珍しいウバタマムシの飼育方法やエサについて紹介!生態も解説しています!
ちょっと珍しいウバタマムシ!一見タマムシでは無いような見た目ですが鈍い光沢がありとても美しいです!飼育することも可能であり、エサの調達は少し難しいながらも十分飼育は可能です!そんなウバタマムシについてまとめました!是非ご覧ください!
どうも!kinokon(@ikimono_net)です!

きのこさん

たけのこさん

今回は過去に行った昆虫観察で発見したこの「ウバタマムシ」について書いていきます!
その昆虫観察も記事にしているので気になる方はこちらをクリックして確認してみてくださいね!
さて、皆さんはタマムシ←って聞くと、キラキラしていてとてもきれいな印象がありませんか?

きのこさん

これがそのタマムシだね!緑と赤の金属光沢が美しい昆虫です!
しかしこのウバタマムシの見た目は特別キラキラしているわけではなく、タマムシのように綺麗な昆虫とはいえません。
実はタマムシの仲間のすべてがきらきらで綺麗というわけではないのですが、それはまた別のお話。
しかしこのウバタマムシ、侮る無かれ!実はかなり味のある美しい昆虫なのです!
さて!そんなわけで今回は「ウバタマムシ」について詳しく解説していきます!
是非最後まで見ていってくださいね!
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ウバタマムシってどんな昆虫?
ウバタマムシくんだ pic.twitter.com/StCt1gZtzW
— 愛が足りない (@AIGATARN) August 12, 2019
タマムシ科ルリタマムシ亜科
学名:Chalcophora japonica
体長:約4センチほど
時期:6月~10月頃
生息地:日本全国
よく見られる場所:森林・林
ウバタマムシはタマムシ科ルリタマムシ亜科の昆虫です!
学名は【Chalcophora japonica】体長は約4センチと、タマムシとはそんなに大差はありません。
少しウバタマムシのほうが小さいくらいですかね。
日本では全国に分布しており、どこでも見ることが出来ます。

きのこさん
そうだね!でも茶色い体は木にそっくりなので見つけるのは意外と難しいです。
実際僕も一緒に採集に来ていた先輩が網で捕まえてくれました!
ウバタマムシは珍しい昆虫!
ウバタマムシ見つけた!
ヤマトタマムシと比べると地味だが、渋くていい色合い。 pic.twitter.com/o3ExwGwEJi— YUくん Vespa属 (@YU91127562) September 23, 2020
ネットでウバタマムシについて調べているとよく「珍しい」といわれている記事を見ます。
どうやら地域によっては珍しい昆虫のようですね。
飛んでいるところを偶然捕獲できたのは奇跡だったのかもしれません。

たけのこさん
ウバタマムシは木に擬態できる
ウバタマムシ pic.twitter.com/nvLjqSWpyH
— ユープケッチャ (@geneupcaccia) August 11, 2019
先ほど紹介したとおり、ウバタマムシは茶色い体をしています。
木に止まっているととても見つけにくくなってしまうんですよね。

たけのこさん
そうなんだよ!背中には木の樹皮のような隆起があり、写真ではわかりにくいですが鈍い金属光沢が見られます。
よーーく見ると鈍くキラキラしていてとても綺麗ですよ!
また隆起は触るとつるつるしていて触り心地がいいです!
ウバタマムシを見つけたら是非触って触れ合ってみることをおすすめします!
個体によって若干模様が違うことがあり、そういった違いを見つけるのも面白いです!
しかしウバタマムシのこの模様は木の擬態になっていてなっかなか見つけにくいので、ピンポイントでウバタマムシを狙うには根気が必要になるかもしれませんね。

きのこさん
害虫としての一面がある
ウバタマムシ Chalcophora japonica
So delicious and chewy. Smells also good like wood.pic.twitter.com/mmbMypD7Y4— Bug_tasting_bot (@Bug_tasting_bot) August 15, 2019
さて、このウバタマムシですが実は害虫としての一面があります。
ウバタマムシはマツの木やモミの木に卵を産みます。
幼虫がそれらの木を食べてしまうのですね。

たけのこさん
そしてウバタマムシはなんと成虫になるまでに、木の中で3年もの期間が必要です。
ウバタマムシの幼虫はとても長い期間木の中で生活するわけですね。

きのこさん

そう、また三年という長い期間木の中にいるので「マツの木で作った建築物からウバタマムシの成虫が穴を開けて出てくる」ということもあったようです。
幼虫がいるのに気づかず建築材料にしてしまったということなのでしょう。
成虫が出て行ったマツにはぽっかり穴が開いているのでわかりやすいと思います。
しかしこれは、元々ウバタマムシが入っていたマツを人間が持ち出して使ったことが原因ですので害虫というのはかわいそうな気がしますね。

たけのこさん
ウバタマムシのエサについて
これまで秋田・岩手が北限とされていたウバタマムシが、昨年はじめて青森県南西部から見つかり、今年も確認できました
August 2020, Aomori, Japan pic.twitter.com/K1ydUZb8Zr— KUDO Seiya (@ze_ph) August 13, 2020
ウバタマムシはマツという木をエサとして食べて生きています。
マツは良く庭なんかに植えられている日本の定番の樹木ですね!

きのこさん
そうだね!そんなマツをウバタマムシはエサとして食べます。
成虫はマツの葉を、幼虫は先ほど紹介した通りマツの木の中を食べています。
自然豊かでマツがあるところであればそれをエサとしたウバタマムシが見つかるかもしれませんね!
ウバタマムシの飼育方法について
フユシャクを探しててウバタマムシを見つけたのは初めてだ
埼玉では準絶扱いのコイツが住宅地のど真ん中にある公園で見つかるとは… pic.twitter.com/Fb46xD2KyC— Kazumichi Kawakita (@kawakita_moth) January 9, 2019
さて!ウバタマムシの飼育方法ですが、幼虫はマツやモミの木の枯れ木を食べます。

たけのこさん
そう!家の木材からこんにちわ案件ね。
そして成虫は先ほど紹介したとおりマツの葉を食べるので、これらのエサを用意できる環境が必要です。
幼虫についてはマツなどの木材があれば飼育できるかもしれませんね!
ただ3年間かかる上に生きてるか確認しづらいので飼育感は無いですが。

たけのこさん
菌糸ビンでも使えたら楽なのですが、現状ウバタマムシを菌糸ビンで育て上げたという話は聞かないので前例は無いのでしょう。
そもそもマツを使ったマットが無い可能性もありますしね。
現状では情報も少なく、幼虫の飼育は厳しそうです。

きのこさん
そしてウバタマムシ成虫は「マツの葉」を食べます!
その為ウバタマムシの成虫を飼育するためには「新鮮なマツの葉をほぼ毎日入手する必要がある」ので飼育難易度は高いといえます。
綺麗なタマムシについては非常に飼育難易度は高いのですが、ウバタマムシに関しては自分からマツの葉を食べてくれるなど多少は飼育しやすいそうです。

きのこさん
マツの葉は切った断面に水で湿ったティッシュなどを巻いておけば少しは長持ちします。
マツの葉とウバタマムシ成虫を同じケースに入れて転倒防止の木などを下にひけばウバタマムシを飼育できます!
マットなどをひいてもいいかもしれませんね!レイアウトは狭くなりすぎないように森をイメージして作るといいでしょう!
そしてネット上でもウバタマムシを飼育している日記がありました!
参考にそのサイトを貼り付けておきますね!
ウバタマムシの成虫は新鮮なマツの葉さえ毎日入手することが出来れば飼育も可能かもしれませんね!

きのこさん

ウバタマムシについてのまとめ
いかがでしたか?
ウバタマムシについてわかりましたでしょうか?

きのこさん

たけのこさん
きのこさんの言うとおり、ウバタマムシは地味だけど魅力あふれる昆虫だね!
その茶色い体で木にくっ付いていることが多いので実際にその姿を見ることは難しいです。
マツの木を食べる昆虫なので、見つけたい方はマツの木を見張っていれば飛んでくるかもしれませんね。
僕が発見した時も偶然ですが飛んできていたので、見つけたいときには見張ることも視野に入れるといいかもしれません。
意外と可愛い顔をしているので、一見の価値ありですよ!
いじょう!kinokonでした!

きのこさん

たけのこさん

ブドウスズメ先輩