆虫です。
具体的には「時間帯による明るさが条件」とも言い換えることができ、よく見られるセミを種類別で紹介したのが下の表になります。
アブラゼミ | 5:30~6:30、11:00~18:00 |
クマゼミ | 5:30~11:00、17:00~18:00 |
ミンミンゼミ | 9:00~15:30 |
ツクツクボウシ | 6:00~18:00 |
ヒグラシ | 4:30~日の出、15:00~16:00、17:00~日没 |
ニイニイゼミ | 4:00~18:00 |
具体的な光量を測ってあるというわけではないので少しわかりづらいですが、大体の時間とその時の明るさで鳴くか鳴かないかをセミが判断しているということです。
ただし近年は朝からものすごい日照量だったり、昼が例年に比べて異常に日照があるなどイレギュラーが多く起こっているのでこの限りではなくなってきています。
(管理人)
今年の夏ほんと暑すぎて干からびちゃった・・・

干からびちゃった!?
気温
セミは「気温」によっても鳴いたり鳴かなかったりする昆虫です。
こちらも種類によって鳴く気温が異なり、あくまで指標ではありますが下の表が各種類のセミが鳴く時間となっています。
ある程度の誤差はありますが、この気温以下でも以上でもセミは鳴かないということになります。
まとめるとアブラゼミなら「5:30~6:30、11:00~18:00の時間内かつ22℃~29℃程の時」に鳴き、それ以外には鳴かないということになるわけですね。

最近の夏のお昼にセミが鳴いてないことがあるのは、上記の温度を超えてしまっているからなんだよね。

ちゃん
セミが鳴けないほどの異常気象なの・・・
近年夜でもセミが鳴いているのはなぜ?
ここまでセミが夜に鳴かない理由としてセミが鳴く条件を紹介してきましたが、夜にセミが鳴いているのって実際割と聞いたことないですか?
実はこれってただのイレギュラーではなく、多くの場合紹介してきた条件が満たされた上で鳴いています。
具体的に説明すると「街頭などの照明とセミが鳴ける温度があれば、夜にセミが鳴くことがある」のです。
特に近年は夜でもある程度の暑さになることから、セミの鳴く温度に達して明かりのそばで鳴くセミが増えています。
(管理人)
…と紹介したはいいものの、最近は明かりがないところでも鳴いてるから別にも要因があるのかも?

お昼に鳴けなかった分夜に鳴くようにしていルのダ?
まとめ
本記事ではセミが夜に鳴かない理由について解説してきました。
光の強さや温度で鳴く時と鳴かない時が決まっているので、天然の温度計や時間の指標としても使えそうですよね。
また夜に鳴かない理由も上記の条件が原因でしたが、条件に合致してないにもかかわらず夜鳴くセミもたまにいます。
とはいえセミは生き物なので、夜でも鳴くおとぼけさんのセミがや周りが鳴いてるから自分も鳴き始める子がいるのかもしれません。
夜にセミが無いていたら、ぜひこっそりと観察してみてくださいね。

(管理人)
いじょう!kinokonでした!

インプさんでした!

ちゃん
かまいたちちゃんでした。
