ヒドリガモの生態・豆知識11選!鳴き声・寿命など徹底解説!
みなさんは「ヒドリガモ」という鳥をご存知ですか?ヒドリガモは赤い頭が特徴的な水鳥で、冬になると日本に渡来する「冬鳥」として知られています。しかし実は頭が赤いのってオスだけで、メスは全く違う色合いをしているんですよ!というわけでこの記事ではそんな「ヒドリガモ」について詳しく解説しています!是非一度ご覧ください!
今回は「ヒドリガモ」について解説していきたいと思います!
ちょうど上の画像みたいに泳いでる光景を見たことがある人もいるのではないでしょうか?
ヒドリガモが気持ち良さそうに泳いでる姿ってかわいくって凄い和むんですよねー
ね!ついついボーっと眺めてしまいます!
さて!そんなわけでこの記事では「ヒドリガモ」について詳しく解説していきます!
是非最後まで見ていってくださいね!
ヒドリガモってどんな動物?
カモ目カモ科マガモ属
学名:Anas penelope
別名:アカガシラ
体長:40センチ~50センチ・翼開帳60センチ~80センチ
時期:冬~春
生息地:日本・ユーラシア大陸北部・アイスランド・ヨーロッパ・アメリカ北部・インド北部・中国南部・朝鮮半島など
よく見られる場所:池・湖など
ヒドリガモは学名【Anas penelope】体長は「オスは約50センチ」「メスは約40センチ」程で、翼を広げると60センチ~80センチになります!
日本には「冬鳥」として渡来し、ユーラシア大陸北部・アイスランド・ヨーロッパ・アメリカ北部・インド北部・中国南部・朝鮮半島などに広く分布している鳥さんです。
日本では最もよく見ると言われる淡水カモの一種で、用水路やちょっとした湖・池でも見られます!
名前の由来について
ヒドリガモの名前の由来はその特徴である「赤い頭」にあります!
ヒドリガモの頭の色が「緋色」に見えるために「緋鳥」と呼ばれ、その後なんやあってヒドリガモと呼ばれるようになりました!
漢字にすると「緋鳥鴨」とになります!なんかかっこいいですね。
冬鳥である
ヒドリガモは実は先ほど少しお話したとおり日本にずっと生息している鳥ではありません。
ヒドリガモは冬頃日本に渡ってくる「冬鳥」で、それ以外の季節は別の国で過ごします!
夏にヒドリガモを見かけないのは別の国にいるからなんですね!ちなみに北海道では春と秋でも見られるそうですよ!
オスとメスの見分け方
赤い頭が特徴的なヒドリガモですが、実は頭が赤い色をしているのは「オスだけ」になります!
上の画像では手前が「メス」奥が「オス」なのです!同じポーズ・・・かわいいですね。
しかし全体的に色合いが全く違うので別の鳥に見えます、というわけでこの項目ではオスとメスの見分け方について解説していきましょう!
オスの特徴
では最初に「オス」の特徴について解説していきましょう!ヒドリガモのオスの特徴はなんと言ってもその真っ赤な頭です!
そしてくちばしから後頭部にかけての「白~褐色の模様」もオスの特徴といえるでしょう。
他の特徴としては「全体的な色合いが灰色」「羽の先端やお尻の辺りが黒色」「胸の部分が頭よりは薄い茶褐色」である点が挙げられますね!
メスの特徴
こちらがヒドリガモの「メス」となります。オスとは異なりなんだか地味な見た目ですね。
メスの特徴としては「全体的に茶色~赤茶色」「羽の先端が黒に近い褐色」「嘴の先が黒く他は灰色」である点などが挙げられます!
メスは他のカモと見分けるのは少し難しいかもしれないですね。
ヒドリガモの鳴き声
次はヒドリガモの鳴き声について紹介していきましょう!実はヒドリガモはオスとメスで鳴き声が違います!
まずはオスの鳴き声からです!上のYoutube動画を聞いていただければ分かると思うのですが「ピューイピュ―イ」と口笛のような高い声で鳴いています。
よく聞こえる通りのいい声なので、ヒドリガモのオスがは場所がすぐにわかりますよ!
一方メスの鳴き声については使用できる動画が無かったのですが、オスと比べ鳴き声が低いのが特徴です。
ヒドリガモのメスは「ガアーガアー」といったザ☆カモって感じの鳴き声をしています。
経験上オスの鳴き声はよく聞こえるのですが、メスの鳴き声は聞こえたことが無いのであまり大きな声ではないのかもしれませんね。
水面をパクパクする行動について
ヒドリガモを観察しているとよく首やくちばしを水面すれすれにして泳ぐ姿が目立ちます。
これは何をしているのかと言うと、実は水面に浮いている「藻」などの植物を食べているのです!
めっちゃ水の飲みそうですよねこれ。
食用にもなる
ヒドリガモは実は「食肉」にされる事がある鳥になります、食べられるんですねヒドリガモって。
またルールはありますが狩猟を禁止されていない鳥であり、主に「ジビエ料理」として食べられる事が多いんだそうです。
ただ味は臭みがあってそんなに美味しくないとのこと、それなら僕は可愛い姿を生きたままみたいですね。
被害について
ヒドリガモはそこまで問題視はされませんが、農作物などに「害」をなす事があります。
具体的には養殖されている「海苔」や育てている「大麦」を食べてしまう事があるためそれぞれの農家では「害鳥」として嫌われているんだそう。
ただ被害についてはそこまで取り上げられる事は無いので小規模だと考えられます。
エサについて
ヒドリガモは基本的には水面に浮かぶ植物や陸に生えている植物を食べる「植物食」なのですが、昆虫や軟体動物なども食べることがあります。
カモと言えばよく水に潜って何かを食べているイメージがありますが、ヒドリガモは潜水はせず先ほど紹介したように水の上に浮いた植物をパクパク食べて暮らしています。
たまに海にも現れ海草を食べる事もあるみたいですよ!
寿命について
ヒドリガモの寿命は「約3年」程といわれています、短いですね。
ちょうど3年前にヒドリガモを見に行ったのですが、もうその時の子達とは出会えないかもしれないと思うと寂しいですね。
ただ飼育下では「10年~15年」も生きると言われています!環境によって全く寿命が異なるのですね!
天敵について
ヒドリガモの天敵は主に「猛禽類」になります。
具体的には「タカ」「ワシ」などや「ネコ」などの肉食の哺乳類も天敵となる可能性がありますね。
猛禽類の場合飛んでいるときにも襲ってくるため油断が出来ません。
見られる施設について
ヒドリガモは冬の日本でも見られる鳥さんですが、実は「動物園」などの施設でも展示されていることがあります!
詳しくは下に詳しいサイトを貼り付けておきますので興味がありましたらご覧ください。
野外で見るヒドリガモもいいですが飼育されているヒドリガモもいいですね!なついてたりするんだろうなぁ。
【見られる施設について】
ヒドリガモについてのまとめ
いじょうが「ヒドリガモ」についての解説となります!
ヒドリガモについてわかりましたでしょうか?
そうだね!ヒドリガモは「赤い頭」が特徴的な水鳥でした!
しかし実は頭が赤いのはオスだけでメスは全然違う色合いでしたね!
でもオスとメスが一緒にいるとなんだかお似合いな感じがします。
そしてヒドリガモは「鳴き声」もオスとメスで大きく異なる鳥さんでした!
オスの声は高く「ピューイ」というよく通る鳴き声でしたが、メスは低く「グワァ」とあまり聞こえない鳴き声でしたね。
僕も毎年見に行くのですがメスの鳴き声だけ聞いた覚えないんですよね、オスの鳴き声はほんとによく聞こえるのですが・・・
と言うわけで!この記事では「ヒドリガモ」について解説していきました!
参考になっていたら幸いです!
ヒドリガモを見かけたら是非観察してみてくださいね!