トビズムカデの生態を解説!名前の由来や毒性・寿命についてなど詳しく紹介!
みなさんは「トビズムカデ」というムカデをご存知ですか?トビズムカデは日本に生息しているありふれたムカデで、顎に毒腺を持っているため危険な生き物とされています。また非常に大きいながら屋内に侵入することもあるため害虫としての一面がある生き物です。そんなトビズムカデについてこの記事では詳しくまとめています!是非一度ご覧ください!
今回は「トビズムカデ」について解説していきたいと思います!これ間違えやすいんですがトビ「ズ」ムカデですよ!
ムカデといえば足がたくさんあって嫌われがちな生き物ですが、案外カッコいいんですよね。
実は隠れファンも多い生き物です。
というわけで、この記事では「トビズムカデ」について詳しくまとめています!
是非最後まで見ていってくださいね!
トビズムカデってどんな生き物?
オオムカデ目オオムカデ科
学名:Scolopendra subspinipes mutilans または Scolopendra subspinipes
別名:オオムカデ
体長:8センチ~15センチほど
時期:春~秋ごろ(暖かいところでは年中)
生息地:日本(北海道南部~沖縄)など
よく見られる場所:雑木林・住宅地
トビスムカデは学名【Scolopendra subspinipes mutilans】または【Scolopendra subspinipes】体長は8センチ~15センチと非常に大きなムカデです。
日本では北海道南部以外で生息しており、場所によりますが大体春~秋に見られます。
基本的には雑木林などに生息していますが、住宅地でもわりとちらほら見ることが出来る生き物です。
名前の由来について
トビズムカデの和名の由来はその体の「色」にあります。
トビズムカデは頭の色が赤色なのですが、この色を「鳶色に見立てたことが名前の由来」とされています。
なので具体的には「鳶色(トビ)の頭(ズ)を持つムカデ」と言った意味になりますね。ちなみに感じでは「鳶頭蜈蚣」と書くんですよ。
個体ごとに色が異なる
トビズムカデは主に赤色の頭と足を持っているのですが、個体によって色が異なる場合があります。
他の色としては「黄色」「朱色」などがあるようです!
凄い個体差が凄いムカデなのですが、それゆえに「アオズムカデ」と言うムカデと見分けるのが困難になっているムカデになります。
日本産のムカデでは最大級の大きさ
トビズムカデは大きなもので15センチほどになるムカデなのですが、これは日本に生息しているムカデの中では最大級の大きさとなっています。
日本最大級のムカデが普通に住宅地にいるってなんか凄いことですよね。
まあどちらかと言うと嫌われがちな生き物にはなりますが。
毒を持っている
トビズムカデは顎に「毒線」を持っている生き物になります。
トビズムカデに噛まれてしまうと非常に激しく痛むため、見かけても触らないほうがいいでしょう。
家の中にいたときはもうとんでもない!
毒性について
トビズムカデが持っている毒は「ヒスタミン・セロトニンなどのアミン類」また「血球溶解作用を有するタンパク質」が主成分とされています。
この毒が体内に入ると先ほどお話したように非常に痛むほか「かゆみ」や「赤い腫れ」などを引き起こしてしまいます。
また場合によっては「アナフィラキシーショック」を起こす可能性があり、そうでなくても激しい痛みが8時間続くこともあるため早急に病院にいくことをおすすめいたします。
餌について
トビズムカデは「肉食性」の生き物になります。
主に「ゴキブリ」「バッタ」「ガ」などの昆虫を食べるほか、場合によっては「ネズミ」を捕らえて食べることもあります。
ネズミ食べるの!?と思うかもしれませんがハツカネズミなんかは数センチなので全然トビズムカデのほうが大きいんですよね。
寿命について
トビズムカデの寿命は大体「5年~7年」ほどになっています。
それなりに寿命が長い生き物ですね!7年は凄い!
しかし7年も自然界で生き残るなんてどんな猛者なんでしょうね。
トビズムカデについてのまとめ
いかがでしたか?
トビズムカデについてわかりましたでしょうか?
そうだね!トビズムカデには個体によって色が違うことがありました。
しかし黄色とかもう全く違う色になるのは面白かったですね!
愛好家はどんな色が好きなんでしょうか?
ただそんなトビズムカデの顎には「毒腺」がありました。
噛まれてしまうと激しく痛み腫れるほか、場合によっては「アナフィラキシーショック」を起こしてしまうと言うものでしたね。
トビズムカデを見かけたら魅力的でも触らないことをおすすめいたします。
というわけで!この記事では「トビズムカデ」について解説してきました!
楽しんでいただけていたら幸いです。
トビズムカデを見つけたら観察してもいいですが噛まれないように注意してくださいね。