公園や道に落ちてる梅や栗などの果物は拾っていい?
自然が多い公園や、田舎の道を歩いていると「梅」や「栗」などの果物が落ちているのを見かけます。
上を見ると「ああ、ここから落ちたのか」とわかる立派な木が生えていて、果物によって今年ももうこの季節が来たかと思いに浸る人もいるでしょう。
ところで道に落ちている果物は、そのまま誰が拾うでもなく放置され腐っているところをよく見かけます。
非常にもったいないと良く思いますが、落ちている果物は拾って持って帰ってしまってもいいのでしょうか?
そこで本記事では「公園や道に落ちてる梅や栗などの果物は拾っていいのか」について解説していきます。
気になっている方はぜひ参考にしてくださいね。
公園や道に落ちている果物には何がある?
公園や道に落ちている果物としては以下をよく見かけます。
- ウメ
- クリ
- ギンナン
- キンカン
- カキ
場所によっては「ミカン」や「モモ」の木があるかもしれませんね!
特に梅やカキなどはよく民家にも植えられているので、道を歩いていて落ちているところを見る機会は多いでしょう。
季節によって違う果物が落ちていて楽しいよね!
落ちている梅や栗は持って帰ってもいい?
落ちている梅や栗などの果物を持って帰っていいのかについて、以下3つの視点から解説していきます。
- 道に落ちている梅や栗の場合
- 公園に落ちている梅や栗の場合
- 街路樹の果物の場合
ぜひ参考にしてくださいね。
道に落ちている梅や栗の場合
道に落ちている果物の場合は、少し難しい話になります。
木に成っている時は当然木の所有者のものですが、これが落ちた時に道や他人の家だったりした場合、現状規制する定めはないのだそうです。
とはいえやはり元々は木を植えていないと果物はできないわけですから、個人的な考えとしては道に落ちているものは木の所有者のものではないかと考えます。
規定はありませんが、トラブルに発展するのが一番問題ですので拾わない方が何も起こらず良いのではないでしょうか。
(管理人)
家の前で自分が育てた果物を拾ってる人がいたらちょっと困るよね。
公園に落ちている梅や栗の場合
公園に落ちている梅や栗などの果物は、民法89条1項『天然果実は、その元物から分離する時に、これを収取する権利を有する者に帰属する』に則り原則その公園の所有者のものとなります。
したがって、勝手に持ち帰ることは、最悪の場合「窃盗罪」に当たる行為です。
ただし多くの公園では落ちている果物の持ち帰りをすべて確認できないため「黙認」している状態となり、調べた限り果物を無断で拾って罪に問われた例はありません。
しかし窃盗罪に抵触する行為となりますので、許可なしで採集することはやめましょう。
さん
落ちてる果物でも無許可で拾ったら大変なことになっちゃうことがあるんだね…
街路樹の果物の場合
街路樹の果物が落ちている場合、基本的には「自治体」が所有者となります。
ただし「自治体が明らかに採集をしていない場合は採集しても犯罪にはならない」とされているのです。
とはいえ無許可での採集はグレーゾーン寄りであり、またたくさん採集してしまうとまた違った見解になる可能性も高いので注意が必要となります。
1点自治体によって植物の採集にルールがあるかもしれないので、念のために確認しておくと良いでしょう。
これも黙認されている例の一つなんだね。
落ちている梅や栗を拾うリスク
落ちている梅や栗を拾うリスクとして、以下2点を解説していきます。
- 所有者とのトラブルに発展するリスクがある
- 傷んでいる恐れがある
それぞれ詳しく見ていきましょう。
所有者とのトラブルに発展するリスクがある
落ちている梅や栗などの果物を無許可で拾うと、所有者とトラブルになってしまうリスクが挙げられます。
先ほどお話ししたとおり落ちている果物でも所有者がいる可能性があるため、勝手に拾うことはトラブルの元です。
また、場合によっては意図して置いているケースもあります。
落ちている果物は、基本的には許可なく拾わないようにしましょう。
トラブルになったらお互い悲しい気持ちになっちゃうからね。
傷んでいる恐れがある
落ちている果物はおそらく食べるために拾うと思うのですが、落ちている時点ですでに食べられないほど傷んでいる可能性があります。
また地面に落ちるということはヘタの部分が腐っている可能性があり、また地面に落ちていることで動物や昆虫が食べている可能性も考えられるでしょう。
要するに何をされているかわからない状態ということになるので、場所にもよりますが食べる目的である場合はリスクが伴います。
自身で大丈夫かどうかの判断がつかない場合は、拾わない方がいいでしょう。
(管理人)
一見安全そうでも開いたら虫がいた、なんてこともあるからね。
公園や道に落ちた梅や栗を安全に持ち帰る方法
公園や道に落ちた梅や栗などの果物を安全に持ち帰る方法の大前提として、まず「許可をとる」ことが挙げられます。
ここまで解説したとおり落ちている果物でも持ち主がいる可能性があるため、勝手に持ち帰ることで窃盗罪に抵触することも。
しかし許可を得てしまえば問題なく持ち帰ることができますので、必ず許可を得るようにしましょう。
道に落ちている場合ならおそらく大半は許可をもらえると思いますし、何より気持ちよくいただくことができますので落ちていても必ず許可は貰ってくださいね。
(管理人)
公園なら管理人や自治体に連絡、道ならその果物の木が生えているおうちの人に相談だね。
さん
優しい人だったら木に実っている果物もわけてくれるかもしれないね!
まとめ
落ちている梅や栗などの果物は、一見誰のものでもなさそうなので拾いたくなってしまいます。
しかし落ちてしまっても所有者がいる可能性が高く、また無許可で採集するのは最悪「窃盗罪」となってしまう恐れがありました。
また食べるために落ちている果物を拾うのも色々とリスクがあるため、あまりおすすめはできません。
どうしても拾いたい場合は、所有者に許可をもらってから拾うようにしてくださいね!
(管理人)
いじょう!kinokonでした!
きのこさんでした!
さん
たけのこさんでした!