イイダコの生態を解説!名前の由来や寿命・天敵についてなど詳しく紹介!
皆さんは「イイダコ」というタコをご存知ですか?イイダコは美味しい食材として昔からよく食べられてきました。漁はもちろん釣りでも簡単に釣ることができる美味しいタコさんです!そんなイイダコについてこの記事では詳しくまとめています!是非ご覧ください!
今回は「イイダコ」について解説していきたいと思います!
イイダコは日本ではよく食用にされているため知っている人、食べたことがある人も多いのではないかと思います。
僕は給食で出た覚えがあります!美味しかったなぁ。
っと失礼。この記事ではイイダコの調理方法ではなく生態について解説していきます!
イイダコがどんな生き物なのか、詳しく解説していきますね!
是非最後まで見ていってくださいね!
イイダコってどんな生き物?
マダコ科マダコ属
学名:Octopus ocellatus(Octopus fangsiao)
体長:10センチ~30センチほど
釣期:9月~12月ごろ
生息地:日本(北海道南部日本沿岸域以南)・朝鮮半島南部・中国沿岸部など東アジアに広く生息
よく見られる場所:浅い海の砂地など
イイダコは学名【Octopus ocellatusまたはOctopus fangsiao】体長は10センチ~30センチほどと小型のタコになります。
日本では北海道南部日本沿岸域以南で見ることが出来、朝鮮半島南部や中国沿岸部など東アジアで広く見ることが出来ます。
10メートル~20メートル以下の浅い海の砂地に生息している身近な生き物です!
名前の由来について
イイダコの名前の由来は産卵期のメスの見た目にあります。
産卵期のイイダコのメスは胴体(頭部)にぎっしりと卵胞が詰まっており、その見た目がまるで米粒が詰まってるように見えることから「飯蛸(イイダコ)」と呼ばれるようになりました。
ちょっと可哀想な名前の由来ですね。
色々な物を利用して身を隠している
イイダコは自然界にあるものや人間が捨てたものなどを利用して身を隠すことがあります。
上の可愛らしい画像のように大きな貝殻や岩場の影、そして空き瓶や空き缶などに隠れて天敵からやり過ごしているのです!
だからってゴミのポイ捨ては絶対しないでくださいね!
天敵について
イイダコの天敵は主に肉食の魚類になります。
詳しくは「マゴチ」「エソ類」がイイダコの天敵になります。
そしてもちろんイイダコを食料とする「人間」もイイダコの天敵になりますね。
食用にされる
イイダコは美味しい食材として広く親しまれているタコです。
「煮付け」や「唐揚げ」「酢の物」や「汁物」など様々な料理にしても美味しいため昔から食べられてきました!
なんと「弥生時代」や「古墳時代」からイイダコを食べていたと思われるイイダコ獲りの器具が見つかっているんだそうですよ!
イイダコ釣りについて
イイダコは釣りで釣ることができるタコになります!
イイダコは砂地に生息しているため砂浜などから「テンヤ」や「スッテ」等の仕掛けをつけて投げズル引き(仕掛けを海の底につけ引きづるように糸を巻く技法)で狙うことが出来ます!
ズル引き最中「グッ」と竿が重くなったらイイダコがかかった合図なんだそうです!
餌について
イイダコは夜行性の肉食動物になります。
餌は主に「甲殻類」「多毛類」「貝類」など、海の底で生活している生き物を食べて生きているタコさんです。
しかしどうやって夜の暗闇の中そんな小さな生き物を見つけてるんでしょうね。
寿命について
イイダコの寿命は「約1年ほど」と言われています。
もっと長い間生きそうなイメージがありますが、意外と寿命が短い生き物なんですね。
というかたった1年で30センチにまでなる個体がいるのは凄いですね!
イイダコについてのまとめ
いかがでしたか?
イイダコについてわかりましたでしょうか?
そうだね!イイダコは大きな貝殻や海底に落ちているビンなどに入って身を隠す習性がありました。
そうやって昼間は天敵から隠れ、夜に獲物を求めて外に出てきます。
海底のゴミ拾いしてたらゴミに隠れてたイイダコが拾えるかもしれませんね!
そしてイイダコは昔から食べられている歴史ある食材でもありました!
「弥生時代」や「古墳時代」などから漁が行われ食べられていたなんて驚きですね!
日本ではかなり歴史深い食材です!
というわけで!この記事では「イイダコ」について解説してきました!
楽しんで読んでいただけていたら幸いです!
イイダコを見かけましたら是非観察してみてくださいね!