春の植物【スギナ(ツクシ)】スギナとツクシはどういう関係?採集法や調理法なども解説しています!
スギナという植物を知っていますか?ツクシと言ったほうがわかりやすいでしょうか。スギナは春に生えてくるシダ植物の仲間で、ツクシとスギナは同じ植物になります。この記事ではスギナ(ツクシ)について詳しくまとめていますので是非参考に読んでみてください!
どうも!kinokon(@ikimono_net)です!
今回は「スギナ」について紹介していきます!
「ツクシ(土筆)」の方がわかりやすいかな?
春先に畑の隅っことかにたくさん生えているよね!
実はスギナとツクシは同じ植物なんだ!
見た目は全然違うのに同じなんだよ!
というわけで今回は「スギナ(ツクシ)」について紹介していきます!
是非最後まで見ていってくださいね!
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スギナ(ツクシ)ってどんな植物?
玄関先に毎年スギナがたくさん出てくるんだけど。。つくんぼはね〜見かけなかったけど。。って!
え〜っ!Σ(・ω・ノ)ノ!つくんぼ出てた!! pic.twitter.com/8Q5A4QApbz— ルッコラ (@anemonegaita916) March 10, 2020
スギナはトクサ科トクサ属の植物です!
学名は【Equisetum arvense】スギナは草丈30センチほど、ツクシは10センチほどの大きさになります。
日本全国に生息しており、主に畑の隅や道端、田んぼの隅っこなどにひっそり生えています。
おそらくツクシに関しては一度は見たことがあるのではないかと思います!
もしかしたら家の敷地に生えているという人もいるのではないでしょうか?
スギナに関してはツクシが生えた後は必ず生えてくるのですが、ツクシほど目立たないため意外と見逃されがちです。
この記事ではスギナもツクシもしっかり紹介しますので、どちらもしっかり覚えて帰ってくださいね!
ツクシとスギナの関係について
ゴミ捨てついでに覗いたら。
つくしが沢山!
朝露に濡れたスギナの芽が綺麗✨
昨日、今朝とツバメも見掛けた😊 pic.twitter.com/Nn9yGhdJDv— れいぴょん (@8qyNu3CLjLK79pC) March 18, 2020
ツクシとスギナは同じ植物だと紹介しました。
ですがどう見ても同じ植物には見えませんよね?
そうだよね!同じ植物といわれても結構無理があります。
ですがこれは嘘ではなく本当に「同じ植物」なのです!
というわけでスギナとツクシの関係性について紹介します!
実はスギナとツクシは地下茎というもので繋がっているのです!
地下茎とは簡単に言うと地下にある茎のことになります。
そしてその地下茎からはまず「ツクシ」が生えてきます!
これはツクシから「胞子をまくため」です!
大きく育ったツクシは先端から緑色の胞子を撒き、枯れてしまいます。
スギナはシダ植物なので胞子で増えますから、ツクシはその役割をになっているということですね!
そしてツクシが枯れたその後に出てくるのがスギナなのです!
このことから難しい言葉でスギナを「栄養茎」ツクシを「胞子茎」と呼びます。
スギナとツクシはそれぞれで役割が違う形態なのですね!
少し難しいですがこれがスギナとツクシの関係になります!
ツクシの採集方法について
職場のお母ちゃん的職員が、ツクシを料理してくれたー!
うま〜💕💕💕 pic.twitter.com/rLx7y2q6fA— Lulu 🌸💎🍮⛸🍌🐟 (@Lulu26265770) March 18, 2019
ツクシは知ってる人は当たり前な「山菜」になります!
とても美味しく食べることができる山菜で、生えているところには馬鹿みたいに生えているので採集も容易にできます!
河川敷なんかはもうやばいことになっているのではないでしょうか?
今度見にいってみようかな!
というわけでツクシの採集方法を紹介していきます!
といっても簡単なので一行で済むのですが(笑)
では説明します。
- ツクシは10センチほどのものを採取します。
いじょうです。
うん、これだけ覚えてたら採集はできるよ(笑)
ツクシは胞子が飛んだ後のものは美味しくないとは言われるのですが、普通に食べられるようです。
要するにツクシは基本的にはどんな大きさでも採集はできるということですね。
しかし胞子を飛ばす前と後では若干味が違うようです。
簡単にまとめると
- 胞子を飛ばす前・・・・苦味が強く風味がある
- 胞子を飛ばした後・・・味は落ちるがクセがない
といった味の違いがあるようです。
これは最初の採集の際に実際に調理して食べてみて、次の採集から好みのほうを採集するといいかと思います。
実際食べるまで味はわかりませんし、初めての場合はどちらも食べてみるのがおすすめです!
ツクシの下処理方法
八百屋でゲットした奈良のツクシを料理してみました ほろ苦い春の味に酒が進みます☆ pic.twitter.com/cqSWsjFz5F
— T.H.H (@orangemoon2002) March 27, 2019
ツクシは採集こそ簡単ではありましたが、実は下処理が絶妙に大変です!
この項目ではツクシの下処理について簡単に説明しますので、ツクシを調理されるかたは参考にしてみてください!
ツクシのハカマの部分を取り除く
ツクシはまずハカマと呼ばれる部分を取り除く必要があります。
ハカマとはツクシについてるズボンみたいなところですね。
要はツクシを1本の棒にする感じです。
その際にツクシの下のほうにある硬い部分も取り除きましょう!
しっかりと汚れを取る
ツクシのハカマが取れたらしっかりと水で洗い流します。
後にあく抜きはしますが先に洗い流しておきましょう。
あく抜きをする
次に鍋に水をいれて沸騰させます。
その中にツクシを入れ、さっと5分ほど煮ます。
この時鍋のお湯が緑色になると思いますが、ツクシの胞子ですので危険はありません。
また湯で時間は作りたい料理によって変更してください。
茹でれば茹でるほど柔らかくなりますので気をつけましょう。
と簡単ではありましたがこのようにツクシは下処理をします。
ハカマをとるのが少し面倒ですが、これさえ終わらせれば後は簡単です。
ただツクシをたくさん採集した場合にはめちゃくちゃ時間がかかりますので、採集する量は計画的にしましょう。
ツクシ料理について
今日の野草料理
・ツクシのくるみ和え
ペースト状にしたオニグルミをめんつゆ&砂糖で味付け。
夫に「あ、ツクシだね」と言われる。ツクシを覚えたみたい。#多摩川野草 #ツクシ料理 pic.twitter.com/JLtgLosjsW
— 365日野草生活🍀のん (@365nitiyasou) March 26, 2019
先ほどからツイッター画像で美味しそうな料理が映し出されていますが、ツクシはこれらのような美味しい料理に姿を変えます!
ほんとにそこら辺で採集したのかと疑いたくなるほど美味しそうですよね!深夜にこの記事書くもんじゃないな全く!(深夜2時)
今やる気があるんだよう!しんどいけど頑張ってるのよう!
そんなツクシは天ぷら・おひたし・汁物・お煮物など幅広い料理に使うことができます!
上のツイートのようなおしゃれな料理することも可能ですので、料理人の腕の見せ場といえますね!
しかし注意点としてツクシには「チアミナーゼ・アルカノイド・無機ケイ素」が含まれるため、食べすぎると体に悪影響を及ぼします。
程ほどに食べるようにしましょう!
実はスギナも食用になる!
うちのすぐ近くの更地には
スギナはたくさんはえるけど
ツクシは一本も出たことない😭
ここにツクシ出れば 近いのになぁ pic.twitter.com/a4f4da262O
— さくこ@庭で楽しむ (@8rao_z) March 18, 2020
ここまでツクシの採集法や調理方法を紹介してきましたが、実はスギナも食用になります!
スギナの若い芽は佃煮にされて食べられることがあるようですよ!
しかしこの場合の若い芽というのは地面の中に生えているもののことを指すため、地面を掘って採集しなければなりません。
他には地上のスギナを刈り取って天日干しし生薬として利用したり、若いスギナを乾燥・焙煎してお茶などにされることがあるようです。
料理というよりはお薬に近い使われ方をする植物というわけですね!
スギナについてのまとめ
どうでしたか?
スギナについてわかりましたでしょうか?
そうだね!スギナとツクシは一見別の植物に見えるけど、それぞれ違う役割を持った同じ植物でした!
そしてスギナとツクシは食用にもされるけど「チアミナーゼ・アルカノイド・無機ケイ素」が含まれるから食べすぎには注意しないといけないね!
春には様々なところに生えていて普段はあまり気にしない植物かもしれませんが、深掘りしてみると面白い植物でしたね!
春、ツクシやスギナが生えていたら是非観察してみてください!
採集して食べるのも春を感じていいかもしれませんね!
ただ場所によってはワンちゃんがトイレにしているかもしれないので気をつけましょう!
いじょう!kinokonでした!