テントウムシが汁を出すのは何故?黄色い汁・赤い汁の正体とは?
テントウムシが黄色の液体や赤い液体を出しているところを見たことはありませんか?服につくとなかなか取れませんよね!ではこの液体、一体何の為に出すのでしょうか?そしてこの液体はなんなのでしょう?そんな疑問を記事にしました!是非ご覧ください!
どうも!kinokon(@ikimono_net)です!
プチコラムシリーズへようこそ!
突然ですがテントウムシってかわいいですよね!
ちっこくてちょろちょろしていて、見ているととても癒されます!
昆虫が苦手な人でもテントウムシは大丈夫って人も多い気がするね!
しかしそんなかわいいテントウムシと触れ合っていると、突然黄色や赤色の汁を出されたことはありませんか?
しかもそこそこの量を出してきますよね!もしかしたらトラウマになっている人もいるかも・・・・。
黄色はともかく赤色になったら一瞬「血が出た!?」とパニックになってしまいますよね。
ではテントウムシが出してくるこの「液体」は一体なんなのでしょうか?
解説していきましょう!是非最後まで見ていってくださいね!
テントウムシの黄色い汁・赤い汁について
何故黄色や赤い液体を出すのか
【カメノコテントウ】
まず最初にテントウムシが液体を出す理由について解説していきましょう。
そもそも何故テントウムシは黄色や赤色の液体を出す必要があるのでしょうか?
実はこの液体、非常に苦いのです!
【ハラグロオオテントウ】
そう!苦いんだ!では何故苦いのか?それは天敵に食べられそうになった際に「苦い液体を出して食べられないようにする為」なのです!
つまりこれはテントウムシの「護身術」というわけなんですね!
テントウムシの出す赤や黄色の液体には「コシネリン」という成分が含まれており、とっても苦く臭い液体で思わず吐き出してしまうような味となっています。
【ヒメカメノコテントウ】
そういうことだね!あの液体にはテントウムシの命の訴えがあったのです!
ではテントウムシが何故液体を出すかもわかったので、次はこの液体の正体について見ていきましょう!
赤い液体と黄色い液体、正体を知ったらきっと驚きますよ!
テントウムシの黄色の液体・赤色の液体の正体について
【ナミテントウ】
ここまでテントウムシが何故黄色の液体や赤色の液体を出すのかについて解説してきました。
ここではその液体の正体について紹介しましょう!
もう早速正体を言わせていただきますが、黄色の液体・赤い液体の正体はテントウムシの「血液」になります!
【ナナホシテントウ】
そう、実はテントウムシの血液なんだ!
テントウムシは危険を感じると血圧を上げてこの血液を出すそうです。血圧をコントロールすることが出来るなんて凄いですよね!
そして血圧を上げたときに膜の薄い部分をやぶって血液を出すようです。
【ニジュウヤホシテントウ】
そう、そして血液が出る場所はこれはテントウムシによっては異なり「ナナホシテントウ」なら足の関節付近、「カメノコテントウ」なら顔の少し後ろ辺りになっています。
しかしかなり体に負担のかかる護身術ですね、かなりの量の血液が出ているように思います。
ただこれを出した後も普通に歩き出したりするので問題はない量なのかもしれません。
【オオニジュウヤホシテントウ】
かもしれないね(笑)それに出した後はちゃんと止血できてるみたいだからだらだら漏れるようなこともないしね。
もしかしてテントウムシは血液のスペシャリストなのではなかろうか?
ただこれはテントウムシが身の危険を感じた時の行動になるので、血を出してしまったらそっと草むらへ返してあげるといいでしょう。
テントウムシ出す液体は種類で異なる
【ナナホシテントウ】
先ほどテントウムシは「黄色い液体」と「赤い液体」を出すとお話しましたが、これはテントウムシの種類によって変わります!
黄色い液体を出すテントウムシは「ナナホシテントウ」「ナミテントウ」などがあげられます。
赤い液体を出すのは「カメノコテントウ」になっています!
テントウムシの黄色い液・赤い液まとめ
どうでしたか?
テントウムシが出す「黄色い液体・赤い液体」についてわかりましたでしょうか?
そうだね!テントウムシが黄色い液体・赤い液体を出すのは身を守る為の護身術でした!
この液体のおかげで鳥などの天敵はテントウムシを食べようとはしないようです!
生き抜く為の進化というのは時に予想もつかないものになることがありますよね!
人間じゃ無理だよね(笑)そういえば身を守る為に目から血を噴出するトカゲがいたなあ・・・
案外血液を武器にするのは自然界では普通のことなのかもしれませんね!
ただ皆さんは血液は大切にするようにしましょう。
いじょう!kinokonでした!