ツマグロオオヨコバイ(バナナムシ)の生態を解説!害虫としての一面や餌など詳しく解説!
みなさんはツマグロオオヨコバイという昆虫をご存知ですか?ツマグロオオヨコバイは別名【バナナムシ】とも呼ばれることがある小さな昆虫です。かわいらしい呼び名ですが農作物の汁を吸うことから害虫としても知られています。そんなツマグロオオヨコバイについて詳しくまとめていますので是非一度ご覧ください!
今回は「ツマグロオオヨコバイ」について解説していきたいと思います!
めちゃくちゃ独特な見た目の昆虫ですね!ハデハデの実でも食べたんかってくらい独特です!
見たことがある方も多いのではないでしょうか?
服についてたら一瞬ビビるよねw得体が知れなさ過ぎるもんw
よく見たら毒々しいや!怖い!!!恐ろしいw
まぁ全くもって人間に害はない昆虫なんでご安心を。
ごめんごめん!でもこの記事を見たらツマグロオオヨコバイについては詳しくなれるよ!
というわけでこの記事では「ツマグロオオヨコバイ」について詳しく解説していきます!
是非最後まで見ていってくださいね!
ツマグロオオヨコバイについて
カメムシ目オオヨコバイ科
学名:Bothrogonia ferruginea
体長:1センチ~1.5センチほど
時期:4月中旬~10月頃・8月以降は越冬可能
生息地:日本【本州・四国・九州・対馬】
よく見られる場所:人家近く・草原など
ツマグロオオヨコバイは学名【Bothrogonia ferruginea】体長は1センチ程の小さな昆虫です!
北海道には生息しておらず、日本では本州・四国・九州・対馬で見ることが出来ます。
ありきたりな昆虫だと思ってたのですが北海道に生息していないのは驚きでした!
北海道の人は見たことがなくてもおかしくないということですね!
ちなみにこのツマグロオオヨコバイはその見た目から「バナナムシ」という別名で呼ばれることもあるんだとか!
バナナムシかわいいですね!
名前の由来について
ツマグロオオヨコバイは「羽の褄(つま)が黒い」ことから「ツマグロ」オオヨコバイと名づけられたと言われています!
そして「ヨコバイ」と言う名前は「見つかると横歩きして葉裏に隠れる」ことからこう名づけられています!
そんで先ほど紹介したバナナムシは名前の由来には全く関係しておりません!
灯火に飛来する
ツマグロオオヨコバイは灯火に飛来する習性があります!
ただ飛ぶのはあまり上手くはないないないようです。
ツマグロオオヨコバイが生息している場所なら夜網戸などに飛んでくるかもしれませんね!
害虫としての一面がある
ツマグロオオヨコバイはとてもユニークな見た目の昆虫ですが、害虫としての一面があります。
ツマグロオオヨコバイは植物の汁を吸う害虫で、主に「柑橘類」「イチジク」「ダイズ」「ラッカセイ」「チャ」「ブドウ」「クワ」などの植物の汁を吸います。
基本的に被害が出るほどの害はないのですが、例外として「クワ」の場合は吸った時や産卵の傷で枝の成長が悪くなる場合があるため、クワについてはかなり重要な害虫となっています。
天敵について
ツマグロオオヨコバイの天敵は多く、肉食昆虫・鳥類・爬虫類などほとんどの肉食動物が天敵となります。
ツマグロヨコバイはとても小さな昆虫なので多くの生き物に狙われてしまいます。
逆に言うと色々な生き物の貴重な命になってくれているともいえますね。
寿命について
ツマグロオオヨコバイはとても寿命が長い昆虫になります!
なんとツマグロオオヨコバイは長くて「9ヶ月」も生きるんだとか!小さいのに長生きですね!
8月以降に生まれた個体は越冬することもあり、非常に長い間見られる昆虫と言えますね!
餌について
ツマグロオオヨコバイは「害虫」の項目で解説しましたとおり「植物の汁を吸う」昆虫です。
幅広い植物を吸うことが出来、農作物以外にも様々な植物を餌とすることが出来ます。
なので出来れば農作物にはこないで欲しいですね。
ツマグロオオヨコバイについてのまとめ
いかがでしたか?
ツマグロオオヨコバイについてわかりましたでしょうか?
そうだね!ツマグロオオヨコバイはバナナムシとも呼ばれている昆虫でした!
かわいい別名ですよね!バナナムシ好きです!
一方で農業的に見てみるとツマグロオオヨコバイは農作物の汁を吸ってしまう「害虫」でした。
逆に言えばツマグロオオヨコバイはクワの大天敵と言えます。
とはいえかなり幅広い植物を餌に出来るのでクワに大量に集まると言うことは少ないでしょう。
しかし寿命が9ヶ月もあるため割と常にいる可能性はありますね。
小さいけどユニークで見てて楽しい昆虫ですからね!
みなさんもツマグロオオヨコバイを見つけましたら是非観察をしてみてください!
ヨコバイの名前の由来である行動が見られるかもしれませんよ!