【泳ぐ植物!?】ウミシダの生態について大解説!泳ぐ姿を動画付きで紹介!
ウミシダという動物を知っていますか?ウミシダは一見植物や鳥の羽のように見えるのですが、口や消化器官を持っており動物である不思議な生き物です。特にこのウミシダが泳ぐ姿は圧巻です!是非この記事で不思議な生物ウミシダについて知っていってください!
どうも!kinokon(@ikimono_net)です!
まずはこちらのYoutube動画をご覧ください!
なんかやっべぇのが泳いでますね。
これは「ウミシダ」という生き物です!
一見ファンタジーの捕食植物に見えますがこれでも立派な「動物」になります!
そう!どう見ても植物かフクロウの羽ですがれっきとした動物です!
というわけで今回は動物ってなんだったけとゲシュタルト崩壊を起こしそうなこの「ウミシダ」について解説していきます!
是非最後まで見ていってくださいね!
ウミシダってどんな生き物?
棘皮動物門ウミユリ網ウミシダ目
学名:Comatulida
体長:30センチ以下
生息地:ほぼ世界中
よく見られる場所:海
まずお伝えしたいのがウミシダは一種の生き物を指すものではなく、ウミシダと名の付く生き物の総称になります。
ウミシダって実はいろんな種類がいるんですよね!
ま、まあ群れてるって話は聞いたことが無いからそれぞれ離れて暮らしてるんじゃないかな?
さて、摩訶不思議なこの「ウミシダ」は棘皮動物と呼ばれる動物の仲間になります!
棘皮動物にはウ二やヒトデもいますね!ウミシダもこれらの生き物に近い動物ってことになりますね!
どこか動物じゃなさそうな見た目だもんねー。
さてさて、そんなウミシダは棘皮動物だと紹介しましたがぶっちゃけなにそれ?って感じだと思いますので次の項目からより詳しく解説していきます!
ウミシダのエサについて
さて、とても不思議な生き物のウミシダですが一体何を食べて生きているのでしょう?
ウミシダが動物である以上、何かを食べないと生きていけません。
だね、もう全てが謎だよねこの植物。いや動物か。
では解説しますと、ウミシダは「デトリタス」と呼ばれる生物の死骸や排泄物のかけらを食べて生きています。
海の掃除屋さんって感じですね!
そうそう!海だとダンゴムシに似た「グソクムシ」なんかが同じような食性だね!
あまり目立たない生き物だけど海を綺麗にするために一役買ってくれています!
ウミシダには脳がある!
ウミシダはこんな植物みたいな見た目の動物ですが、ちゃんと「脳」があります!
同じ棘皮動物である「ウニ」や「ヒトデ」「ナマコ」なんかは進化の過程で脳がなくなっていますが、ウミユリ類には脳が残っています。
その通り!ウミシダもウミユリ類だから脳があるんですね!
またウミシダの脳は植物で言うところの根に近い部分にあるようです。
人間とは真逆ですね!
とてつもない再生能力を持つ!
どう見ても植物なのに動物で、脳があるウミシダには一つとんでもない特技があります!
それはとてつもない「再生能力」です!
そう、ウミシダは自身の腕が切れてしまっても綺麗に元通りに出来る再生能力を持っています!
本体さえ無事であれば何度でも何度でも再生することが可能なのです!
さらに分岐再生と言われる切れた部分から2本の新しい腕を生やすことも可能になります!
そう!そしてそんなとんでもない再生能力を持っているウミシダは「人間の再生医療に貢献できるかもしれない」ということで現在研究が進められています!
将来、治せないと言われた傷がウミシダの研究結果のおかげで治せる日が来るかもしれませんね!
刺激を感じると自身の腕を自切することがある
なんとウミシダは刺激を感じた時に「自身の腕を自ら切断する」習性があります!
そう、トカゲが危険を感じた時に尻尾を切断するのと同じですね。
確かな情報は無かったのですが、天敵から逃げるために腕を自切すると考えられています。
そうだね!そして切れた腕はとてつもない再生能力で再生してしまいます!
分岐再生をたくさんさせたらもふもふのウミシダが生まれそうですね(笑)
ウミシダは生きた化石と言われている!
ウミシダは実は「生きた化石」として紹介されることがあります!
なんとウミシダは2億年も前から姿が変わっていないと言われているのです!
そう!1年でも長く感じるのに2億年なんて途方も無いですね・・・・眠くなってきた。
ずっとこの姿で生き残っていると言うことは、その生活方法がとても優れている証拠であると言えますね!
泳ぐことが出来るウミシダは一部だけ
ここまでいくつかウミシダが活発に泳いでいる動画を掲載してきましたが、実はこれらの動画のように動けるのは一部のウミシダだけになります!
実際のウミシダは特に頻繁に動くような事もしない、とてもおとなしい生き物なのです。
泳いでるウミシダの動画ばっかり載せてたからね(笑)勘違いさせてごめんね。
基本的にウミシダは根のような枝を使い岩や珊瑚などの地面にくっつき、たまにゆっくり移動しながらデトリタス(生物の死骸や排泄物のかけら)を食べて過ごしています。
ウミシダは捕食動物から逃げるために泳ぎを身につけたといわれているので、ここまでの動画のようにたくさん動いてるのはもしかしたら何か危険が起こってたからなのかもしれませんね。
ウミシダについてのまとめ
いかがでしたか?
ウミシダについてわかっていただけましたでしょうか?
そうだね!色々調べてこの記事書いてるけど、やっぱり「変な生き物」って感想がぬぐい切れません(笑)
初めて存在知った時も「ナニコレ」だったし、存在を知った今でも「ナニコレ」って感想です(笑)
しかし調べるうちにウミシダがまぎれも無い動物であることが良く分かりましたね!
自力で動いて食事をする、他の動物と同じでした!
しかし見た目がどう見ても植物なので「動く植物」と言うのがぴったりですね!
このウミシダ、実は日本にも生息しているので運がよければ出会えるかもしれませんね!
もしウミシダに出会ったらじっくりと観察してみてください!
もしかしたら泳いでる姿を見せてくれるかもしれませんよ!
いじょう!kinokonでした!