彼岸花(曼珠沙華)の別名や毒・花言葉など詳しく紹介!お彼岸の時期に咲く真っ赤な花
お彼岸の季節に赤い花を咲かせる彼岸花(曼珠沙華)。昔から怖い植物として色々な名前が付けられてきましたが実は様々なことに利用されている植物です!そんな彼岸花について詳しくまとめました!彼岸花について気になる方は是非この記事を見てみてくださいね!
どうも!kinokon(@ikimono_net)です!
今回は「彼岸花」について紹介していきたいと思います。
おそらく多くの方が知っている植物では無いかと思いますね!
そうそう!綺麗なお花なんだけど怖い話があったりなんだか謎めいている植物です!
意外と田んぼのあぜ道なんかにも生えておりよく見かける植物でもありますね。
だよね、なんだかよくわからないので今回詳しく調べてまとめてみました!
是非最後まで見ていってください!
彼岸花ってどんな植物?
上の画像は読者様から寄贈していただきました!ありがとうございます!
ヒガンバナ科ヒガンバナ亜科
学名:Lycoris radiata
草丈:30~50センチほど
花期:7月~10月頃
生息地:日本各地・中国
よく見られる場所:あぜ道
彼岸花はヒガンバナ科ヒガンバナ亜科の植物です。
漢字では書いてある通り「彼岸花」と表記します。こちらの記事ではとある事情により漢字で紹介していきます。
ちなみに彼岸花の名前の由来は「秋の彼岸頃に赤色の花を咲かせる」というところから来ています。
また彼岸花はこの他に別名が1000種類以上もあるといわれています。
上記については後述させていただきます。
いやもうほんとその通りよ!どうなってんだってくらい別名があります。
ほんと謎深い植物ですね・・・。
また読者様に寄贈していただいた上の画像のように群生することもあります。
これは見に行ってみたいですね!絶対綺麗なんだろうなあ!
さて!では最初に少し触れました彼岸花の「別名」から紹介させていただこうと思います!
めちゃくちゃある彼岸花の名前、皆さんはどれくらい知っていますか?
彼岸花の別名について
2020年10月 京都南禅寺外れ 彼岸花(ヒガンバナ) pic.twitter.com/jzr38BAb46
— オカダスタジオ (@okada_pro) October 8, 2020
ヒガンバナには「別名が1000種類以上ある」と先ほど紹介しました。
これは地方で違う呼ばれ方をしているものを含めた数になります。
一例で紹介すると「曼珠沙華(まんじゅしゃげ)」「親死ね子死ね」「花知らず葉知らず」「死人花」「狐提灯(きつねのちょうちん)」などがあります。
どれもなかなか怖い名前ですね。
そうだね、他にも本当に様々な名前が彼岸花には付けられています。
しかしここでは全ては紹介出来ないので彼岸花の名前に詳しい記事を下に貼り付けておきます。
興味のある方は見に行ってみてくださいね!
彼岸花には毒がある?
実は彼岸花には「毒」があります。
彼岸花にはリコリンという毒が含まれており大変危険です。
しかも彼岸花の毒は彼岸花の「全ての部分」に含まれており、その中でも球根(鱗茎)部分に特に多く含まれます。
間違って口にしてしまうとよだれや吐き気などが起き、下痢を伴う腹痛や中枢神経の麻痺を引き起こしてしまいます。
最悪死に至ることもあるとても恐ろしい毒です。
いや、それは大丈夫だよ!
彼岸花には確かに毒は含まれますが「食べなければ無害」になります。
食べてしまうことで毒が体内に入り、上記のような症状を起こしてしまうのですね。
ですので彼岸花は食べさえしなければただの赤い綺麗な花ということになります。
とはいえ危険な毒を持つことに変わりはありませんから、彼岸花と触れ合う場合は十分に気をつけましょう。
もちろんペットにも食べさせてはいけませんよ!
彼岸花は食べられる?
白鳥庭園のヒガンバナ達、もう見納めです。また来年、会いましょう。 Part1 pic.twitter.com/vpPDpg85EE
— 我如古フォトブック (@tororucat) October 6, 2020
つい先ほど上の項目で「彼岸花には毒があります」と紹介しましたが、実は彼岸花って「食べられます」。
そのとおり、彼岸花には毒があります。
ですがこの彼岸花の毒というのは「抜くことが出来る」んです!
彼岸花に含まれる毒「リコリン」は水に長時間さらすと毒ではなくなります。
ですので昔は貴重な食料として重宝されてきました。
そうみたいだよ。
ただこれは結構恐ろしいことで、毒抜きに成功していなければ先ほどの症状が起きますので当ブログでは彼岸花を食べることについてはおすすめできません。
どうしても食べたいという方は経験者の方にお願いすることをおすすめいたします。
この記事では水抜きの方法はあえて記載しませんのでご了承ください。
彼岸花は生薬にもなる!
扇ガ谷にある英勝寺。遅れていましたが、ヒガンバナが見頃を迎えています。やはり英勝寺のヒガンバナは素晴らしいです。燃えるような紅い花の色を収めるカメラマンで賑わっています。10月5日撮影。 pic.twitter.com/cUhlme1ata
— 鎌倉市観光協会 (@kamakura_kyokai) October 5, 2020
またまた驚きの事実ですが、彼岸花は「生薬」として利用されます。
彼岸花の生薬は「石蒜(せきさん)」と言われ、彼岸花の球根(鱗茎)の部分が用いられます。
薬理作用としては「鎮咳去痰・降圧・鎮痛・催吐」などが上げられますね。
また別名を白色濃厚セキサノールといい、一般的なお薬に使われています。
実は影ながらにお世話になっている植物なんですね!
彼岸花の花言葉
逆光もアリかな?
権現堂の彼岸花 pic.twitter.com/UW3ttfXEGx
— いけちゃん (@dolphin3751) October 11, 2020
様々な怖い名前を持つ彼岸花ですが、彼岸花の「花言葉」はどうなのでしょうか?
なんか「憎しみ」とか「恨み」とかが入ってそうですよね・・・。
だよね・・・怖いけど彼岸花の花言葉について見ていきましょうか。
さて、彼岸花の花言葉は「情熱・独立・再開・あきらめ・転生・悲しい思い出・思うはあなた一人・また会う日を楽しみに」と言う言葉になります。
・・・あれ?凄い前向きで良い言葉ばっかり?
これは驚きですね!てっきり怖いものかと思っていました。
彼岸花は怖いような印象があるだけで花言葉はとても元気が出てくる前向きなものだったんですね!
ちなみに上の花言葉は「赤色」の彼岸花の花言葉で、白色・黄色の花言葉は以下のようなものになります。
- 白色⇒思うはあなた一人・また会う日を楽しみに
- 黄色⇒追想・深い思いやりの心・悲しい思い出
覚えておくとどこかで役に立つかもしれませんね!
彼岸花についてのまとめ
どうでしたか?
彼岸花についてわかりましたでしょうか?
そうだね!彼岸花といえばあまり良い印象を持っていない人も多いのではないでしょうか?
お彼岸の季節にたくさん生えてくる姿はどこか不気味でもあります。
しかし彼岸花は昔から様々な用途で利用されてきたことがこの記事でわかっていただけたと思います!
最後に紹介しました花言葉も前向きでなんだかやる気が出てきそうな言葉ばかりでした!
彼岸花は昔からあまり良い意味合いでは見られていませんでしたが、いざ調べてみると我々の歴史に深くかかわっていたことが分かりましたね!
もし彼岸花を見つけることがありましたら写真撮影などして是非観察してみてください!
でも毒があるので食べてはいけませんよ!
いじょう!kinokonでした!