クジラの呼吸方法を紹介!エラ呼吸?肺呼吸?水の中で息は出来るかなど徹底解説!
皆さんは「クジラ」を見たことはありますか?
日本でもクジラを見られるスポットは数多く存在しています!
初めて見る人はあまりにも大きすぎて岩か何かだと見間違えたりするのではないでしょうか?
そんなクジラですが時折「エラ呼吸」なのか「肺呼吸」なのかといった疑問を耳にします。
実際クジラってどうやって呼吸をしているのでしょうか?
そんな疑問を解説しています!是非最後まで見ていってくださいね!
クジラの呼吸方法について
クジラってどんな動物?
まずクジラについて軽く解説をしていきましょう!クジラは「哺乳類偶蹄目」に属している動物です!
海に広く生息しており淡水にはいません、まぁあんな大きな生き物川にいたらびっくりしますもんね。
また大きく分けるとクジラは「ヒゲクジラ」と「ハクジラ」に分けられます、これはまた別の機会にお話しましょう。
エラ呼吸は出来ない
さて、クジラの呼吸方法についてよく聞くのが「エラ呼吸」か「肺呼吸」かであると思います。
まずエラ呼吸についてですが、クジラは「エラ呼吸は出来ません」お魚さんみたいな見た目なのに不思議ですね。
クジラはエラ呼吸をすると勘違いされがちですのでこれは是非覚えて帰ってください。
肺呼吸をしている
ではそのもう一つの呼吸方法、そうです!クジラは「肺呼吸」で呼吸をする動物になります!
クジラの呼吸方法は人間と同じなのです!そもそも哺乳類はみんな肺呼吸なんですよ!
そしてクジラは人間とは少し「異なる器官」で呼吸を行います!
呼吸孔という器官で呼吸をする
クジラは人間にはない「呼吸孔」という器官で呼吸を行います。
上の画像を見ていただければわかると思いますが赤丸の中に「穴」が開いていますよね?
実はクジラってここから呼吸をするのです、頭の上に鼻があるようなもんなのでなんだか不思議ですよね。
クジラの潮吹きは呼吸である
突然ですが皆さんはクジラの「潮吹き」って見たことはありませんか?
あれって実は呼吸孔にたまった水ごと肺の中の空気を吐き出すことで起こっている、クジラの呼吸なのです!
すんげえように見えますがクジラからしたらただ息はいているだけなんですよね、恐ろしい肺活量・・・・
水中で呼吸は出来ない
クジラは海に住んでいる生き物なので割と誤解をされがちですが、水中では呼吸をすることができません。
理由はもちろん「エラ呼吸が出来ないため」になります、肺呼吸の動物は水中では呼吸不可能です。
先ほども解説した通りクジラの呼吸は水上で呼吸孔から行われているので、息継ぎをするために一度水上に出る必要があります。
一度に潜ることができる時間
水上に出ないと息ができないクジラ、ではどれくらいの間息継ぎ無しで潜ることができるのでしょうか?
これについては驚異の「30分~130分」もの間息継ぎ要らずであることが知られています!
クジラの種類によって餌などが異なるため潜水時間も異なるのですが、130分は驚異的と言わざるを得ませんね。
最も長い潜水記録について
先ほどクジラは「約30分~130分」もの間息継ぎ無しで潜水することができることを解説しました。
しかし実は「222分(3時間42分)」もの間潜り続けたという記録が2020年に公開され話題を呼びました。
この記録は「アカボウクジラ」が達成し、それまで137分が最高記録だったので大幅な更新となっています。
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【小話】息継ぎのタイミングで襲われることがある
クジラは息継ぎをする際水上に呼吸孔を出して呼吸する必要があります。
しかしそのタイミングで天敵である「シャチ」に襲われることがあるのです!
シャチはクジラが呼吸のために水上に上がることを知っているので、群れで襲い水上に行くのを阻止して溺れさせたりして狩りをすることが知られています。
まとめ
いじょうが「クジラの呼吸方法」についての解説となります!
クジラの呼吸方法についてわかっていただけましたでしょうか?
そうだね!クジラは「肺呼吸」の動物でした!
エラ呼吸とよく誤解されますがクジラは哺乳類なのでエラは持っていません。
しかし水の中で暮らす生き物なのに肺呼吸なのは少し不便そうですよね。
そんなクジラは一度の呼吸で「30分~130分」もの間潜り続けることができました!
また最も長く潜水した記録としてアカボウクジラの「222分」がありました、これはほんとに驚きです!
もしかしたら今後これ以上の記録が出るかもしれませんね!
というわけで!この記事では「クジラの呼吸方法」について解説してきました!
参考になっていたら幸いです!
ホエールウォッチングをする機会があったら是非潮を吹くところを観察してみてくださいね!