ミヤマクワガタの生態・豆知識8選!耳状突起の役割や名前の由来など徹底解説!
ミヤマクワガタは日本種のクワガタムシの中でももっとも人気の高いクワガタムシの一種です!その特徴的な隆起とハサミの大きなトゲトゲには多くのファンが魅了されてきました!そんなミヤマクワガタについて詳しく紹介していますので是非参考にしてみてください!
今回は「ミヤマクワガタ」について解説していきたいと思います!
めちゃくちゃ変わった見た目のクワガタムシですよね!アホほどカッケェ!!!
昆虫が好きな人でこのミヤマクワガタが嫌いな人はいないんじゃないですかね?
すっごいよねあの胴体の突起部分!あれめちゃくちゃ引っかかりそう木とかに(笑)
邪魔にならんのかなあ・・・・カッコいいからいいけど。
というわけでこの記事では「ミヤマクワガタ」について詳しく解説していきます!
ミヤマクワガタはどんな昆虫?
コンチュウ目クワガタムシ科ミヤマクワガタ属
学名:Lucanus maculifemoratus maculifemoratus
体長:2センチ~7センチ程
時期:5月~9月ごろ
生息地:北海道・本州・四国・九州
よく見られる場所:深い森の奥など
ミヤマクワガタは学名【Lucanus maculifemoratus maculifemoratus】体長は2センチから大きいもので8センチ近くの大きさになります!
見た目どおりとても大きくなるクワガタムシです!
そして日本にはほぼ全国に生息しており、5月~9月ごろまで立派な成虫を見ることが出来ます!
そうそう!しかし地域によってはマジでいないんですよねミヤマクワガタって。
でもTwitterではよくミヤマクワガタばっか捕まえてツイートしている人がいるんですよね。
べ・・・別にうらやましく・・・・いや羨ましいわ!!!!
名前の由来について
ミヤマクワガタの名前の由来はその生息場所にあります。
ミヤマクワガタは深い山の奥に生息していることから「深い山にいるクワガタ」→「ミヤマクワガタ」と名前がつけられました!
三山さんが名づけたわけではないんですね!
珍しいクワガタムシ
名前の由来でもお話しましたが、ミヤマクワガタは深い山の奥に生息しているクワガタムシになります。
ですので浅い山なんかではなかなか見つからないんですよね。僕も見つけたことがありません。
ただ地域によっては普通に家の明かりやコンビニなどに飛来してたりもするので、レア度に関して地域差が凄かったりもします。
頭部に突起がある
ミヤマクワガタは「耳上突起」と呼ばれる突起を持っています。
この突起はオスのみの特徴で、突起内には大顎を閉じる際の筋肉がありその筋肉を動かすのに必要な部分となっています。
ミヤマクワガタの特徴は何かと聞かれたら999割の人がこの突起と答えるでしょう!
ちなみにこの突起ですが、小型の個体だと目立たないことがあるみたいです。
そして突起の大きさは幼虫時代の頭部の幅の大きさの影響があると考えられており、また前蛹のときに寒いところですごした個体ほど大きくなるんだそうです!
食べたご飯の量ではなく幼虫時代の頭の幅や寒さで突起の大きさが変わるなんて面白いですね!
はさむ力が強い
ミヤマクワガタのオスは大顎にめちゃくちゃ大きな突起をいくつも持っています。
しかも挟む力もとても強く、カブトムシと喧嘩する際カブトムシの頭に穴を開けてしまうこともあるといいます。
また場合によっては人間の爪を貫通する事もあるらしいので、触れ合う際には注意が必要です!
大顎には3つの「型」がある
ミヤマクワガタは大顎の形によって「エゾ型」「ヤマ型」「サト型」という3つの型に分けられています。
元素とか呼吸とかは関係ありませんよ。
これについては詳しいサイトから引用させていただいてご紹介とさせていただきますね!
- エゾ型:第一内歯は痕跡的で第三内歯が長い 先端の二叉はもっとも大きい
- ヤマ型:第一内歯と第三内歯はほぼ同じ長さで、先端の二叉ははっきりしている
- サト型:第一内歯がもっとも長く、先端の二叉ははっきりしない
短い毛が生えている
実はミヤマクワガタの体には短い毛が生えています!上の画像だと頭部分の少し金色に光ってる部分がミヤマクワガタの毛になりますね!
毛が生えている位置はオスメスで異なり、オスは「体表と耳状突起」メスは「お腹」に生えています。
この毛にはいくつか役割があり、一つは「擬態」の効果になります。
そう!通常ミヤマクワガタの毛は金色のように見えますが、霧などのときは体が湿ることにより黒色になり外敵に見つかりにくくなる効果があります!
またこの細かい毛は熱の吸収を調節するのにも役立っているようです!
様々な役割があるこの毛ですが、残念ながら長生きするにつれどんどんと抜けていってしまいます。
寿命について
ミヤマクワガタの寿命は成虫で3ヶ月~半年ほどと言われています。
他の種類のクワガタムシは冬眠などをして数年生きることもありますが、ミヤマクワガタは成虫になっても多くはその年の間に死んでしまいます。
おおきくてかっこいいクワガタムシなだけに少し残念ですね。
餌について
ミヤマクワガタは主に「樹液」や「果実の汁」などが餌となります。飼育下では基本的に「昆虫ゼリー」を与えて飼育しますね。
一見あの大きく立派な大顎で獲物を捕らえそうに見えますが、静かに樹液などを舐めて生活をしています。
しかし樹液を横取りしようとするやからには容赦しません!その大顎をもって制裁に向かいます!
ミヤマクワガタについてのまとめ
いかがでしたか?
ミヤマクワガタについてわかりましたでしょうか?
そうだね!ミヤマクワガタはマジでかっこいいクワガタムシでした!
僕実は夜中に昆虫採集に行ったりするんですが、ミヤマクワガタいないんですよねこれが。
地域によって生息数が違うのですが、先ほど愚痴ったように僕の行く採集地では見たことがありません!
そしてミヤマクワガタには毛がはえており、その毛が様々な役割を持っていることも解説しました!
ただの産毛かと思ったらしっかりと役割があるなんて面白いですよね!
役割と言えばオスの特徴である「耳状突起」にも大顎の筋肉を動かすための役割がありましたね!
あの体の形にはしっかりと意味があったね!よく考えられてるよなあ・・・
そんなわけで!皆さんもミヤマクワガタを見る機会があれば是非しっかりと観察してみてください!
毛が意外とふわふわしていて触ると気持ちいいですよ!