触角がかわいい【セマダラコガネ】実は大害虫として有名な昆虫!
みなさんは「セマダラコガネ」というコガネムシを知っていますか?セマダラコガネは日本固有種のコガネムシの仲間で、街中でもよく見ることが出来る可愛らしいコガネムシです。しかし実は植物を食い荒らす「害虫」としての一面があり、外来種として定着している地域ではとんでもない被害がでているんだそう!そんな「セマダラコガネ」についてこの記事では詳しくまとめていますので是非一度ご覧くださいね!
今回は「セマダラコガネ」について解説していきたいと思います!
とても綺麗なコガネムシですね!触覚でっかい!
たまに僕の家にも飛んできてくれる小さなコガネムシです!
ただこのセマダラコガネは一つ「とんでもない秘密」を抱えている昆虫なのです!
というわけでこの記事では「セマダラコガネ」について解説していきたいと思います!
是非最後まで見ていってくださいね!
セマダラコガネってどんな昆虫?
コガネムシ科セマダラコガネ属
学名:Anomala orientalis
体長:約1センチ程
時期:6月~8月頃
生息地:日本各地・アメリカ合衆国(移入)・ハワイ(移入)・ミクロネシア(移入)など
よく見られる場所:雑木林や公園など
セマダラコガネは学名【Anomala orientalis】体長は約1センチほどのコガネムシです!
日本各地で見られる「日本固有種」のコガネムシなのですが「アメリカ」「ハワイ」「ミクロネシア」で移入種(外来種)として定着しています。
主に雑木林や公園などどこでも見ることが出来るお馴染みの昆虫です!
名前の由来について
セマダラコガネの名前の由来は「背中の模様」にあります。
セマダラコガネの背には斑(まだら)模様がいくつもあり、これがそのまま「背斑(セマダラ)コガネ」と名前の由来となっているのです!
とはいえ個体差があるらしく「斑模様が無い」個体も見られるのだそうです。
農業害虫である
セマダラコガネはかわいい顔をして実は「農業害虫」としての一面があります。
とはいっても日本国内ではそれほど重要視されてはいないのですが、外来種として定着してしまった北アメリカ合衆国では「オリエンタル・ビートル」という名前で植物を枯らす非常に重要な害虫として危険視されています。
被害としては主に幼虫の「イネ科植物の根の食害」により枯れてしまうものが報告されています。
触覚がかわいい
セマダラコガネはもんげー農業害虫ではあるんですが、この触覚がかわいいんですよね。
結構昆虫好きの人の中では人気が高い種類です!
まあそれ以上に嫌われてしまっているのですが・・・
個体差がある
セマダラコガネは少しお話したとおり「個体差が激しい昆虫」となっています。
上の画像を見ていただければ分かると思いますが「頭が濃い緑」の個体もいれば「背中が黒い」個体、よく見られる全体的に「薄い茶色」っぽい個体、紹介した「斑模様が無い個体」など非常に色々な個体がいるのです。
僕は頭が緑色の奴が好きだなあ・・・みなさんはどれが好きです?
餌について
セマダラコガネの餌は成虫と幼虫で異なります。
幼虫は先ほど紹介しました「イネ科植物の根」や「芝の根」「落花生の根」などかなり幅広い植物の根を食べており、成虫は「ダイズ」「カキ」「リンゴ」「オウトウ」などの幅広い植物の「葉」を食べて生きています。
成虫の場合は余程たくさんの個体が集まらない限りは被害もそれほど酷くはありませんが、幼虫がめちゃくちゃイネ科植物の根を食べて枯らすので頭を悩ませている人は多く存在します。
セマダラコガネについてのまとめ
いじょうが「セマダラコガネ」の解説となります!
セマダラコガネについてわかっていただけましたでしょうか?
そうだね!セマダラコガネは1センチ程のとても小さなコガネムシでした!
よく見ないと見逃してしまうほど小さいですが、とてもかわいらしい昆虫ですね!
まじ草むらとかで探すと全然見つからん。
そんなかわいらしい見た目とは裏腹にセマダラコガネには「農業害虫」としての一面もありました。
成虫はともかく幼虫は植物の根を食べ枯らしてしまうこともある大変やっかいな害虫として知られています。
海外では「オリエンタル・ビートル」として恐れられている大害虫でした。
というわけで!この記事では「セマダラコガネ」について解説してきました!
楽しんで呼んでいただけていれば幸いです!
セマダラコガネを見かけたら是非観察してみてくださいね!