海外で暴れている日本の生き物15選!日本産の生き物が外国だと要注意生物に!
日本には様々な生き物達が暮らしています、日々いろんな生き物と出会うことができますよね。
しかし中には「外来種」と呼ばれる、元々日本には生息しておらず在来種に悪影響を与えてしまう生き物も生息しています。
そしてそれは日本の生き物であっても同様で、持ち込まれ野生化した日本の生き物が外国で暴れ散らかしている事例もあります。
そんな海外で暴れ散らかしている日本の生き物をこのサイトでは「15匹」に厳選してご紹介させていただきます。
是非是非最後まで見ていってくださいね!
海外で暴れている日本の生き物について
外来種の定義について
まず最初に少しだけ「外来種の定義」についてお話ししていきましょう、興味ない方は飛ばしてもらって大丈夫です!
外来種とは「日本に本来生息していなかった生き物の中で人間が管理していないもの」が該当します。
例として動物園の生き物たちは「人間に管理」されているので外来種には該当されません。
また日本の生き物でも本来居ない場所に持ち込まれ野生化してしまうと「国内外来種(例:北海道のカブトムシ)」となります。
そして日本において外来種とされるのは「明治時代以降に来た生き物」とされています、それ以前のものは外来種とはされないので注意です。
と、他にも色々と決まりなどはありますが、ひとまずこれくらいにしておきましょう、これ全部解説すると恐ろしい量になるので・・・・
海外で暴れている日本の生き物15選!
では「海外で暴れている日本の生き物」について解説していきましょう!
このサイトではお話しした通り15種類を解説していきます、また注意点として日本固有種だけでなく日本に生息している生き物も同様に紹介していきます。
意外と身近にいるような生き物もいますので是非自身の経験とも照らし合わせてごらんくださいね。
①マメコガネ
海外で暴れている日本の生き物1種類目は「マメコガネ」になります、知っている人は多いかもしれませんね。
一見キラキラ綺麗なコガネムシですが実は「農作物キラー」であり、大量に押し寄せてきて農作物を喰らいつくしてしまいます。
幼虫は根を食べて枯らし、成虫は葉を食べて弱らせてしまうため外国では「ジャパニーズ・ビートル」と呼ばれ恐れられているのです。
海外で暴れている日本の生き物2種類目は「セマダラコガネ」です、街中でもよく見かける小さなコガネムシですね。
セマダラコガネは主に北アメリカで「オリエンタル・ビートル」の名で要注意生物として恐れられています。
被害としてはマメコガネと同じく植物の食害で、幼虫がイネ科の植物の根を食べて枯らす他成虫も葉を食害するため農家の方に嫌われてしまいました。
③ゴマダラカミキリ
海外で暴れている日本の生き物3種類目は「ゴマダラカミキリ」です、日本では住宅地でも割と見かけますね。
このゴマダラカミキリは主に「幼虫」が暴れており、樹木を内部から食べて枯らしてしまうことがあります。
日本でも同様の被害が毎年報告されており、要注意生物として農家の方からは恐れられている生き物です。
④ナミアゲハ
海外で暴れている日本の生き物4種類目は「ナミアゲハ」です、日本ではお馴染みすぎる生き物も外国では要注意生物とされています。
理由は幼虫による「柑橘類の葉の食害」です、これにより農作物である柑橘類の成長阻害などが起きてしまうんですよね。
また日本でもナミアゲハの幼虫による葉の食害による被害は起きています、綺麗ですが実は害虫でもあったんですね。
⑤クサギカメムシ
海外で暴れている日本の生き物5種類目は「クサギカメムシ」です、たまに見かけるカメムシですね。
こちらはまだ大きな被害は確認されていませんが、今後重大な農業害虫になる可能性があるとして外国の農家から危惧されている生き物です。
というのも「ミカン」「リンゴ」などの果汁を吸うことが知られており、そのせいで病気になるほか成長阻害が起こる可能性があるのです。
【キマダラカメムシ】
余談ですがクサギカメムシには「キマダラカメムシ」という非常によく似たカメムシが日本にも生息しています。
見分け方としては全体的にある点々の模様がキマダラカメムシのほうが明るく黄色い点で見分けることが可能です。
ちなみにこのキマダラカメムシは「外来種」なのですが、特に大きな被害は報告されていなかったりします。
⑥オオスズメバチ
海外で暴れている日本の生き物6種類目は「オオスズメバチ」です、日本で最も有名で危険なハチと言っても過言ではありませんね。
その悪名高さから「アメリカ」に侵入して来た時にはネット上で大パニックとなった過去があります。
そりゃ人を殺すこともある殺人バチが入ってきたとあれば大パニックにもなりますよね。
⑦ミミズ
海外で暴れている日本の生き物7種類目は「ミミズ」です、これびっくりした人もいるのではないでしょうか?
ミミズは落ち葉を食べ消化し糞をすることで「窒素」「リン」など豊富な栄養を土に与える、日本にはなくてはならない生き物です。
しかし外来種として定着したアメリカだと落ち葉は「水の過剰な蒸発を防ぐ」「病原菌を遮断」などに必要であり、その必要な落ち葉まで食べてしまい問題になっているのです。
またミミズは消化管に「微生物」を抱えており、それを糞と一緒に排泄することでアメリカの土壌を日本の土壌に近いものに変えてしまう「環境破壊」が懸念されています。
アメリカの土壌は日本のミミズが居なくても成り立つようになっているため、まさに余計なお世話というやつなんですね。
これにより予想もつかない病原菌の発生や落ち葉を必要とする生き物への被害など実は結構深刻な問題へとなりつつあるのです。
⑧ニホンジカ
海外で暴れている日本の生き物8種類目は「ニホンジカ」です、奈良公園で見たことがある人は多いと思います。
外来種として定着した外国では「農作物を食べる要注意生物」として恐れられているのです、日本でもある事例ですね。
また現地のシカとの交雑が懸念されています、日本で愛されている生き物が海外だと厄介者なのは悲しい話ですね。
⑨ホンドタヌキ
海外で暴れている日本の生き物9種類目は「ホンドタヌキ」になります、北海道以外に生息しているタヌキさんですね。
アジア固有種なのですが過去「毛皮」「ペット」目的で輸入されたものが逃げ出し野生化してしまったと言われています。
主に「農作物の食害」「狂犬病の媒介者」として外国では猛威をふるう要注意生物となりました。
⑩ホソウミニナ
【画像後日挿入予定】
海外で暴れている日本の生き物10種類目は「ホソウミニナ」という貝の一種になります、見た目はウミニナやカワニナが近いですね。
主に北米の海で外来種として定着しており、日本のカキの稚貝に混ざって持ち込まれたのが原因とされています。
干潟を占領するほどの繁殖力を持ち、在来の生き物に悪影響を与えるとして昔から駆除の対象となっている貝です。
⑪クロヨシノボリ
【画像後日挿入予定】
海外で暴れている日本の生き物11種類目は「クロヨシノボリ」です、日本では絶滅危惧種として知られています。
このお魚は主にペルシャ湾にて「侵略的外来生物」として猛威を奮っており要注意生物として知られてしまいました。
日本の環境よりもペルシャ湾のほうが住みやすかったということなのでしょうね。
⑫クズ
海外で暴れている日本の生き物12種類目は「クズ」です、葛餅や葛切りなどの日本食で親しまれている植物ですね。
日本では当たり前に見るクズですが、外国では在来植物を葉で覆ったり絡みついたりして成長を阻害することで危険視されています。
また繁殖力が強いのも特徴で、中には家全体がクズで覆われてしまった事例もあると言われています!
⑬イタドリ
海外で暴れている日本の生き物13種類目は「イタドリ」です、最近同じ名前のアニメキャラが有名になりましたね。
このイタドリですが外来種として定着した外国で異常繁殖が確認されており、なんと「アスファルトを突き破る」といった被害が報告されています。
また異常繁殖することで在来の植物の成長阻害が起こることも想像に難くありませんね。
⑭マンリョウ
海外で暴れている日本の生き物14種類目は「マンリョウ」です、日本では「庭木」「鉢植え」に植え鑑賞利用される植物ですね。
この植物は主にアメリカ合衆国で園芸品種のマンリョウが日本と比べ物にならない圧倒的なスピードで異常繁殖してしまっています。
その結果在来の植物の成長を阻害するとして要注意生物とされてしまっているのが現状です。
⑮ワカメ
海外で暴れている日本の生き物15種類目は「ワカメ」です、なんとワカメは外国ではものすごい猛威をふるう外来種として知られています。
というのもめちゃくちゃ大繁殖してしまうのです、その結果生態系を壊してしまうと言った被害が起こっています。
また驚異的なのが生命力で、1本のワカメから数億の胞子をばら撒くことができるんだとか!そら増えるわ。
知っておいてほしいこと
【日本で外来種のハクビシン】
最後に外来種について知っておいてほしいことをお話ししたいと思います。
巷では外来種を「悪」だとする見方が多いですが、無理やり連れてこられそこで何とか生き抜いている外来種たちに罪はありません。
時には駆除が必要になりますが、そこだけは勘違いしないようにしていただければ幸いです。