サッパ(ママカリ)の生態・豆知識7選!岡山県の郷土料理!寄生虫がいることも!

2021年9月12日ニシンの仲間,水の生き物

みなさんは「サッパ」と言うお魚を知っていますか?サッパは岡山県では「ママカリ」と呼ばれ釣りで釣ったり郷土料理としてよく親しまれているお魚です!しかし関東のほうではあまり食べられているお魚ではなく、どちらかと言うと釣りの外道として嫌われているお魚です。地方によって扱いが真逆なのは面白いですね!そんなサッパ(ママカリ)についてこの記事は詳しくまとめてみました!是非一度ご覧くださいね!


Left Captionkinokon
どうも!kinokon(@ikimono_net)です!
Right Captionみずくらげさん
みずくらげさんやで~

先日とある堤防で「サビキ釣り」をしていたところ、上の画像のようなお魚がかかりました!

調べてみると「サッパ」と呼ばれるサビキ釣りではよく狙われているお魚であることが分かりました。

ママカリ」とも呼ばれるお魚のようです!個人的にはママカリのほうが聞き覚えがありますね。

Left Captionみずくらげさん
そういえば使ってた仕掛けにもママカリって書いてたなぁ~

そうそう!後で紹介しますがママカリはサビキ釣りの商品名になっているくらいサビキ釣りで有名なお魚です!

僕も名前だけは知ってました!学生時代給食に出てたような気もします。

さて!そんなサッパについて色々気になったので調べてみました!

Left Captionkinokon
釣り上げた時にアジだと思ってたくらいにはサッパについて知らなかったからね・・・

しかし間違いなく今後釣る機会があるので、今回サッパについて詳しく調べてまとめてみました!

なんか結構地域で扱いの差が激しいお魚なんですよねえ・・・

というわけでしっかりこってり「サッパ」についてまとめましたので是非最後まで見ていってくださいね!

サッパ(ママカリ)ってどんなお魚?

サッパ(ママカリ)

ニシン科ニシン亜科

学名:Sardinella zunasi

体長:10センチ~20センチほど

時期:4月~11月頃

生息地:日本(北海道~九州の湾岸)・中国・朝鮮半島・台湾など

よく見られる場所:湾岸

サッパは学名【Sardinella zunasi】体長は10センチ~20センチほどになります!

日本では主に北海道から九州まで生息しており、堤防などで群れているのをよく見かけます。

冒頭でもお話したとおり「サビキ釣り」でよく釣られるお魚です!

Left Captionkinokon
群れに当たるとめちゃくちゃ釣れるんだって!

それはもう面白いように釣れるようです!経験したこと無いけど・・・・

いつか爆釣りしたいなあ・・・!(後に現実になることをこの時のkinokonはまだ知らない)

ところでこの前の釣り、群れで行動するはずのサッパなぜ1匹だけ釣れたんだろう。

Left Captionみずくらげさん
それもしかして逆にすごいんやないかなぁ~・・・

岡山県の郷土料理

サッパは「ママカリ」と呼ばれると冒頭でお話しましたが、それは主に西日本での呼び名となっています(例外アリ)

そして岡山県でこのママカリは「郷土料理」として親しまれており、ママカリの酢漬けやママカリ寿司など様々な料理にして食べられています

ちなみにママカリの名前の由来は「美味しすぎて家のご飯が無くなり、他の家にご飯(ママ)を借り(カリ)てまで食べた」と言ったお話が語源と言われています。

Left Captionみずくらげさん
他の家にご飯を貰いに行くくらい美味しいってよっぽど美味しいお魚なんやなぁ~!

関東では好かれない

先ほどサッパは岡山県では「ママカリ」と呼ばれ郷土料理として親しまれたと解説しましたが、実は関東だと釣りの外道とされ釣れてもリリースしてしまうことが多いようです。

理由としては小骨が多いため捌きにくく食べづらい、さらに身が少ない上たくさん釣れてしまうと下処理が面倒で釣れても捨ててしまうのだとか。

釣れる時は~100匹くらい釣れることもあるため確かにそれら全て下処理をするとなるとめちゃくちゃ大変ですが、まとめて酢漬けにして1日ほど放置すれば骨まで美味しく食べることが出来てくそ美味いのでおすすめです!

Left Captionkinokon
調べた感じ関東の人は食べ方を知らないから逃がしてるってのもあるみたい。

群れで行動する

何度か紹介しましたが、サッパは基本群れで行動するお魚です!

海面近くを泳いでいるときは目視でも見ることが出来ます!

サビキ釣りをする場合はこのサッパの群れがどの深さを泳いでいるかを探るのがポイントとなっています!

Left Captionkinokon
深さが違うだけで釣れてたサッパが釣れなくなったりするから深さを読むのは大切だよ!

サビキ釣りのターゲット!

関東では外道とされているサッパですが、岡山県を中心とした関西では晩夏~秋頃にかけてよく「サビキ釣り」のターゲットとして釣り人に親しまれています。

群れに当たればアホほど釣れるので家族での釣りでも楽しめるお魚でしょう!

引いたら5~6匹釣れたなんてこともあるので楽しいこと間違いなしですよ!

Left Captionkinokon
ただもちろん群れが来るまでひたすら待つ必要があるけどね。




よく似ているお魚

サッパによく似ているお魚として「コノシロ」と言う魚が挙げられます!

上の画像のお魚がコノシロになるのですが、サッパにめちゃくちゃそっくりですよね!

ちなみにこのお魚は出世魚で、7センチ~10センチほどのころは「コハダ」と呼ばれます。お寿司で人気なお魚なのでご存知の方は多いかもしれませんね!

Left Captionみずくらげさん
これはなかなかそっくりやなぁ~!

こう並べてみるとより見分けるのが難しいとわかりますね!

さて!肝心の見分け方なのですが、まず左の赤丸をご覧ください!

ちょっと分かりづらいのですがサッパに比べてコノシロは「うろこに黒い斑点模様がある」のがわかりますでしょうか?

Left Captionみずくらげさん
ほんまや~!尻尾の辺りまでサッパには無い斑点があるなぁ~!

まずその斑点が一つ目の見分け方になります!

そして二つ目の見分け方として右の赤丸にありますコノシロの長い背びれ」が挙げられます。

これは明らかな違いですね!サッパにはこの長い背びれはないのでこの背びれがあればそれはコノシロといった感じで見分けることが出来ます

Left Captionkinokon
釣り上げたさかながどちらか分からない場合にはこの2つの見分け方を参考にして見分けてみてね!

サッパノギンカについて

サッパには「サッパノギンカ(サッパヤドリムシ)」という、フナムシを長細くしたような見た目の寄生虫が付いていることがあります

しかもサッパノギンカは堂々とサッパの背中に無賃乗車して体液を吸っている始末です、邪魔そうだなあー

ちなみに人間には無害なので釣り上げたサッパにくっ付いていてもなんの問題もありませんよ。

Left Captionみずくらげさん
寄生されたサッパかわいそうやなぁ~・・・

上二つの画像は僕が実際に釣り上げた時にくっ付いていたサッパヤドリムシなのですが、こんな見た目なのに力がめちゃくちゃ強くてサッパから引き剥がすのに凄い苦労しました。

いやほんとにサッパヤドリムシが潰れるか潰れないかレベルの力で引っ張らないと抜けないんですよ。

こりゃサッパだけの力じゃどうしようもないですね。

Left Captionみずくらげさん
人間の力で離れないならサッパの力じゃ絶対とれへんのんやなぁ~

【サッパノギンカの解説記事はこちら】

餌について

サッパは主に「プランクトン」を食べて暮らしています。

食べ方としては水ごとまとめて吸い込んでエラの部分でプランクトンだけを濾しとって食べるのだそうです!

人間で言うと空気を吸って栄養素だけ取り込むと言った感じになるでしょうか?忙しい時に便利ですね!

Left Captionkinokon
でもやっぱりカレーとか味わって食べたい・・・




サッパ(ママカリ)についてのまとめ

 

いかがでしたか?

サッパ(ママカリ)についてわかりましたでしょうか?

Left Captionkinokon
岡山県では郷土料理として親しまれてたね!
Right Captionみずくらげさん
でも関東ではあまり食べられていないお魚なんやなぁ~。

そうだね!サッパは岡山県では郷土料理として親しまれているお魚なのですが、関東のほうではあまり好かれていないお魚でした。

確かに骨だらけで身の少ないお魚はあまり好かれないのは分かります。

ただ美味いんだこれが!骨は多いけど料理によっては酢漬けにしたら普通に食べられるし逃がすにはもったいない食材です!

そんなサッパにはたまに「サッパノギンカ」という寄生虫がついていることがありました!

人間には特に害はありませんでしたが、引き剥がすのに苦労するので出来れば付いてて欲しくはない存在ですね。

ちなみに食べても害はないようですよ。

サビキ釣りで運がよければ100匹は釣れてしまうサッパ、関東のほうでは食べられることが少ないお魚ですが釣れてみたら是非食べてみて欲しいです!

ちょっと下処理が大変ですが、美味しくいただけること間違いなしですよ!

Left Captionkinokon
いじょう!kinokonでした!

カテゴリー

   

2021年9月12日ニシンの仲間,水の生き物

Posted by kinokon