ハネナガイナゴの生態を解説!餌についてやコバネイナゴとの見分け方など紹介しています!
皆さんは「ハネナガイナゴ」というバッタの仲間を知っていますか?ハネナガイナゴは本州~九州にかけて普通に見られるバッタで、日本でよく言われるイナゴの一種です。そんなハネナガイナゴについて詳しくまとめていますので是非一度ご覧ください!
今回は「ハネナガイナゴ」について解説していきたいと思います!
バッタの中でも有名なイナゴの仲間ですね!
イナゴという名前だけなら聞いたことがある方もいると思います。
割とよくいる昆虫なので子供のころに遊んだことがある方もいるのではないでしょうか?
と言うわけで今回は「ハネナガイナゴ」について詳しく解説していきます!
是非最後まで見ていってくださいね!
ハネナガイナゴってどんな昆虫?
バッタ目バッタ科イナゴ属
学名:Oxya japonica japonica
体長:1.7センチ~4センチほど
時期:8月~11月頃
生息地:日本(本州・四国・九州)中国・台湾・東南アジア・インド・スリランカ
よく見られる場所:水田・河川敷など
ハネナガイナゴは学名【Oxya japonica japonica】体長は1.7センチ~4センチほどと中くらいな大きさのバッタです。
見られる時期は8月~11月と夏の終盤から秋ごろまで水田や河川敷など植物の多い場所で見ることが出来ます。
日本では普通種として広く見られますが、北海道には生息していないイナゴになります。
そう、北海道で見られるイナゴは「コバネイナゴ」って言う、よく似ているけど違う種類のイナゴなんだ。
コバネイナゴについては後々解説していくよ。
というわけでハネナガイナゴについて詳しく見ていきましょう!
イネの害虫
ハネナガイナゴはイネの大害虫として有名なバッタです。
水田周辺でよく見られるのにはこういった理由があるのですね。
割とかわいらしいバッタではありますが、農家さんにとっては厄介な害虫ということになります。
佃煮にして食べられる
ハネナガイナゴは「佃煮」として食べられることがある昆虫になります。
「イナゴの佃煮」という食べ物はおそらく一度は聞いたことがあるのではないかと思います。
しかしこのハネナガイナゴは翅が長く質感を損ねるために多くは使われず、基本は「コバネイナゴ」というイナゴが佃煮に用いられています。
コバネイナゴとの見分け方
【コバネイナゴ】
この項目では「コバネイナゴ」との見分け方について解説していきます!ここまででなんどかでてきましたね。
上の画像を見ていただいたら分かるとおりこの2種はめちゃくちゃよく似ています!
しかし見分けるのは例外を除きそれほど難しくはないので解説していきます!
ハネナガイナゴ・・・お尻よりも翅が長い
コバネイナゴ・・・お尻よりも翅が短い
と、ハネナガイナゴとコバネイナゴの見分け方は以上の通りとなります。名前も「ハネナガ」「コバネ」と長いか短いかでつけられていますね。
ただ注意点として稀にコバネイナゴはハネナガイナゴ同様翅がお尻よりも長くなることがあり、その場合見分けるのは非常に困難となります。
その他の見分け方は非常に難しいので詳しいサイトを下に貼り付けておきますね。
寿命について
ハネナガイナゴの寿命は約5ヶ月程度と言われています。
とはいえ寿命は環境にも左右されるため、寿命を終える前に天敵に食べられてしまうこともあります。
自然の世界は厳しいですね。
天敵について
ハネナガイナゴの天敵は「クモ」や「カマキリ」「鳥類」などの肉食の動物になります。
また先ほど解説したとおり人間にも食べられることがあるため、人間も天敵と言えますね。
他にイネの害虫として駆除もされることがあるため、天敵としては人間が一番となるでしょう。
餌について
先ほどハネナガイナゴは「イネ」を食べる害虫であると解説しましたが、食べるのはイネだけではありません。
ハネナガイナゴは主に「イネ科」の植物を餌として食べています。
ハネナガイナゴを探したいときにはイネ科の植物が生えた場所を探すと効率よく見つけることができますよ!
ハネナガイナゴについてのまとめ
いかがでしたか?
ハネナガイナゴについてわかりましたでしょうか?