クビキリギスの生態・豆知識6選!鳴き声・エサや飼育方法など徹底解説!
クビキリギスという昆虫を知っていますか?クビキリギスは少し不気味な見た目のバッタの仲間で、めちゃくちゃ大きな声で鳴きます。声だけは聞いたことがあるって人もいるかもしれませんね。その他にも首切りという物騒な名前や飼育方法などクビキリギスについて詳しく解説しています!是非一度読んでみて下さいね!
今回はバッタの仲間「クビキリギス」について紹介していきます!
なんか細長くて不思議な見た目をしたバッタですね。
めっちゃ下向いとるやんけ。
確かに顔が不気味で怖いよね。
上の写真では少し分かりにくいですがクビキリギスの顎は赤く、まるで血まみれの肉を食べたかのような見た目をしています。
おそらくバッタの仲間では一番怖い見た目なのではないでしょうか?
でも個人的にはかっこよくて好きな昆虫の一種です!
というわけでこの記事では「クビキリギス」について詳しく解説していきます!
是非最後まで見ていってください!
クビキリギスってどんな昆虫?
バッタ目キリギリス科ササキリ亜科クビキリギス属
学名:Euconocephalus thunbergi
体長:5センチ~6センチ程
時期:5月~11月頃
生息地:北海道(南部)・関東以南の本州・四国・九州・南西諸島
よく見られる場所:イネ科のある草原
クビキリギスは学名【Euconocephalus thunbergi】体長は約5センチほどと大きめのバッタです!
日本では北海道・関東以南の本州や四国・九州・南西諸島に生息しています。
ただ北海道には元々生息しておらず、何らかの方法で運ばれてきたと言われています。
そうそう、そして本来生息していなかった場所に人の手で運ばれているため北海道では「国内外来種」と言う立ち位置となっています。
北海道では国内外来種ですがクビキリギスが生息している地域では普通に見られる普通種で、人家の近くや畑など色々なところで見かけることが出来ます。
家の壁にくっついてたなんて田舎ではよくあることですね。
クビキリギスの名前の由来について
クビキリギスは名前が少し物騒な昆虫です。
なんせ「首切りギス」なんて名前なんですから!おっかないこと極まりない名前ですよね!
では一体何故このような名前がついてしまったのでしょうか?
その通り、クビキリギスの名前はあまりよくない意味から付けられているんだ。
というのもクビキリギスは首の間接が細く、引っ張ったりするとあっさり首が抜けてしまうちょっと恐ろしい特徴を持っています。
首が切れると言うよりは「抜ける」「もげる」といったほうが正しいでしょうか。
噛む力が強い
クビキリギスは見た目の通り顎の力が強く、つかみ上げたりすると人間にも噛みつくことがあります。
場合によっては出血するほど強い力で噛み付くことがあります!しかも引き抜こうとすると首だけ噛み付いたまま抜けると言う惨事も・・・
触れ合いなどをする際には少し注意が必要な昆虫ですね。
クビキリギスの鳴き声について
ここではクビキリギスの「鳴き声」を紹介していきます!
上にYoutube動画を用意しましたので是非聞いてみてください!
ズゥイーーーー!というか、ジイイイイイイイイ!というか、そんな感じの鳴き声で鳴いていますよね!
そう!クビキリギスの鳴き声はかなり大きいためよく「うるせえ」といわれてしまうバッタです(笑)
毎夜聞いていますがかなりの音量ですよ!1匹でカエルの大合唱といい勝負です!
でも逆にこの声が聞こえるということは近くにクビキリギスが居るということなので、採集したい人にとってはいい目印かもしれませんね(笑)
クビキリギスには色違いもいる!
ここまでクビキリギスの「緑色の個体」の写真ばかり紹介してきましたが、実は上の画像のような「茶色の個体」も存在します!
もちろん別の種類ではなく列記とした「クビキリギス」ですよ!同じクビキリギスなのにここまで色が違うのは面白いですね!
しかし上の画像なんかめちゃくちゃ地面に踏ん張ってるな。
それに上の画像の一部色違いなクビキリギスも存在しています!これは綺麗ですね!
また幻の「ピンク色」のクビキリギスもいるようです!
見つけたら幸せになるかもしれませんよ!
クビキリギスのエサについて
クビキリギスは草食の傾向が強い雑食で、強い顎を持っているため他の昆虫が食べられないような植物や昆虫の硬い部分を食べることができます!
詳しくお話しするとクビキリギスはイネ科の植物やコオロギなどの小さな昆虫を食べて暮らしています。
飼育下では魚肉ソーセージや金魚のえさ、鰹節やドッグフードも食べるようです!
クビキリギスの飼育方法
エサの紹介に続けてクビキリギスの飼育方法について解説していこうと思います!
クビキリギスの飼育方法についてはエサ以外はほぼバッタと同じになります!
何かしらのバッタを飼育した事がある方はわかりやすいかもしれませんね!
さて、クビキリギスの飼育に必要なものは「飼育ケース」「床材(砂・腐葉土など)」「エサ皿」になります!
それさえそろえば後は飼育ケースに床材をいれてエサ皿を設置するだけで飼育セットの完成です!
後はクビキリギスが隠れられるくらいには草などを入れてあげるとよいでしょう!
またエサについては先ほどの項目で紹介した「イネ科の植物」や「魚肉ソーセージ」「金魚のエサ」鰹節「ドッグフード」「小型の昆虫」などを与えてあげてください!
注意点としては植物質なエサと動物質なエサは偏らせずにどちらもしっかりと与えてください!
またイネ科の植物・魚肉ソーセージは傷みやすいので傷む前に交換してあげましょう!
クビキリギスについてのまとめ
どうでしたか?
クビキリギスについてわかりましたでしょうか?
そうだね!クビキリギスは見た目もさることながら名前も怖い昆虫でした。
自分の首がとれやすいから「クビキリギス」なんて、名づけた人は結構残酷な名前の付け方をしてますね。
噛まれても我慢しないと、引っ張ったら首もげるので注意しないといけませんね・・・。
またクビキリギスはドデカイ音量で鳴くので非常にやかましいです。夜中に大きな声で鳴いてる昆虫がいたら多分こいつですね(笑)
また色違いもいるので探してみると面白いかもしれません!
探せ!ピンクのクビキリギス!!!!