ニジュウヤホシテントウの生態を解説!名前の由来や外来種としての一面など詳しく紹介!
みなさんは「ニジュウヤホシテントウ」というテントウムシをご存知ですか?ニジュウヤホシテントウは珍しい「草食」のテントウムシで、主にナス科の植物の葉っぱを食べて生きています。しかしそのことからナス科の植物を育てている人には「害虫」として嫌われてしまっている昆虫になります。そんなニジュウヤホシテントウについてこの記事では詳しくまとめていますので是非一度ご覧くださいね!
今回は「ニジュウヤホシテントウ」について解説していきたいと思います!
どんだけ斑点あんねんって言いたくなるほどめちゃくちゃな数の斑点を体に持つテントウムシです!欲張りさんめ!
しかしこのテントウムシ、普通のテントウムシとは少し違うところがあります。
そう!このニジュウヤホシテントウは他のテントウムシとは「少し異なるテントウムシ」なのです!
というわけでこの記事では「ニジュウヤホシテントウ」について詳しく解説していきたいと思います!
是非最後まで見ていってくださいね!
ニジュウヤホシテントウってどんな昆虫?
テントウムシ科マダラテントウ属
学名:Henosepilachna vigintiopunctata
別名:テントウムシダマシ
体長:6ミリほど
時期:4月~10月ごろ
生息地:日本(本州の温暖な地域以南)・中国・台湾・インドシナ・インド・ニューギニア・オーストラリアなど
よく見られる場所:平地~山沿いなど
ニジュウヤホシテントウは学名【Henosepilachna vigintiopunctata】体長は6ミリほどのテントウムシです。
日本では本州の温暖な地域より南に生息しており、海外では「中国」「台湾」「インドシナ」「インド」「ニューギニア」「オーストラリア」など広く分布しています。
主に平地から山沿いなどで見ることが出来るテントウムシです。
名前の由来について
ニジュウヤホシテントウの名前の由来はその多すぎる「斑紋」にあります!
ニジュウヤホシテントウは背中の斑紋が「28個」あることから「ニジュウヤ(28)テントウ」と名づけられました!
見た目まんまな名前の付けられ方でしたね。
害虫としての一面がある
ニジュウヤホシテントウは実は「害虫としての一面」があります!というかそれである意味有名なテントウムシですね。
ニジュウヤホシテントウは「ナス科」の害虫として知られ、成虫幼虫共にナス科植物の「葉」を食害します。
有名どころで言うと「ジャガイモ」の大害虫として知れ渡っている昆虫ですね。
似た種類について
【オオニジュウヤホシテントウ?】
ニジュウヤホシテントウには「オオニジュウヤホシテントウ」という似過ぎて僕を苦しめているテントウムシの仲間がいます。
というか似すぎてこのページのニジュウヤホシテントウの画像の中にももしかしたら「オオニジュウヤホシテントウがまぎれているかも」しれません、これはほんとにごめんなさい!
この二種の違いについてですが、オオニジュウヤホシテントウのほうが「若干大きい(2~3ミリほど)」「斑紋が大きい」また「東日本に多い」といった感じになります。
エサについて
ニジュウヤホシテントウは先ほども解説したとおり「ナス科植物の葉」を食べる昆虫です!
普通テントウムシといえば「アブラムシ」を食べる昆虫ですが、ニジュウヤホシテントウは幼虫成虫共に草食なちょっと珍しいテントウムシでしたね。
ナス科の植物を育てている人にとっては見たくない昆虫でしょう。
天敵について
ニジュウヤホシテントウの天敵は主に「寄生蜂」「肉食性のカメムシ」「クモ類」などになります!
特にえげつないのが「寄生蜂」で、成虫のニジュウヤホシテントウの体の中に卵を産みその幼虫が中から肉を食べ成長していきます。
いくら害虫であるといってもそれはエグいですね・・・。
ニジュウヤホシテントウについてのまとめ
いかがでしたか?
ニジュウヤホシテントウについてわかりましたでしょうか?
そうだね!ニジュウヤホシテントウは名前のとおり「28個」も斑紋があるテントウムシでした!
一体なんでこんなに斑紋があるんでしょうね?
なんか理由あるのかな?
そしてニジュウヤホシテントウはナス科植物の「大害虫」でもありました!
ジャガイモなんかを育てている人でこのニジュウヤホシテントウを知らない人はいないと言えるほど有名な害虫でしょう。
農家さんには大変嫌われているテントウムシといえます。
というわけで!この記事では「ニジュウヤホシテントウ」について解説してきました!
楽しんでいただけていたら幸いです。
ニジュウヤホシテントウを見つけたら是非観察してみてくださいね!