【秋の鳴く虫】スズムシの生態を解説!鳴き声やメスとの見分け方・鳴く理由など詳しく紹介!
みなさんは「スズムシ」という昆虫をご存知ですか?スズムシは「リーンリーン」と鳴く秋の虫です!日本では古くから親しまれてきた昆虫なのでおそらくほとんどの方が知っているでしょう。そんなスズムシの面白い生態をこの記事では詳しく解説していきます!是非一度ご覧くださいね!
今回は「スズムシ」について解説していきたいと思います!
秋の鳴く虫の代表ともいえる昆虫ですね!鳴き声を聞いたことある方は多いと思います!
「リーンリーン」という非常に涼やかな鳴き声で鳴く昆虫です!
というわけで!この記事では「スズムシ」について詳しく解説していきます!
是非最後まで見ていってくださいね!
スズムシってどんな昆虫?
バッタ目コオロギ科
学名:Homoeogryllus japonicus
体長:1.5センチ~2.5センチほど
時期:7月下旬~10月ごろ
生息地:日本(北海道には移入・東北南部以南)
よく見られる場所:森林・草原など
スズムシは学名【Homoeogryllus japonicus】体長は「約1.5センチ~2.5センチ」ほどの実はコオロギ科の昆虫の中では大型の種です。
7月下旬~10月ごろまで見られ、日本では北海道で移入種(外来種)として、東北南部以南では在来種として分布しています。
主に森林や草原などで静かに鳴いている昆虫です。
名前の由来について
スズムシの名前の由来はその「鳴き声」にあります!
冒頭でも解説したとおりスズムシは「リーンリーン」と言う鳴き声であり、これが「鈴」を連想することからこの名がつけられました!
よく聞くと確かに若干音が低い鈴の音のように聞こえてきますね!
鳴き声について
スズムシの鳴き声は紹介したとおり「リーンリーン」や「リンリン」といったものになります!
上の動画でスズムシが鳴いている姿を見ることが出来るのですが、昆虫に耐性の無い方はちょっと見るの難しいかもしれません、でも是非見ていただきたい!
そんなスズムシの鳴き方ですが2枚の羽をこすり合わせてこの音を奏でています!鳴くというよりは「鳴らす」と言ったほうがいいかも知れませんね!
虫のこえという童謡に登場する
【後日画像挿入予定】
スズムシは「虫のこえ」という童謡に登場する昆虫です!
「あれスズムシも、鳴き出して、リンリンリンリンリーンリン」といった歌詞で登場し、歌の中では2番目の鳴く虫としてでてきます。
興味がある方は是非検索して聞いてみてくださいね!
羽が二枚抜け落ちる
スズムシは二枚の羽をこすり合わせて鳴く昆虫で、先ほどの動画を見ていただいたら分かるのですが他に羽はありません。
ただ実は成虫になりたての時まではスズムシの羽は「4枚」あります!
しかし必要が無いためにその後2枚の羽は抜け落ちてしまうんだそうです、なんだか変な生態ですね。
鳴く理由について
【後日画像挿入予定】
スズムシって実は「オスしか鳴かない」昆虫になります。
この鳴き声は自分の縄張りの主張やメスへのアピールであり、メスへのアピールについてはオスの告白のようなものなのです!
鳴く事でメスに自分をアピールし、子孫を残そうとしているということですね!
オスとメスの見分け方について
スズムシはオスとメスの見た目がそっくりな昆虫になります。では一体オスとメスはどうやって見分ければいいのでしょうか?
これは二つ簡単な見分け方があり、一つは「鳴くか鳴かないか」で見分けることが出来ます。
そして二つ目の見分け方として上の画像のような「お尻に斜めではなく真っ直ぐ伸びた針のような長い棒があればメス、なければオス」と言う見分け方が出来ます、これが見た目で一番わかりやすいですね!
昔は「マツムシ」と呼ばれていた
【後日画像挿入予定】
スズムシは昔「マツムシ」と呼ばれていた昆虫になります。
逆にマツムシのほうは「スズムシ」と呼ばれていたんだそうです、今とは逆の名前だったのですね!
しかし何故名前が入れ替わってしまったのかについては確実となる情報がでてきませんでした。
【マツムシの解説記事はこちら!】
餌について
スズムシは雑食性の昆虫になります。
具体的には「ナス」「キュウリ」「サツマイモ」「カボチャ」などなどの野菜や幅広い植物の葉を食べるほか「鰹節」「昆虫の死骸」など動物質のものも食べます。
またタンパク質が足りないとスズムシ同士で「共食い」をしてしまうことがあるため、飼育する際は気をつけなくてはいけません。
寿命について
【後日画像挿入予定】
スズムシの寿命は成虫で「約1~2ヶ月」ほどになります、短い寿命ですね。
幼虫期間は大体2ヶ月ほどなので、合わせると「4ヶ月」ほどの寿命となりますね。
ただ卵の状態を含めると「約1年」ほどの寿命となります、大体「8ヶ月」ほどの期間を土の中で過ごすんですね。
天敵について
【後日画像挿入予定】
スズムシの天敵は「肉食の動物たち」になります。
具体的には「鳥類」「哺乳類」「トカゲ」「ヤモリ」「クモ類」「ムカデ」「カマキリ」などなど様々な生き物に狙われる昆虫です。
それでも今まで絶滅しなかった非常に強い昆虫でもあります!
飼育方法について
【後日画像挿入予定】
スズムシは古くから観賞用として日本で飼育されてきた昆虫です、飼育したことや飼育されているところを見たことがある方もいるのではないでしょうか?
またよく飼育される理由として飼育難度の低さもあり、腐葉土などを引き隠れ家を用意しナスやキュウリなどを与えるだけで簡単に飼育が可能になります。
ただたまにかつおぶしなどのたんぱく質を与えないと複数飼育の場合共食いをしてしまうのでこの点だけは気をつけるようにしましょう。
スズムシについてのまとめ
いじょうが「スズムシ」についての解説になります!
スズムシについてわかりましたでしょうか?
そうだね!スズムシは日本を代表する秋の鳴く虫でした!
日本には秋に鳴く虫がたくさん生息していますが、ここまで広く飼育され古い文献に書かれているのはスズムシくらいでしょう。
秋には録音されたものも含めていろんなところで聞くことが出来る昆虫です!
そんなスズムシは元々4つの羽を持っているのですが、不必要となるため2つの羽を落とすことを解説しました!
では元々何故羽は4枚あったのか、何かの名残なのかなど考えると面白いですね!
本来必要が無いなら進化の過程でそもそも作らなくなるはずだし、進化の途中なのかまだなにか役割があるのか、色々考察するのも楽しいですよ。
というわけで!この記事では「スズムシ」について解説してきました!
楽しんでいただけていたら幸いです!
スズムシを見かけたら是非観察してみてくださいね!