ジンベエザメの生態を解説!餌や寿命・危険性など詳しく紹介!
みなさんは「ジンベエザメ」というお魚をご存知ですか?ジンベエザメは言わずと知れた世界最大のサメの仲間です!その最大体長はなんと20メートルと言われており、もはやクジラに匹敵するサイズとなっています!またその大きさから非常にスケールが大きい話が多数!そんなジンベエザメの生態や特徴などをこの記事では詳しく解説!是非一度見てみてくださいね!



今回は「ジンベエザメ」について解説していきたいと思います!
いやぁ・・・でっけえなあ・・・雄大を体で表わしたようなお魚ですね・・・。
・・・・・・いや言葉出てこないわ。

いやでもこんな大きな生き物目の当たりにしたら多分なんも声でんさ。
と言うわけでこの記事では「ジンベエザメ」について解説していきます!
是非最後まで見ていってくださいね!
ジンベエザメってどんなお魚?
テンジクザメ目ジンベエザメ科ジンベエザメ属
学名:Rhincodon typus
別名:ジンベイザメ・じんべい・えびすざめ・じんべ・じんべえ・みずさば・くじらぶか・さめなど
体長:5メートル~20メートル(これより大きい可能性あり)
時期:初夏~秋
生息地:全世界の温帯~熱帯
よく見られる場所:沿岸・外洋など
ジンベエザメは学名【Rhincodon typus】体長は5メートル~18メートルともはや生き物として異次元すぎて意味のわからない大きさです。
全世界の温帯~熱帯の海で見られるサメで、実は日本でも初夏~秋に日本近海を泳いでいる姿を見ることが出来ます!
年に数回定置網に引っかかることがあるようで、そういった個体が水族館で飼育されたりするんだそうです。

名前の由来について
ジンベエザメの名前の由来は「体の模様」にあります。
ジンベエザメの体の背面には白い斑点がいくつかあり、それが「甚兵衛(じんべえ)」の模様のように見えることからこの名前がつけられました!
ちなみにジンベ「イ」ザメとも呼ばれますが和名として正しいのはジンべ「エ」ザメになります。

全ての魚類の中で最大
ジンベエザメは現状見つかっている現生魚類で最大の種とされています!
その大きさはなんと最大20メートル!しかも見つかっている中でと言うだけでまだまだ大きな個体がいる可能性も示唆されています!
今後ジンベエザメより巨大な魚類は見つかるのでしょうか・・・・

皮膚が厚い
ジンベエザメは「皮膚が厚い」ことでも知られるサメさんです。
その厚さは最大でも「10センチ」と言われています!ちなみに人間の皮膚は2ミリ程度なのでいかに規格外かわかりますよね。
また非常に頑丈であり、並みのことでは動じることは無いんだそうです!
エラ呼吸である
ジンベエザメはめちゃくちゃに大きなお魚ですが、お魚なので呼吸法は「エラ呼吸」です。
もはやほぼ見た目クジラなので一瞬「あれ?肺呼吸じゃないんだっけ?」ってこんがらがってしまいますね(笑)
クジラとは根本的に違う生き物なのです、似ているのは見た目だけと言うことですね!

危険性は低い
ジンベエザメは非常に大きなサメなので、人を襲うのでは?危険なのでは?と思ってしまいますが、実はめちゃくちゃ温厚なサメなのです。
というのもジンベエザメが食べるのは「プランクトン」や「海草」などになるので人間を食べるために襲うということはありません。
また歯についても非常に小さいため、仮に口に入ってしまっても噛み砕かれるということもないのです。

卵胎生のお魚
ジンベエザメは「卵胎生」のお魚として知られています。
卵胎生とは「母体の中で孵化後ある程度成長し体外へ出る」ことで、ジンベエザメの場合1995年に捕獲されたメスのジンベエザメから約60センチの子ジンベエザメが307匹見つかったことで卵胎生であることが明らかになりました。
60センチのジンベエザメが307匹母体内にいたとか、もはや規格外すぎて・・・
過去フカヒレが食べられていた
ジンベエザメは過去ヒレを「食用」として食べていたことがありました。
ジンベエザメのヒレは中華料理の最高級のフカヒレとして知られ「天頂翅」の名前でなんと100万円で取引されたと言われています!
現在ではワシントン条約によって輸出入が厳しく管理され、現在では取引が禁止されています。
日本においてのジンベエザメ
ジンベエザメは日本において「えびすざめ(同じ名前のエビスザメとは無関係)」と呼ばれありがたい存在として知られていました。
というのもジンベエザメの周りには「イワシ」「カツオ」などの魚類が群れで泳いでいることがあり、地域によって大漁の吉兆として漁師に喜ばれるまさに「福の神」のような存在としてある種あがめられていたそうです。
ちなみにこれには「クジラ類」なども含まれており、非常に大きな海洋生物の付近に魚の群れが集まると昔の漁師は知っていたと考えられています。

餌について
ジンベエザメの餌は少しお話したとおり「プランクトン」や「海草」などになります。
上の画像のようにその大きな口で餌を吸い込み、エラの一部である「鰓耙(さいは)」でプランクトンを濾(こ)しとって食べるのです!
ちなみにジンベエザメの飼育をしていることで有名な水族館「海遊館」では6~8キロものプランクトンを一日に2回与えるんだそうです!

寿命について
ジンベエザメの寿命は「約60年~150年」と言われています!
非常に寿命も長いお魚なんですね!150年という人間よりはるかに長い時を生きることが出来ます!
ただこれについてはわかっていないことが多く、確定の情報ではありませんので参考程度に見ていただければと思います!

天敵について
ジンベエザメは10センチの皮膚で体を守っており、並大抵のことでは動じることはありません。
そのため天敵は「シャチ」くらいであるといわれています。そのシャチも生息域の関係上滅多に出会うことは無いため実質天敵はいないと言っても過言ではありません。
子供時代には肉食の「サメ」に襲われることはあるのでしょうが、これについては情報が無く詳しいことはわかりませんでした。

【シャチの解説記事はこちら!】
見られる施設について
ジンベエザメは少し紹介した通り水族館などで見ることが出来るお魚になります!
冷静に考えて20メートルにもなる魚を水族館で見られるなんてやっべえ話ですよね!
現在(2022年7月18日)ジンベエザメは「海遊館」「美ら海水族館」「のとじま水族館」「いおワールドかごしま水族館」で展示されています!

【各水族館ジンベエザメのページはこちら!】
ジンベエザメについてのまとめ
いじょうが「ジンベエザメ」についての解説となります!
ジンベエザメについてわかりましたでしょうか?


そうだね!ジンベエザメは現生の魚類で最も体が大きなお魚でした!
その大きさはなんと最大20メートル!さらにそれ以上大きな個体がいる可能性もありましたね!
実際20メートルのジンベエザメ見たら度肝抜かれるんだろうなあ・・・百間は一見にしかず!

そんなジンベエザメは実はおとなしい性格で、人間を襲うことは無い優しいサメでもありました!
どうやら沖縄では飼育されているジンベエザメと一緒に泳ぐことが出来るツアーがあるんだとか!
これは是非行ってみたい!でもお金は無い。
と言うわけで!この記事では「ジンベエザメ」について解説してきました!
お役に立てていたら幸いです。
もし機会があればジンベエザメを見に行ってみてくださいね!


