【砂漠の天使】スナネコの生態を解説!性格や天敵・ペットにしてはいけない理由など紹介!
みなさんは「スナネコ」という動物をご存知ですか?スナネコは近年アニメや国内の展示が始まったことで有名になりその可愛らしさから人気が急上昇したネコ科の動物です!成長しても50センチ程度とイエネコよりも一回り小さいのも特徴ですね!しかしペットにすることスナネコの生態・性格上厳しく、動物園が飼育をしないように警告するなど飼育には向いていないネコちゃんになります。そんな「スナネコ」についてこの記事では詳しくまとめていますので是非一度ご覧ください!
今回は「スナネコ」について解説していきたいと思います!
そのあまりのかわいさから「砂漠の天使」とも呼ばれる動物です!
まんま見た目はネコちゃんですが実は気性が荒い一面も。
もうかわいいは正義だよね!
というわけで!この記事では「スナネコ」について解説していきたいと思います!
是非最後まで見ていってくださいね!
スナネコってどんな動物?
ネコ科ネコ属
学名:Felis margarita
体長(頭胴長):オス(42センチ~57センチ程)・メス(39センチ~52センチほど)
体長(尾長):28センチ~35センチほど
生息地:アラブ首長国連邦・アルジェリア・エジプト(ナイル川以東)・カザフスタン・オマーン・カタール・クウェート・サウジアラビア・トルクメニスタン・モロッコなど(またモーリタニアは生息している可能性があるが発見されていない)
絶滅地域:イエメン・イスラエル・パキスタン
よく見られる場所:砂漠など
スナネコは学名【Felis margarita】体長はオスで「42センチ~57センチ」メスが「39センチ~52センチ」ほどの小さい動物です。
日本には生息しておらず、主にアラブ首長国連邦・アルジェリア・エジプト(ナイル川以東)・カザフスタン・オマーン・カタール・クウェート・サウジアラビア・トルクメニスタン・モロッコに生息が確認されています。
「砂漠の天使」と言う愛称からも分かるとおり「岩砂漠」「礫砂漠」「砂砂漠」「砂丘」などの砂漠に生息しているネコちゃんです!
名前の由来について
スナネコの名前の由来は「生息地」が由来となっています!
スナネコは「砂漠」に生息していることから「スナ(砂)ネコ」と名前がつけられました!
そのまんま砂漠にすむネコという意味ですね。
スナネコの歌について
スナネコには実は「テーマソング」があります!
それが上の動画!「那須どうぶつ王国」という動物園が作成したMVになります!「マヌルネコの歌」を制作した動物園さんでもありますね!
是非みなさん一度聞いてみてください!多分思ってたのと違って驚きますよ!
【マヌルネコのうたはこちら】
【マヌルネコの解説記事はこちら】
ペットには不向きな動物【飼育しないで】
スナネコはその可愛らしい見た目から一気に人気が出た動物で、一時期「ペットとして販売される」などのブームが起きましたが実はペットとしては「不向き」な動物になります。
と言うのもスナネコは人慣れしにくく気性の荒い性格で、さらに飼育するには「飼育環境の再現(砂漠)」をしてあげることが重要になってきます(出来ないとストレスが溜まってしまう)
その他スナネコはこう見えて「牙」や「爪」が鋭く、触れ合うだけでも怪我をする危険があるのです!
さらにスナネコの一般飼育に関しては動物園側が「飼育はしないで」と警告をしているほど、またスナネコが人気になってしまうと「密漁」が起こり生息数が減ってしまうのではという危惧もされています。
そして仮にペットとしてお迎えしたとして、凶暴すぎて扱えなかったらどうするのでしょう?
スナネコを仮にペットして迎えても飼育が出来ない、手放したくても出来ない、逃がすのはならどうするか・・・・これはスナネコがストレス死するのを待つか自らの手で殺すかしかないのです。
ちなみに日本では既に「かわいい」とペットとして持ち込まれた結果、その凶暴な性格から手に負えず逃がしタ結果数が増え深刻な被害が起きている実例があります。
そう「アライグマ」のことです、かわいいからとペットにしたはいいものの飼育が出来なくなり外に逃がした結果、今では「特定外来生物」に指定され駆除が進められています。
しかし増えた動物に罪はありません、アライグマのような事例にならないためにもスナネコの飼育・販売はしないようにしましょう。
鳴き声について
スナネコの鳴き声は誰もが「ニャーニャー」であると思ってしまうでしょうが、実は鳴き声はイヌに近いものになります。
具体的には「ワン!」や「ヴァウ!」といった低い鳴き声なんです!
初めて聞く人はみんな驚いていますよ。
巣穴に潜む
スナネコは夜行性の動物で、昼間は「巣穴」に潜む習性があります!
巣穴は「キツネ」や「ヤマアラシ」が掘っていた古巣を使うほか自分でも巣を掘ることができ、普段はこの巣に潜んで身を守っています。
またスナネコが掘る巣穴の中では全長3メートルにもなるものが発見されているんだとか!掘るの大変だっただろうなぁ・・・
耳の中や足の裏が毛に覆われている
スナネコは耳の中や足の裏が毛に覆われているという特徴があります。
これらには理由があり、まず耳の中が毛に覆われている理由として「耳の中に砂が入らないようにしている」と考えられています。
足の裏が毛に覆われているのは暑い砂漠で「足の裏を熱しないように」と言う理由と「滑らないように」するためだと考えられているのです!
餌について
スナネコは「肉食性」の動物です。
食べるのは主に「げっ歯類」「鳥類」「ウサギ」「トカゲ」「ヘビ」などになります。
また水について飲める場所があれば直接飲むこともありますが、基本的には食べるものに含まれている水分のみ摂取して生きているんだそうです!
寿命について
スナネコの寿命についてですが、実は野生個体の寿命はよくわかっていません。
ただ野生個体は非常に寿命が短いのではないかといわれています。
飼育下のスナネコについては「約10年~14年」ほど生きた記録があり、環境がよければ長生きすることもわかっています。
天敵について
スナネコの天敵は主に「大型の肉食動物」になります!
具体的には「オオカミ」「カラカル」「キンイロジャッカル」「イヌワシ」「ヘビ」などがスナネコの天敵です。
子供の時には「ワシミミズク」や「アカギツネ」などの中型の肉食動物に狙われるなど体が小さいスナネコは天敵も多い動物なのです。
【カラカルの解説記事はこちら!】
見られる施設について
スナネコは日本でも一部の動物園で見ることが出来ます。
現在(2022年7月16日)スナネコが飼育されている施設は「那須どうぶつ王国」と「神戸どうぶつ王国」で見られるようです。
ただ展示を休止している場合もありますのでスナネコを見に行く際には事前に公開されているか確認するようにしてくださいね!
【各動物園はこちら!】
スナネコについてのまとめ
いじょうが「スナネコ」についての解説となります!
スナネコについてわかっていただけましたでしょうか?
そうだね!スナネコはその可愛らしさから【砂漠の天使】と呼ばれるネコちゃんでした!
いや本当にかわいいですよね!天使と呼びたくなるのもわかるなぁ~
まあ本人たちは結構獰猛なのですが。
そんなスナネコですが残念なことにペットとしての飼育が不向きな動物でした。
飼育してみたいのは山々ですが、スナネコ側にとっても人間側にとってもいい関係が築けることはないでしょう。
スナネコは動物園で楽しむのがベストですね!
というわけで!この記事では「スナネコ」について解説してきました!
楽しんで読んでいただけていたら幸いです!
是非動物園に行ってスナネコを観察してみてくださいね!