トキの生態や現在を紹介!なんと増えすぎて困っているとか!?
みなさんはトキという鳥を知っていますか?トキは日本の個体は絶滅してしまった悲しい過去があります。しかし現在は外国から日本と同じ種類のトキを輸入して保護活動が行われています。そして現在トキは放鳥されるほどに増えました!そんなトキについて紹介しています!是非最後までご覧ください!
どうも!kinokon(@ikimono_net←)です!
皆さんは「トキ」という鳥をご存知ですか?
トキは2003年に日本産のものは絶滅してしまった絶滅種です。
過去トキはよく見られる一般的な鳥だったのですが、徐々に数を減らし、日本では見ることが出来なくなってしまいました。
しかし現在中国産のトキを繁殖・放鳥することでトキは日本で復活しつつあります!
既に増えすぎて困っている地域も出ているようです!
そうなんだ!あまり話題にはならないけどトキはどんどん数を増やしているんだよ!
と言うわけでこの記事では「トキ」について詳しく解説しています!
是非最後まで見ていってくださいね!
トキってどんな動物?
多摩動物公園は環境省の進めるトキ保護増殖事業に協力し、佐渡トキ保護センターからトキを預かり、非公開で飼育をしています。今年も6羽が無事に育っています! 東京ズーネット最新記事☞https://t.co/8hNsc86L2V pic.twitter.com/Rm39GRYlHI
— 東京ズーネット[公式] (@TokyoZooNet_PR) August 7, 2019
ペリカン目トキ科トキ属
学名:Nipponia nippon
体長:70~80センチ程・翼開長約130センチ
時期:年中
生息地:日本・中国・韓国
保全状況:絶滅危惧(EN)
トキは学名【Nipponia nippon】と書きます。ザ☆日本って感じですね!
大きさは70センチ~80センチと大型の鳥で、顔の部分が赤いのが特徴的な鳥の仲間です!
カラスニ似タ濁ッタ声デトッテモウルサカッタンダッテ。
冒頭でも説明したとおり昔は一般的によく見られた動物だったんだけど、乱獲や開発が原因で数を減らしていき2003年に最後のトキ【キン】が亡くなり日本産のトキは絶滅しました。
ちなみにこの【キン】は剥製にされてて今も見ることが出来るようです!
そう、日本産のトキは確かに絶滅してしまったんだけど、日本にはトキが生息しています!
これは一体どういうことなのか、次の項目で詳しく解説していきます!
日本に生息しているトキについて
日本産のトキは絶滅したのにもかかわらず、現在日本にはトキが生息しています。
これは一体どういうことなのでしょうか?
実は現在日本に生息しているトキは「中国産のトキ」となっています。
そう!日本産のトキは2003年に絶滅してしまいましたが、その後に中国産のトキを日本が受け取り飼育を開始。
その中国産のトキを繁殖させて数を増やし、日本に放鳥していったのです!
そうして現在野生で絶滅したとされていたトキは個体数を増やし「日本」「中国」「韓国」で計1300羽のトキが生息しているといわれています!
だんだんとトキは復活していってるのです!
それも問題ないよ!日本産のトキと中国産のトキはほぼ同じであり、遺伝子の違いも個体差レベルの「0.065%」しか違いがありません。
以上の点から中国産のトキを日本で放鳥しても問題が無いといえます。ほぼ日本のトキと変わりませんからね。
これからもどんどん増えていってまた身近にトキがいる日常に戻れたらいいですね!
トキが絶滅した理由
年々トキが数を増やしていると先ほど紹介しましたが、そもそも何故トキはここまで数を減らしてしまったのでしょう?
元々トキは田んぼのイネを踏み荒らすために「害鳥」とされていました。
またカラスに似た濁った声をしていたため、群れて鳴くと非常にうるさかったと江戸時代から言われていました。
そういうことだね!しかし先ほどちらっと紹介したとおり明治時代以降「開発」や「乱獲」が原因でトキは絶滅寸前にまで追い込まれてしまいました。
ここで言うところの「開発」とは農薬が使用されることによるトキの獲物の減少や体の汚染(この説は後に後述)
トキの肉は食用に、羽は様々な道具にするために「乱獲」が行われてきました。
その結果トキは絶滅寸前まで数を減らしたと言われています。
そういうことだね。ただトキの絶滅の原因である「開発」の農薬使用には疑問があります。
実は農薬が使われだしたのは既にトキが20羽ほどになった後の話なので、農薬がトキの絶滅の原因だと言う話に関しては辻褄が合いません。
しかし何故かトキの絶滅と農薬は関係があるというように世間では言われています。
逆に言うと農薬が使われだしたころには既にトキは20羽ほどしかいないのですから、農薬が仮にトキを絶滅に追い込んだとしても被害は約20羽以下となります。
何故農薬で絶滅説が出ているのかはわかりませんでしたが、トキと農薬は無関係である可能性が高いと言えます。
トキの復活で懸念されること
現在トキは増加傾向にあり大変に喜ばしいのですが、実はトキが復活することで懸念されていることがあります。
そうそう、先ほどトキは「害鳥」として見られていたことを解説しましたよね?
トキはその大きな体でイネを踏み潰してしまうため、お米を育てている家からは不安の声が上がっています。
また現在「佐渡島」では逆にトキが自然繁殖で増えすぎてしまい、固有種である「サドガエル」が大好物であるため捕食被害が出ています。
そう、トキが力強く生きてくれているのは非常にいいことなのですが、それにより問題が起きてしまっていることも事実としてあります。
今後もまた様々な問題が出てくる可能性が大いにあります。
今後トキとどう向き合っていくかが重要になりそうですね。
トキウモウダニについて
日本産のトキの絶滅、実は日本産のトキの絶滅と伴って絶滅してしまったと思われる生き物がいます!
それが項目名にもある「トキウモウダニ」です!
トキウモウダニは名前のとおり「トキの羽毛に寄生するダニ」です!
とはいっても血を吸ったりなどはせず、トキの羽に付いた古い油やカビなんかを食べてくれるとってもありがたいダニになります!
そう!トキにしか寄生しないトキ専用のお掃除ダニです!
トキウモウダニ以外にももう一種「トキエンバンウモウダニ」というダニもいたのですが日本産のトキの絶滅後、トキウモウダニは居なくなってしまいトキエンバンウモウダニだけが見つかるようになりました。
そのためトキウモウダニは日本産トキの絶滅と同時に絶滅したと考えられています。
日本産のトキと最後まで添い遂げた生き物ですね。
日本産のトキは絶滅していない説がある!
ここまで日本産のトキは絶滅してしまったと紹介してきました!
しかし実は日本産のトキは絶滅してないのではないかと言う話があります!
それはトキが「渡り」を行う鳥だからです!渡り鳥とも言いますね。
渡りと言うのは食料の問題や環境の変化などの影響で遠いところまで移動する行動のことを言います。
よくあるのは、冬に日本より暖かい場所に渡りをして暖かくなる春に日本に帰ってくると言った季節の変化での渡りでしょうか。
ここで注目してほしいのは、渡りの範囲は種類にはよりますがとても広く遠い海を越えた外国まで飛んでいくことがあるという点です。
そう!一部ではありますが日本産のトキが外国まで渡りをしている可能性があるということなのです!
もし上の説が正しければ外国の地で日本のトキが暮らしている可能性もあります!
もちろん仮説に過ぎないのですが、日本産のトキが生き残っている可能性があるというのはとてもワクワクしますよね!
そして日本産のトキが生き残っていると言うことは先ほど紹介した「トキウモウダニ」も絶滅していない可能性がありますね!
トキについてのまとめ
いかがでしたか?
トキについてわかっていただけましたでしょうか?
そうだね!日本産のトキは最後のトキ「キン」の死亡により絶滅してしまいました。
しかし中国産のトキを日本で飼育・繁殖し、そのトキを放鳥することでトキは日本で復活を果たしました!
順調に数も増えているようで、既に「佐渡」では増えすぎによるトキの害が懸念されています。
またトキは渡りをする鳥なので、もしかしたら日本産のトキが外国の地で生き残っているのではないかという説もありました!
もしそうであれば「トキウモウダニ」も生き残っている可能性がありますね!
今後のトキの活動と進展が楽しみです!
いじょう!kinokonでした!