【2023年】ナミテントウを16個の項目で徹底解説!【まとめ】
今回は有名なテントウムシ「ナミテントウ」について紹介していきたいと思います!
日本では「ナナホシテントウ」と並んでよく見られるテントウムシですね!
皆さんも一度は目にした事があるのではないかと思います。
ちょっとした草地のちょっとした草にいたりするよね!
一度自転車を漕いでいた時に手に乗ってきて危なかったことがあります(笑)
袖に入ろうとしてきたから必死で止めながら横断歩道渡ったっけ。
まぁそれだけナミテントウが身近な昆虫だと言うことだね!
さて!そんなわけでこの記事では「ナミテントウ」について紹介していきたいと思います!
是非最後まで見ていってくださいね!
ナミテントウってどんな昆虫?
基本情報
テントウムシ科
学名:Harmonia axyridis
体長:4㎜~8㎜ほど
成虫の見られる時期:3月~11月頃
生息地:日本(北海道・本州・四国・九州)・シベリア・樺太・中国・朝鮮半島
よく見られる場所:アブラムシのいるところ
ナミテントウは学名【Harmonia axyridis】 体長は「約4㎜~8㎜」ほどです。
日本では全国的に分布しており、成虫は3月~11月頃まで活動しています。
アブラムシのいるところで見かけるテントウムシですね!
幼虫の姿について
ちょっと画質悪いですが、ナミテントウの幼虫は上の画像のような姿になります!
トゲトゲしていて黄色またはオレンジ色の部分が多いのが特徴です!
幼虫も成虫と同じくアブラムシを食べて成長します!
蛹の姿について
ナミテントウの蛹は上記の画像の姿をしています!
ただナミテントウの成虫は個体によってかなり模様が違いますので、違う見た目の蛹もいるかもしれません。
これについてはデータが無かったので断言は出来ませんがいろいろな模様の蛹も存在する可能性があります!
性格について
可愛らしい見た目で人気の高いナミテントウですが、実はテントウムシの中では「攻撃的」なテントウムシになります。
そのために他のテントウムシに悪影響を及ぼしてしまうこともあるのです。
テントウムシ界のヤンキーって感じですかね。
名前の由来について
ナミテントウの名前の由来は結構そのまんまなものになります。
ナミっていろんな意味がある言葉ですが、ナミテントウの場合は「並」の意味として使われています。
これは「一般的な」「普通な」という意味であり、ナミテントウがよく見られるテントウムシであるということが由来となっているようです。
模様の個体差が激しい
ナミテントウと言えば黒い背中に2つの赤い丸があるテントウムシというイメージが強いと思います。
しかしナミテントウの背中の模様はなんと100とか200を超えるパターンがあると言われており、斑紋の個数の違いやそもそも色が違う個体まで存在しています。
ナナホシテントウだと思ってみると黒い点が少なくて「これナミテントウだったわ・・・」なんてことも少なくはありません。
日本で最もよく見られるテントウムシ
ナミテントウはナナホシテントウと並んで日本で最もよく見ることができるテントウムシの一種です。
しかし日本全体で見るとナミテントウのほうがよく見るテントウムシと言われています、なのでナミテントウが日本のテントウムシで最もよく見られると言えるでしょう。
僕の生活してる地域ではナナホシテントウのほうが多く見かけますね、地域差がありそうです。
赤い模様になるには時間がかかる
ナミテントウには赤い模様を持つ個体がいるのですが、この赤い部分は羽化したてだと白っぽいんだそうです。
しかし時間が経つにつれ赤色になっていくと言います。
これについて詳しく書かれたサイトがありますので参考に載せておきますね!
黄色い液体を出す
経験がある方も多いとは思いますが、ナミテントウは触っていると「黄色い汁」を出すことがあります。
あれ臭いですよね!噂では「苦い」とも聞いたことがあるような気がしなくもないこともないです。
この黄色い液体については「テントウムシが汁を出すのは何故?黄色い汁・赤い汁の正体とは?」の記事で解説してますので合わせてごらんください。
益虫とされている
ナミテントウはテントウムシの例にもれず幼虫・成虫ともに「アブラムシ」を食べる昆虫です。
そのため農家さんには天然の農薬」として非常にありがたがられています。
実際野菜とか育てるとありえんくらいアブラムシ湧きますからね、酷いときには綿みたいなのだすし。
外来種としての一面について
ナミテントウはアブラムシを食べるために益虫とされ、過去ナミテントウが生息していない国に持ち込まれた歴史があります。
その結果攻撃性の高い性格と繁殖力が強いナミテントウは外来種として定着してしまい、国によっては厄介な外来種とされている国もあるようです。
また在来のテントウムシを脅かす存在にもなり、かなり脅威とされています。
品種改良個体が存在する
ナミテントウは言わずもがな空を飛べる昆虫なのですが、実は「品種改良された飛べないナミテントウ」が存在しています。
なぜこんなことをするのか、これはもうお分かりだとは思いますが「アブラムシを駆除してもらうため」です。
実はもう日本でも実用化されているみたいなのですが、僕は聞いたことはないですね。
そういうこと、ただこの試みは別の問題を生むきっかけとなりました。
それが先ほど紹介した「ナミテントウ外来種問題」で、ナミテントウが外来種として定着した理由の一つがこの品種改良に大きく影響していると言われています。
なんと飛べないナミテントウが「ヨーロッパ」で大発生してしまったと言うのです、飛べないということはこの品種改良したナミテントウであることは明白ですね。
成虫は冬眠する
ナミテントウは成虫の姿で集団で冬眠することが知られています。
主に落ち葉の下や樹皮の間でぬくぬく冬を過ごすんだそうです、たまに家の中で勝手に冬眠を始める困ったちゃんもいるみたいですよ。
冬に落ち葉かきしてたらナミテントウ出てくるかもしれませんね!
クリサキテントウとの違いについて
【これはナミテントウ】
ナミテントウのそっくりさんとしてよく挙げられるのが「クリサキテントウ」というテントウムシになります。
幼虫の姿であれば違いがあるものの、成虫になってしまうと外見からの見分けは困難といいます、ただでさえナミテントウは斑紋の個体差凄いのにこれはダメ押しですね。
なので確実な見分け方は「交尾器を確認すること」なんだそうです、ムリゲーですね。
エサについて
ナミテントウのエサは皆さんご存知の「アブラムシ」になります、幼虫・成虫同様のご飯です。
しかしエサが少なかったりすると同種や他の種類のテントウムシの卵などを食べてしまうこともあるのだとか。
たまに共食いをすることもあるため飼育するときはしっかりアブラムシを補充してあげましょう!
飼育方法について
ナミテントウは幼虫・成虫共に「アブラムシ」を食べる昆虫です!ですので飼育をする際にはアブラムシを確保しておく必要があります!
飼育する際は虫かごなどにアブラムシと一緒に入れて飼育をするのですが、アブラムシはとても小さいため虫かごの空気穴からは簡単に逃げ出せてしまいます。
そのためナミテントウの飼育については穴の小さい「ディフェンスシート」を虫かごに挟むか「チャック付きの袋」に入れて飼育をするのがいいでしょう。
飼育ケースの中に入れるのは「床材(腐葉土やハスクチップなど)」「アブラムシの付いた植物(多めに)」でOKです!
チャック付きの袋で飼育する際にはたまに中の空気を入れ替えることを忘れないようにしましょう!
アブラムシが減ったらしっかりと追加してあげてくださいね!
ナミテントウについてのまとめ
いじょうが「ナミテントウ」についての解説となります!
ナミテントウについてわかっていただけましたでしょうか?
そうだね、ナミテントウは非常に攻撃的な性格のテントウムシでした。
そのため他のテントウムシと競合している地域などではそのテントウムシを押しやってしまうこともあり、また餌が不足する共食いや他のテントウムシを食べることもありましたね。
マジテントウムシ界のヤンキーです。
そんなナミテントウはかつてアブラムシを食べる益虫とされ、ナミテントウがいない国でも散布されるということがありました。
その結果外来種として定着してしまい大変になっている国もあると解説しましたね。
害虫を駆除するために連れてきたのにまさかナミテントウ自体が害虫になるなんてなんか本末転倒ですね。
というわけで!この記事では「ナミテントウ」について解説させていただきました!
参考になっていたら幸いです!
ナミテントウを見かけたら是非観察してみて下さいね!