ツグミの生態を解説!似た鳥との見分け方や名前の由来についてなど詳しく紹介!
ツグミという動物を知っていますか?ツグミは冬に日本全国で見ることが出来る冬鳥です!福井県の指定の鳥として知られ越冬のために日本に飛来します!とても可愛らしい冬鳥ツグミについて是非この記事で勉強してみてください!
今回は「ツグミ」という鳥について解説していきたいと思います!
胸のうろこ模様がかっこいい鳥さんですね!眉毛もあってイケメンかよ!
しかもまん丸もふもふでかわいい!抑えるとこ抑えた完璧な鳥ですね!
もふってみてぇ・・・!どっかで触れないかな?
さて、そんなツグミについて色々調べて記事を書いてみましたよ!ちょっと衝撃的な歴史もわかりました・・・・。
というわけで!この記事では「ツグミ」について詳しく解説していきますので是非最後まで見ていってくださいね!
ツグミってどんな動物?
スズメ目ヒタキ科ツグミ属
学名:Turdus eunomus
体長:24センチほど
時期:10月~3月ごろ
生息地:日本・中国南部・台湾・ミャンマー北部・ロシアなど
繁殖地:シベリア東部~カムチャッカ
よく見られる場所:森林・草原・農耕地
ツグミは学名【Turdus eunomus】体長は約24センチほどとそれなりに大きな鳥さんです!
日本では全国的に見られ、10月頃に渡来し3月頃に帰っていく「冬鳥」になります!
公園などにも飛んでくるため見かける機会は多いですね!
名前の由来について
ツグミの名前の由来は調べたところ2つの説があり、どちらも「鳴き声」に理由があります!
一つ目の説はツグミは冬にやってくる冬鳥で、日本ではさえずりをしないことから冬は「口を噤む」→「ツグミ」と名づけられたという説。
二つ目の説としてツグミは夏になると飛び立ってしまい鳴き声を聞けなくなってしまう(口を噤んでしまう)ため上と同じように「ツグミ」と名づけられたという説があります。
鳴き声について
ツグミは主に「クィクィ」「キュッキュー」といった鳴き声で鳴きます。
ただツグミは日本には冬鳥として渡来するため、日本でさえずりをすることはまずないそうです。
ちなみにツグミのさえずりは非常に綺麗で美しいらしいですよ!
オスとメスの違いについて
ツグミのオスとメスの見分け方についてですが、こちらは少し見分けが難しいので文章のみの紹介とさせていただきます。
ツグミのオスとメスの見分け方は「模様の色が濃いか薄いか」で判別することができ「色が濃ければオス」「色が薄ければメス」となります。
ただ問題としてツグミの幼鳥はオスであっても色が薄い場合があるので、ベテランでないと見分けるのは難しい種類となります。
過去食用にされていた
ツグミは過去に食用にされていた鳥になります。だいたい江戸時代ごろから狩りは続いていたそうです。
捕獲方法としては「かすみ網」という網を使い、おとりのツグミを配置してその鳴き声で寄ってきた群れを一気に捕獲すると言った方法で1970年代まで捕獲されていたと言われています。
現在かすみ網は「鳥獣の保護及び狩猟の適正化に関する法律」により使用が禁止され、ツグミは「狩猟自体が禁止」されているのでツグミは今は食べられてはいません。
そうなんだけど、実は食用目的でツグミを「密猟」している事件も起こっているんだそうです。
理由としてはやはり「需要がある」と言うことなのでしょう。
みなさんは仮にツグミのお肉が売られていても買わないようにしてくださいね。
「跳馬」と言う別名がある
ツグミは餌を探すときに「ぴょんぴょん」と地面を跳ねるようにして餌を探す習性があります。
そのことから昔は「跳馬」と呼ばれていたのだそうです!「跳鳥」とも呼ばれているそうです。
なんかかわいい習性ですね!
似ている鳥について
ツグミに似ている鳥としてよく挙げられるのが「ムクドリ」と言う名前の鳥になります。それぞれの特徴を見ていきましょう。
ツグミは「黒いくちばし」「胸にうろこ模様」「赤褐色の羽」「ピンクがかった褐色の後肢」などになります。
一方ムクドリは「黄色いくちばし」「全体的に灰色」「オレンジの後肢」となっています。
寿命について
ツグミの寿命は平均で約10年ほどであると言われています。
寿命は環境によって変化し、多くの個体は10年を生きる前に死んでしまうことが多いようです。
自然界は厳しいですね。
福井県の県の鳥
ツグミは「福井県の県の鳥」として選ばれている鳥になります!しかしこれには少し事件がありました。
実は元々は「コウノトリ」が県の鳥として選ばれていたのですが、コウノトリは元々数が少なく数をどんどんと減らしてしまい福井県から姿を消してしまいました。
そのため新たに県鳥の募集をし、選ばれたのがこのツグミという少し変わった選ばれ方をしたのです。
餌について
ツグミは主に「昆虫類」「ミミズ」「木の実」などを餌としています。
雑食性でよく収穫されずに伸びてしまった柿なんかを食べている姿が見られます。
ネットの情報だとミミズが好物とか書れていたのですが、実際どうなのか是非ツグミに聞いてみたいところですね!
ツグミについてのまとめ
いかがでしたか?
ツグミについてわかりましたでしょうか?
そうだね!ツグミは模様がとてもカッコいい鳥でした!
ツグミは10月ごろから見ることが出来る冬鳥で、冬の間だけ日本で過ごします。
繁殖地は別の場所になるので日本ではあまりさえずりを聞けないんですよね。
またツグミは過去食用として食べられていたお話も解説しましたね!これには驚きでした。
現在ツグミは法律によって守られてはいますが、密漁されることもある可哀想な鳥になっています。
今後密漁が0になることを願っています。
というわけで、みなさんもツグミを見かけたら是非観察をしてみてください!
えさを探してぴょんぴょんと跳ねている可愛らしい姿を見ることが出来るかもしれませんよ!
もしかしたら珍しい「さえずり」を聞かせてくれるかもしれませんね!