【2023年】ショウリョウバッタを9個の項目で徹底解説!【まとめ】
今回は「ショウリョウバッタ」について解説していきたいと思います!
結構身近なバッタなので知っている人も多いのではないでしょうか?
僕は毎年必ず見てますね。
体も大きいので他のバッタよりもよく目立つんですよね。
そんなわけでこの記事では「ショウリョウバッタ」について詳しく解説していきます!
是非最後まで見ていってくださいね!
ショウリョウバッタってどんな昆虫?
バッタ目バッタ科ショウリョウバッタ亜科
学名:Acrida cinerea
別名:チキチキバッタ・醤油バッタ・ショウリジョウバッタなど
体長:5センチ~9センチほど
時期:8月~11月頃
生息地:日本・ユーラシア大陸の温帯・熱帯に広く分布
よく見られる場所:河原・草原など
ショウリョウバッタは学名【Acrida cinerea】体長は「約5センチ~9センチ」ほどの非常に大きなバッタです!
日本では全国的に見ることが出来、8月~11月に成虫が活動しているのを見かけます。
河原や草原などよく植物が茂っている場所で見られるお馴染みのバッタさんです!
名前の由来について
ショウリョウバッタの名前の由来は「出現する季節」に関係があります。
ショウリョウバッタはちょうど「お盆の時期」によく見られ、その姿が精霊流しの「精霊船」に似ていることから「ショウリョウ(精霊)バッタ」と名づけられました。
ちなみに精霊流しとは長崎県と熊本県の一部で行われる死者の魂を弔いための仏教の行事の事で、地域によって内容は異なりますが基本的には精霊船という船に故人の魂を乗せて「流し場」という終着点まで運び死者を弔う事を目的としています。
日本最大のバッタ
【ショウリョウバッタのメス】
先ほどショウリョウバッタは「約9センチになる」と解説しましたが、実はショウリョウバッタは日本のバッタの中で最大の種になります!
ただ9センチになるのは「メスだけ」で、オスは5センチほどとかなり性差が凄いバッタなのです。
なので正確には「ショウリョウバッタのメスが日本のバッタの最大種」ということになります!
オスとメスの違いについて
先ほどショウリョウバッタはオスとメスの性差が凄いと解説しました。
というわけでこの項目ではショウリョウバッタの「オスとメスの違い」について解説していきます!
まずはオスの姿から見ていきましょう!
ショウリョウバッタのオス
さて、こちらがショウリョウバッタのオスになります、メスに比べてほっそりしていますね。
オスは体長約5センチとメスに比べ体が小さく細いのが特徴で、メスに比べてジャンプ力があり翅を使ってかなり遠くまで飛ぶことが出来ます。
また飛ぶときに「チキチキ」といった音を出して飛ぶことから「チキチキバッタ」とも呼ばれているバッタです。
ショウリョウバッタのメス
ショウリョウバッタのメスはお話したとおり9センチにもなる日本最大のバッタになります!
オスに比べて体が太く大きいのが特徴で、体が重いのか動きは鈍く翅を使ってジャンプしてもあまり遠くへは飛べません。
またショウリョウバッタはオスメスの性差が凄いため「霄壤(ショウジョウ)バッタ」という別名でも呼ばれる事があります、この「霄壤」の意味は「天と地ほども違う」というものでありショウリョウバッタの性差を表わした別名とされているのです。
飛ぶ距離が長い
ショウリョウバッタは「羽」を使って飛ぶ事ができるのですが、なんとオスは10メートルを軽く飛ぶ事ができます!
僕はよくショウリョウバッタ含むバッタを捕まえに行ったりするのですが、察知能力は高いしめちゃくちゃ飛んでいくので全然捕まらないんですよね。
ただメスについてはあまり飛ぶ事ができず、ジャンプしても10センチ先にボテッと落ちたりと押すとは逆に簡単に捕まえる事ができます。
黒い液体を吐くことがある
ショウリョウバッタは手で持ち上げたりすると上の画像のような「黒い液体」を口から吐き出す事があります。
実はこれってショウリョウバッタの「胃の内容物」で、いわゆる吐瀉物ゲロゲロゲーになのです!
またこのことからショウリョウバッタは「醤油バッタ」とも呼ばれることがあるんだそうです!ちなみに舐めてみた猛者もいるとか何とか・・・・
似たバッタについて
【ショウリョウバッタのオス】
ショウリョウバッタには「オンブバッタ」「ショウリョウバッタモドキ」という見た目がめちゃくちゃ似ているバッタが存在します。
特にオンブバッタについては多くの方がショウリョウバッタと勘違いしているほどよく似ているんですよね。
というわけでそんなショウリョウバッタに似ているバッタたちについて簡単に解説していきましょう!
オンブバッタ
【上がオス・下がメス】
さて、まずは「オンブバッタ」を紹介していきましょう!
オンブバッタは体長「約2センチ~4センチ」日本では全国で見られます。
見た目はめちゃくちゃ似ていますがまずそもそも大きさが全然違うので見分けるのはさほど難しくはありません。
ショウリョウバッタモドキ
ショウリョウバッタモドキは体長「約2センチ~5センチ」ほどの細長いバッタです。
こっちはオンブバッタ以上にショウリョウバッタによく似ていますが、後ろ足が立っているか体に沿っているかで見分ける事ができます!
後ろ足が立っていたらショウリョウバッタ、体に沿っていたらショウリョウバッタモドキということですね!
食べ物について
ショウリョウバッタは「草食」の昆虫になります!
食べるのは主に「イネ科植物」で、擬態できるように細長い体になったとも言われているのです!
イネ科植物が生えているところは餌場兼隠れ家って感じですね!
寿命について
次にショウリョウバッタの寿命は「約1年」ほどと言われています。
バッタの中ではまあ普通の寿命ですね。
ただその環境の状態や餌などの要因で寿命は大きく変化します。
天敵について
ショウリョウバッタの天敵は様々な肉食動物たちになります。
具体的には肉食の「哺乳類」「鳥類」「爬虫類」「両生類」や「カマキリ」「ムカデ」「クモ」などになります、大変だこりゃ。
ただショウリョウバッタのメスって食べられてるとこあんま見ないんですよね、やっぱでかいから襲いにくいのかなあ?
ショウリョウバッタについてのまとめ
いじょうが「ショウリョウバッタ」についての解説となります!
ショウリョウバッタについて分かりましたでしょうか?
そうだね!ショウリョウバッタのメスは実は日本最大のバッタでした!
確かに相当でかいですもんね!名前だけならトノサマバッタあたりが最大っぽいですが。
しかも結構身近な昆虫だし動きも遅いので簡単に捕まえる事ができるのもショウリョウバッタのメスの魅力でした!
そんなショウリョウバッタですが逆にオスはそれほど大きくはありませんでした。
とはいえ5センチはあるのですが、これくらいのサイズのバッタは日本にもそれなりにいます。
そしてオスとメスの差もまた面白いところなんですよね。
というわけで!この記事では「ショウリョウバッタ」について解説してきました!
参考になっていたら幸いです!
ショウリョウバッタを見かけたら是非観察してみてくださいね!
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