【2023年】オオムラサキを12個の項目で徹底解説【まとめ】
今回は「オオムラサキ」について解説させていただきたいと思います!
日本に生息しているチョウチョの中では特に知名度が高い種類ではないでしょうか?
というか日本に住んでいる以上は知っておきたいチョウチョですね。
まぁそれは本文で紹介していくよ。
というわけで!この記事では「オオムラサキ」について解説していきます!
是非最後まで見ていってくださいね!
オオムラサキってどんな昆虫?
基本情報
チョウ目タテハチョウ科
学名:Sasakia charonda
体長:50㎜~55㎜ほど
成虫が見られる時期:6月~8月ごろ
生息地:日本(南限は宮崎県小林市)・中国・朝鮮半島・台湾北部・べトナム北部など
よく見られる場所:森林など
オオムラサキは学名【Sasakia charonda】体長「約50㎜~55㎜」ほどの大きなチョウチョです!
日本では広く分布しており、中国や朝鮮半島などの海外でも見ることができます。
森林に生息しているため見に行かないとなかなか出会う機会がないんですよね。
特徴について
オオムラサキはその名の通り「青色~紫色」の薄い金属光沢がある非常に美しいチョウチョです。
しかし実は羽の外側はクリーム色~白色で、上記のように黒い模様に白い斑点など結構地味な色合いをしています。
オオムラサキを見逃す原因になってしまいますので覚えておくといいでしょう。
オスとメスでは色が異なる
オオムラサキって実はオスとメスで「色が異なる」チョウチョになります!
オスはよく知られている「青色~紫色」の美しい色合いですが、メスは全体的に「茶色」で若干オスより大きいのが特徴です。
とはいえメスも非常に美しい羽の模様をしています、これはこれで美しいですね!
名前の由来について
オオムラサキの名前の由来は非常にシンプルなものになります。
というのもただ単に「大きな紫色のチョウチョ」というのが名前の由来だからです。
覚えやすくていいですね!
切手のモチーフにされた
オオムラサキは過去3回も切手のモチーフに選ばれたことがあります!
上の画像のものは最も古く「1956年」に発売、次いでイラストは同じですが背景がピンクになったものが「1966年」に発売されています。
もっとも最近だと「1987年」にイラストが一新され40円切手として販売されていますね。
【単片切手】 普通切手 第1次円単位 「オオムラサキ」 昭和31年 (未使用)
※出品されていないことも多々あるため購入する場合はお早めに
日本の国蝶である
オオムラサキは日本の「国蝶」に選ばれているチョウチョになります!
この座を「アゲハチョウ」と争いしばらく議論が続いていましたが、1956年にオオムラサキが切手になった契機にめでたく選ばれました。
そう考えると国蝶にならなかったら今ほどオオムラサキの知名度高くなかったかもしれませんね、これも運命ってやつ?
餌場では敵を蹴散らす
オオムラサキの成虫は結構色々なものを食べるのですが、その一つに樹液があります。
そして樹液にはカナブンやカブトムシ・クワガタムシなどが来ますが羽で蹴散らしてしまう事もあったりするのです!
もちろん毎回うまくいくわけではないですが、樹液酒場では美しいオオムラサキのかっこいい一面を見ることができます!
縄張りを持つ
オオムラサキのオスは「縄張りを作る」ことで知られています。
範囲は樹の周囲で、なんと小鳥であっても追っかけて追い出してしまう事があるんだそうです!
縄張り飛翔は主に午後に行われることが多いみたいですので、見たい人は午後生息地に行ってみてくださいね!
飛翔能力が高い
オオムラサキは非常に「飛翔能力が高い」ことが知られています。
なんと羽音が聞こえるほどに力強く羽ばたくことができるのです!
また滑空も可能であり非常に素早く、森の中で捕まえるのはかなり困難だと思われます。
幼虫がかわいい
一般的にチョウチョの幼虫は外見から嫌われることが多いですが、オオムラサキの幼虫はめっちゃ可愛いことで有名です!
というのもお顔がとにかくキュート!耳のような角のようなものが生えていてなんかあざといかわいさがあります!
主に主婦層の方に人気が高いです!チョウチョの幼虫を克服したい人はまずオオムラサキの幼虫から慣れていくことをおすすめします!
食べる物について
オオムラサキは「草食」の昆虫になります。
成虫は主に「樹液」「クリやクサギの花の蜜」「熟れた果実」「糞」などの汁を吸います。
幼虫は「エノキ」「エゾエノキ」などの葉を食べて成長していきます、エノキ探せば幼虫いるかもしれませんね!
寿命について
オオムラサキの寿命は「約1年」ほどとなります。
そのうち成虫の期間は「約25日前後」しかありません、残りは卵や幼虫の姿で過ごしているんですね。
雄々しく羽ばたくオオムラサキですが実は儚い成虫期間なのです。