コロコロリーと、なんだか楽し気な鳴き声で鳴く秋の昆虫「エンマコオロギ」。
日本ではスズムシに次いで知られる鳴く虫の筆頭であり、結構簡単に見かけるため日本に住んでいたら鳴き声を聴く機会も多いでしょう。
また実は飼育も簡単にできるため、その綺麗な鳴き声を聴くために捕まえて飼育する人も多いです。

さん
でもエンマコオロギって飼育難しくないの?
餌も購入できるし、ジャンプ力が高くて脱走しやすい点を除けば小学生でも簡単に飼育できるよ!
というわけで、本記事ではエンマコオロギの飼育方法を解説!
飼育セットの組み方や飼育上の注意点など詳しく紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。
エンマコオロギは飼育できる?

エンマコオロギは、飼育をする上で規制等は特にありません。
また採集についても規制はないため、自由に採集・飼育をすることができます。
ただし1か所でエンマコオロギを採集しすぎてしまうと、数が減ってしまい生態系に悪影響となる可能性があるためやめましょう。
捕まえるのは飼育に必要な数だけにして、もしたくさん捕まえたい場合はいくつかの場所に分けて採集してくださいね。

(管理人)
そこで採集するのが自分だけではない可能性があるので、捕りすぎは注意です!

エンマコオロギはどんな昆虫?

| 科目 | バッタ目コオロギ科 |
| 学名 | Teleogryllus emma |
| 体長 | 約24~32mm(産卵管を除く) |
| 見られる時期 | 8~11月頃 |
| 生息地 | 日本(北海道・本州・四国・九州) |
| 良く見られる場所 | 草地・河川敷・田んぼ・畑など |
エンマコオロギはバッタ目コオロギ科、学名【Teleogryllus emma】です。
大きいと3cmほどになるバッタで、意外にも成虫は夏から見ることができます。
日本では全国的に見ることができ、特に畑で多く見ますね。
おそらく、秋の鳴くバッタの中では最もよく見られる昆虫ではないでしょうか。

(管理人)
僕の家の庭周辺で繁殖してるらしく、良く家の中にも入ってきますよ。

エンマコオロギの飼育に必要なもの

では続いて、エンマコオロギの飼育に必要なものを以下5点ご紹介していきます。
- 飼育ケース
- 床材
- エンマコオロギの餌
- 霧吹き
- エサ皿
それぞれ詳しく見ていきましょう。
飼育ケース

エンマコオロギを飼育する上で、まず必須となるのは飼育ケースです。
飼育ケースは昆虫の脱走を防ぎ、また逆に天敵の侵入や過度な湿気からエンマコオロギを守ってくれます。
また呼吸穴の確保や餌の取替のしやすさ、観察のしやすさなど昆虫の飼育に特化したケースです。
飼育ケース以外でも飼育はできなくはないですが、その分手間がかかったりエンマコオロギが死んでしまったりするリスクもあるためおすすめはしません。

(管理人)
エンマコオロギは飛んで脱走するので、逃がさないためにもフタのある飼育ケースで飼育しましょう。

床材

エンマコオロギの飼育に必須なものとして、床材が挙げられます。
床材があることでエンマコオロギが滑らず移動することができ、また糞があっても目立ちにくくなります。
またジャンプした後の着地の衝撃が和らげられるのも、地味ではありますがエンマコオロギにとって優しいです。
卵を持っているメスがいたら土の中に産んでくれるかもしれないので、その場合は5~10cmほど床材を入れておくといいでしょう。

(管理人)
床材が足りない時は、一部だけ5~10cm盛る方法でも産んでくれますよ。
エンマコオロギの餌

エンマコオロギの飼育に必須なものとして、エンマコオロギが食べる餌が挙げられます。
エンマコオロギは、ナス・キュウリ・ニンジン・キャベツなどの野菜やかつおぶし・煮干し・昆虫の死骸などの動物性のなども食べる昆虫です。
注意点として先ほどお話ししたとおり動物質の食べ物を与えないと共食いする可能性があるため、複数飼育の場合は必ず入れる必要があります。
動物質の餌を与えるのが難しい場合は、スズムシ用の餌が売られてますのでこちらを与えるだけでも共食いの対策になりますよ。

美味しいごはんたくさん食べさせてあげようね!
霧吹き

エンマコオロギの飼育に必須なものとして、床材の加水ができる霧吹きが挙げられます。
昆虫マットなどの床材は時間が経つと水分が蒸発してしまい、エンマコオロギにとって住みにくい環境となってしまうためです。
乾燥を防ぐためには、霧吹きで定期的に湿らせるのが有効となります。
住みやすい環境を維持するためにも、霧吹きでしっかり乾燥対策を行ってください。

さん
床材はフカフカなのがいいよね!!
エサ皿
スズムシは生の野菜や煮干し・かつおぶしなどを与えるため、エサ皿が必要になります。
生の野菜や煮干しなどを床材にそのまま置いてしまうと、臭いの原因になったり餌や床材が腐ってしまったりする恐れがあるためです。
エサ皿の選び方として、餌が置けるほどの大きさのもので大丈夫です。
素材はガラスやプラスチックなど、水分を吸わず腐らないものを選ぶといいでしょう。

(管理人)
エサ交換しやすいものを選んでくださいね。
エンマコオロギの飼育であれば便利なアイテム

続いて必須ではないものの、エンマコオロギの飼育で持っていれば便利なアイテムを以下3点解説していきます。
最低限の飼育セットだけ作りたい方はこちらを押して飛ばしてもらって大丈夫です。
- ピンセット
- コバエ防止シート
- 予備の飼育ケース
それでは詳しく見ていきましょう。
ピンセット

エンマコオロギの飼育環境を管理する場合は、ピンセットがあると非常に便利です。
ピンセットがあれば、素手でやらなければならない餌の交換や食べ残し・糞の除去を手を触れずに行うことができます。
またフタを取る必要がないため、エンマコオロギの脱走のリスクも大幅に防ぐことが可能です。
掃除の度にケース内のエンマコオロギを別容器に移動させる手間がなくなるため、個人的には持っておいて損はないアイテムだと思いますよ。

さん
間違えてピンセットでえんまこおろぎ挟まないようにしてね!!
コバエ防止シート

コバエ防止シートは、飼育ケース内にコバエが入らないようにフタに挟むシートです。
コバエは腐った床材や腐った植物に湧くことがあり、場合によってはハエの幼虫である「線虫」が発生します。
一度発生すると床材をすべて撤去し、改めて飼育セットを組まなければいけないのでかなり手間です。
それらを未然に防ぐことができるのがこのコバエ防止シートであり、多くの昆虫飼育者に愛用されているアイテムとなっています。
環境によっては必須レベルと言えますので、とりあえず購入しておくのはおすすめです。

(管理人)
線虫が沸いた飼育ケースはちょっとトラウマになりますよ・・・・

予備の飼育ケース

エンマコオロギを飼育する場合、予備の飼育ケースがあると非常に便利です。
予備の飼育ケースがあればケース内の掃除の際に一時的にエンマコオロギを避難させたり、卵や幼虫が生まれた時に退避させられたりします。
他のケースでも代用はできなくはないですが、ものによっては脱走したり酸欠になったりする恐れがあるため安全とは言えません。
小ケースでもいいので、飼育中のケース以外にもう一つ飼育ケースを用意しておくといいでしょう。

(管理人)
飼育ケースもう一つ用意しとけばよかった!という後悔は昆虫飼育者あるあるだと思います。

エンマコオロギは何を食べる?

エンマコオロギはきゅうりやナスなどの植物性のものや、小さな昆虫・昆虫の死骸など動物性のものも食べます。
飼育下ではきゅうりやナスなどの野菜を与えて飼育することが多いですが、先ほどお話ししたとおり動物性のご飯も与えないと「共食い」する可能性があるのです。
したがって、かつおぶしや煮干しなどの動物質のものも与えてください。
加減が難しいなと思った方はスズムシの専用フードがエンマコオロギの餌としても優秀なため、こちらも検討してみてくださいね。

(管理人)
エンマコオロギはたくさん食べるから、見てて楽しいですよ。
エンマコオロギの飼育セットの組み方

続いて、エンマコオロギの飼育セットの組み方について以下の手順で解説していきます。
- ①飼育ケースを用意する
- ②床材を敷く
- ③餌を設置する
- ④エンマコオロギを入れて完成
難しくはありませんので、よく見て真似してくださいね。
①飼育ケースを用意する

エンマコオロギの飼育セットの組み方として、まずはエンマコオロギに合った飼育ケースを用意しましょう。
エンマコオロギは小~中型のバッタなため、飼育ケースのサイズは小型で大丈夫です。
ただし複数飼いする場合は小型だと狭い可能性があるため、中型の飼育ケースを用意するといいでしょう。
状況に応じた大きさの飼育ケースを選んであげてくださいね。

(管理人)
あまりに狭いと共食いを始めることもあるため、余裕をもって大きめの飼育ケースを選びましょう。
②床材を敷く

飼育ケースが決まったら、次は床材をケース内に敷いていきます。
床材はエンマコオロギが滑らず歩くのに必要となり、またケース内の湿度を保つ役割もあるため大切です。
成虫だけ飼育したい場合は2cm程度、交尾させて卵を産ませたい場合は5~10cmほど床材を入れてあげてください。
また床材に糞が目立ってきたら、古い床材を捨てて新しく床材を入れてあげてくださいね。

(管理人)
床材を取り換える時は、予備の飼育ケースにエンマコオロギ入れてからやるといいですよ。
③餌を設置する
床材を適切な量敷くことができたら、次は餌を設置していきます。
用意したエサ皿に、ナスやキュウリなどの野菜やスズムシの餌を置いてあげてください。
くどいようですがエンマコオロギは動物質の食べ物を与えないと共食いするため、動物質の食べ物は必ず与えてください。
また野菜の場合一度にたくさん与えると食べきる前に腐る可能性があるので、最初は少な目に与えてどれくらい食べるのかを確認してみるといいでしょう。

(管理人)
あと野菜を交換する時は、エンマコオロギがくっついてる可能性が有るので注意してくださいね。
④エンマコオロギを入れて完成
ここまで出来たら、後はエンマコオロギを投入して完成となります。
投入したらしばらく観察してみて、おかしな点や不便そうな点がないか確認してみてください。
例えば餌が大きすぎて狭そうにしていたり、複数入れすぎて大暴れしたりなどする場合は改善が必要です。
その後もたまに確認して、必要があれば改善していきましょう。

(管理人)
飼育ケースは涼しくて静かなところにおいてあげると、エンマコオロギが過ごしやすいのでおすすめです。
エンマコオロギを飼育する際の注意点

続いて、エンマコオロギを飼育する際の注意点を以下3点解説していきます。
- 共食いを防ぐために餌を切らさない
- 夏場は高温になりすぎないようにする
- 脱走しないように注意する
それぞれ詳しく見ていきましょう。
共食いを防ぐために餌を切らさない

エンマコオロギを飼育する際の注意点として、共食いを防ぐために餌を切らさない点が挙げられます。
何度もお伝えしましたがエンマコオロギは動物性の餌が不足すると「共食い」をする可能性があるため、餌を切らすことは大変危険です。
したがって餌の減り具合は必ず確認し、ナスやキュウリなどの野菜とかつおぶしや煮干しなどの動物性の餌を一緒に与えてください。
またスズムシの餌を与えることも有効なので、特に動物性の餌が継続的に与えられない場合は購入を検討するといいでしょう。

お野菜は腐る前に取り換えようね!
夏場は高温になりすぎないようにする

エンマコオロギを飼育する際の注意点として、夏場は高温になりすぎないようにする点が挙げられます。
エンマコオロギは夏場にも見かけますが、実は暑さには弱いです。
高温になる場所で飼育すると、衰弱したり最悪死んでしまったりすることもあります。
したがってエンマコオロギは、直射日光に当たらず高温にならない涼しい場所で飼育するようにしましょう。

(管理人)
夏場は鳴き声も聞けますし、冷房が付いた場所で飼育することをおすすめします。
脱走しないように注意する

エンマコオロギを飼育する際の注意点として、脱走しないように注意する点が挙げられます。
エンマコオロギはちゃんとバッタであるため、餌の交換時などに飼育ケースを飛び出してしまう恐れがあります。
比較的動きは遅いので捕まえるのは難しくないですが、家具の配置を知っているのかというくらい的確に狭いところに逃げ込むため割と捕まえるのに苦労します。
このまま見つからない場合は、数か月後に干からびたコオロギが出てくる可能性があるので逃がさないよう注意してあげてくださいね。

さん
絶対逃がしちゃだめだね・・・・
エンマコオロギの寿命

エンマコオロギの成虫の寿命は、およそ2~4年ほどになります。
そこまで長生きする昆虫ではなく、ほとんどが年内で死んでしまうでしょう。
したがって、元気なうちに思い出を残していくことが大切となります。
ごはんを食べているところをのんびり眺めたり、綺麗な鳴き声を動画で残したりなどたくさん楽しませてもらいましょうね。

(管理人)
ご飯食べてるところを見るのが僕は好きです。
まとめ
本記事では、エンマコオロギの飼育方法について解説していきました。
エンマコオロギはちょっとした草地や枯草の下などにも多く見られ、街中でも普通に生息しているため捕まえるのは難しくありません。
飼育も脱走対策や共食い対策をする必要はあるものの、そこさえクリアすれば飼育は容易です。
エンマコオロギを見かけたら、本記事を参考にしてぜひ飼育をしてみてはいかがでしょうか。

(管理人)
いじょう!kinokonでした!

きのこさんでした!

さん
たけのこさんでしたー!
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