トノサマバッタの生態・豆知識11選!鳴き声や天敵など徹底解説!
みなさんは「トノサマバッタ」というバッタをご存知ですか?おそらく名前だけは聞いたことがある方も多いと思います。なんとあの「仮面ライダー」のモチーフにもなったといわれているバッタで、数いるバッタの中でもかなりカッコいい見た目をしているバッタになります!そんなトノサマバッタについて色々調べてまとめましたので、是非一度見てみてください!
今回は「トノサマバッタ」について紹介をしていきたいと思います!
管理人的バッタ好き好きランキングではTOP3に入るほどの猛者です!
なんといっても見た目がカッコいいですよね!数いるバッタの仲間の中でもかなり人気な種類なのではないかと思います!
そうそう!とはいってもトノサマバッタって具体的にどんな生き物なのかって皆さんご存知でしょうか?
おそらくほとんどの方がトノサマバッタについてはあまり知らないのではないかと思います。
僕も見た目がかっこよくて好きではあるのですが、詳しいところまでは知らないんですよね。
というわけで自分自身の勉強がてら今回は「トノサマバッタ」について紹介解説していこうと思います!
知らなかったトノサマバッタの一面を知ることが出来るかもしれませんよ!
というわけで是非最後まで見ていってくださいね!
トノサマバッタってどんな昆虫?
バッタ目バッタ科トノサマバッタ属
学名:Locusta migratoria
体長:3センチ~6センチ程
時期:6月~11月ごろ
生息地:日本・アフリカ・旧北区
よく見られる場所:草地・河川敷など
トノサマバッタは学名【Locusta migratoria】体長3センチ~6センチ程の昆虫です!
主に夏から冬にかけて草むらや河川敷で見ることが出来ます。
よく飛ぶバッタなので飛んでいるところなら割と見たことがある方も多いのではないでしょうか?
ほんとだよ!捕まえるのどえらい苦労しました!
なので僕はトノサマバッタのことを「つよつよ虫」って呼んでいます。全然捕まえられないつよい虫なので!(後つよつよ虫の響きがかわいい)
さて!そんなトノサマバッタについてまずは「名前の由来」から解説していきましょう!
名前の由来について
さて!ではトノサマバッタの名前の由来について解説していきましょう!
・・・と思ったのですが、調べてみたところトノサマバッタの名前の由来は実はよくわかっていないようです!
おそらくトノサマは殿様という意味なのでしょうが、なぜこう名づけられたのか不明らしく名付け親に問いただしたい気持ちが強くなりましたね。
オスよりメスのほうが大きい
割とありがちなのですが、昆虫界ではよくオスよりもメスのほうが体が大きいことがあります。
トノサマバッタもその例に漏れず、オスよりもメスのほうが体が大きい昆虫となっています。
上の画像だと「上がオス」で「下がメス」になりますね!この二匹はどうやら夫婦のようです!
色違いがいる
トノサマバッタには実は大体3種類ほどの色違いが存在しています!
この記事ではさっきまで緑の個体しか乗せていませんでしたが、その他にも上の画像のような「茶色の個体」そして「黒色の個体」が存在しています。
ここまで色が違うと一見全く別の種類のバッタに見えますよね!
ちなみにトノサマバッタを含むバッタの仲間の一部は「個体の密度」によって皮だの色が変化することがあるようです!
これを「相変異」と呼び、密度が少ない場所で育ったトノサマバッタは緑色に。
どんどん密度が高くなるにつれて「緑色~茶色~黒色」と色が濃くなっていきます!面白いですね!
めっちゃ飛ぶ
タイトルの通りトノサマバッタはめっちゃ飛びます!ええほんとに。
ちょっと近づくだけで10メートルは遠くへ飛んでいってしまうため、捕まえるのにはかなり骨が折れてしまいます。
ちなみにトノサマバッタは飛ぶときにジグザグに飛行をすることで、敵に狙いを定められにくくするんだそうですよ!
「バッタ釣り」で釣ることが出来る
トノサマバッタは「釣り」で釣ることが出来る昆虫になります!
とはいえ普通の釣りというわけではなく、バッタ釣りの場合は「棒の先に糸、糸の先に黒い棒状の物」をつけて草むらに放り込むといった方法になります!
この方法を使うと黒い棒をメスだと勘違いしたトノサマバッタが交尾のために黒い棒に乗ってくるので、それを引けば釣り上げることができるという仕組みになっています!
オスは鳴くことがある
トノサマバッタのオスは上の画像のように「チキチキチキ・・・」といった鳴き声(?)を出すことがあります!
これはトノサマバッタのオスに見られる光景で、後ろ足と翅をこすり合わせることで音を出しています。
ちなみにチキチキバッタと呼ばれるバッタもいますが、そう呼ばれるのはトノサマバッタではなく「ショウリョウバッタ」という種類のバッタになります!
仮面ライダーのモチーフになっている
トノサマバッタはなんと「仮面ライダー」のモデルになった昆虫といわれています!
いわれてみれば確かに仮面がトノサマバッタに似ていますよね!
僕は仮面ライダーを見たことが無い珍しい人間なのですが、昆虫がモチーフになっているのには驚きました!
ツチイナゴとの見分け方について
トノサマバッタには「ツチイナゴ」というとてもよく似たバッタが存在しています。
よく似ているのですがツチイナゴにある「目の下の涙のような線」がトノサマバッタには無い点。
そしてツチイナゴには幼虫を除き褐色型の個体しかいないため、緑色の個体はトノサマバッタと見分けることが出来ます!
【他の見分け方についてはこちら!】
寿命について
トノサマバッタは大体「3ヶ月~1年」ほどの寿命を持ちます。
結構幅が広いですが寿命は環境や天敵にもよりますので、長生きする個体がいる場所はトノサマバッタにとっていい環境といえるでしょう。
もしかしたら上の画像のトノサマバッタも1年生き抜いている猛者の可能性がありますね!
天敵について
トノサマバッタの天敵は「スズメバチ」や「カマキリ」「ムカデ」「クモ」「鳥類」「爬虫類」などなどの肉食の生き物たちになります!
強そうな見た目をしていますが天敵に対する攻撃手段は持っていないため、飛んで逃げることがトノサマバッタの基本的な戦術になっています。
こればっかりは食物連鎖というものがありますからしかたがないですね。
餌について
トノサマバッタは植物を主に食べる昆虫で「イネ科」「カヤツリクサ科」の植物を主な餌として生きています。
しかしたまに昆虫の死骸を食べることもあり、なんと「脱皮中で動けない同種(トノサマバッタ)を食べることがある」んだとか!
共食いをするのは驚きですね!
トノサマバッタについてのまとめ
いかがでしたか?
トノサマバッタについてわかりましたでしょうか?
そうだね!トノサマバッタは管理人の好みの問題でもありますが非常にカッコいいバッタであるといえます!
色合いはもちろんのことお顔や模様など全てがカッコいいと思います!
さすが仮面ライダーのモチーフに選ばれるだけはありますね!
そしてそんなトノサマバッタを捕まえようと草むらへ行くと、びっくりするくらい長い距離を飛んでいくためなかなか捕まえるのには苦労するんですよね。
河川敷なんか特に坂のほうに逃げられたらお手上げです。
実際僕も坂のほうへ逃げた個体は追えませんでした、ほぼ全て坂に逃げるからなんだかんだ捕まえるまで2時間もかかりましたよ。
しかも色違いもいるんですよね、出来れば全種類見たいじゃないですか。
なんて考えてたらめちゃくちゃ時間かかっちゃいました!とはいえ黒色型は見つかりませんでしたが。
なのでトノサマバッタを見るのは少し難易度が高いといえるかもしれません。
はい!というわけでトノサマバッタについて解説してきましたがいかがでしたか?
楽しんで読んでいただけていたらうれしいです!
少し大変ですが機会があれば是非トノサマバッタを見に行ってみてくださいね!