【2023年】スミナガシを8個の項目で徹底解説【まとめ】
今回は「スミナガシ」について解説させていただきたいと思います!
知る人ぞ知る美しいチョウチョですね!というか何故もっと有名にならないのか疑問なまであります。
やっぱりあんま見る機会が無いからでしょうか?
この記事で少しでもスミナガシの知名度を上げなくては・・・
というわけで!この記事ではそんな噂の「スミナガシ」について詳しく解説していきます!
是非最後まで見ていってくださいね!
スミナガシってどんな昆虫?
基本情報
チョウ目タテハチョウ科スミナガシ属
学名:Dichorragia nesimachus
体長:32㎜~44㎜ほど
時期:5月~8月頃(八重山諸島では3月~10月までで数回発生)
生息地:日本(本州・四国・九州・南西諸島)・台湾・朝鮮半島・インドシナ半島~ヒマラヤ地方など
よく見られる場所:雑木林など
スミナガシは学名【Dichorragia nesimachus】体長は約「32㎜~44㎜」ほどのチョウチョです!
本州以南に広く分布しており、5月~8月(八重山諸島では3月~10月)に成虫が見られます。
主に雑木林で見られる昆虫です。
名前の由来について
スミナガシの名前の由来はその複雑な「羽の模様」にあります。
見れば見るほど奥深いその模様が「墨流し」という伝統芸術に例えられこの名がつけられました。
めっちゃおしゃれな名前ですよねスミナガシ、一見チョウチョの名前に見えないのがまた良きで
羽の模様が美しい
スミナガシは恐らく日本に生息するチョウチョのなかでもとびぬけて美しい種であると言えます。
全体的に青緑色という独特な色合いに白い斑点のハイライト、そして全体的に薄く「金属光沢」がありこれがめっちゃ美しいです!
特に後ろ2枚の羽には「メタリックブルー」が強く出ていて個人的にここが大好きです!
お口は赤い
美しいスミナガシですが実は1部分だけ結構毒々しい見た目の部分があります。
それがお口・・・ストローなのですが、なんと「真っ赤」なのです!
一瞬イトミミズにみえるんですよね、しかしなんで口だけあんな目立つ色なんだろう?
幼虫の姿が独特
スミナガシの幼虫は普通にイモムシなのですが、頭にちょっとした特徴があります。
なんと頭から「悪魔の角」みたいなのが生えているのです!イメージでいうとメフィストフェレス的な感じでしょうか。
もはや独特の域を超えています、仮装レベルですw
縄張りを持つ
スミナガシはおっとりしてそうに見えて実は「縄張り」を持つことがあるチョウチョになります。
これはオスの成虫に見られる生態なのですが、を広げて同種や餌場に来た敵を追い払ってしまうのです!
そのためか美しい模様の撮影がしやすいんですよね、ある意味ありがたい生態です。
夕方に多く見られる
スミナガシの成虫は実は昼間にはあまり飛ばず、主に「夕方」になると活動が活発になります。
なので成虫を見たい場合は夕方辺りに探して見るといいかもしれませんね!
次に紹介する「食草」周りを探すとより効率がいいかもしれません!
食べる物について
スミナガシは「草食」の昆虫になります。
成虫はお花に来そうですが実際は「樹液」「動物の糞」「熟した果実」を好んで食べに来ます。
幼虫は「アワブキ」「リュウキュウアワブキ」「ヤマビワ」を食べて成長するのです、見つけたいときはこれらの植物を探すといいかもしれませんね!