ミイデラゴミムシの生態・豆知識9選!珍しい理由やガスについてなど徹底解説!
今回は「ミイデラゴミムシ」という昆虫について解説させていただこうと思います!
オレンジの模様がきれいな昆虫ですね!しかし変な名前をしてらっしゃる。
そしてある意味有名なゴミムシさんでもありますね。
そう、それは後々解説していきましょう。
というわけでこの記事では「ミイデラゴミムシ」について詳しく解説させていただきたいと思います!
是非最後まで見ていってくださいね!
ミイデラゴミムシってどんな昆虫?
コウチュウ目ホソクビゴミムシ科
学名:Pheropsophus jessoensis
別名:へっぴりむし
体長:1.5㎝ほど
成虫を見られる時期:5月~10月ごろ
生息地:日本・中国・朝鮮半島など
よく見られる場所:道端の石の下など
ミイデラゴミムシは学名【Pheropsophus jessoensis】体長は「約1.5㎝ほど」の甲虫です。
日本ではほぼ全域で見ることが出来、中国や朝鮮半島にも生息しています。
よく石の下に隠れているのを見かけますね。
高熱のガスを出す
ミイデラゴミムシの最大の特徴として、危険を感じたときに「音とともに100度以上になる高温のガス」をお尻の器官から出して天敵に浴びせることが知られています。
起こっていることとしては具体的に以下のようになっています。
外敵からの攻撃を受けると、過酸化水素とヒドロキノンの反応によって生成した、主として水蒸気とベンゾキノンから成る100℃以上の気体を爆発的に噴射する
引用元:『ウィキペディア(Wikipedia)』
またこのガスは自由に出す方向をコントロールできるため、油断していると思わぬ場所からダメージを受ける可能性があります。
ガスを受けてしまった場合の対処法
ミイデラゴミムシのガスは人間が受けてもやけどになり非常に熱く痛みを伴います、僕も受けたことがあるのですが本当に熱いししばらく痛みがとれなかったです。
とはいえ人体にひどい影響はありません、場合によってはシミができ臭いがつくこともありますが時間がたてば回復します。
ただ目に入った場合は例外で、この場合は病院でしかるべき治療を受けるようにしてください。
名前の由来について
ミイデラゴミムシの名前の由来はとある「お寺」にある絵にあると言われています。
それが「三井寺(みいでら)」というお寺で、そこには「放屁合戦」という絵があることからこれが由来として挙げられています。
放屁合戦ではなくお寺の名前のほうが付けられたんですね。
へっぴりむしと呼ばれることがある
ミイデラゴミムシは「へっぴりむし」と呼ばれることがある昆虫です。
これはミイデラゴミムシがお尻の器官から高熱のガスを出すため、まるで「屁」を出しているように見えるのが由来になっています。
ちなみにお尻からガスを出しているわけではないので実はおならではありません。
珍しい昆虫と言われている
ミイデラゴミムシは珍しい昆虫であると言われることがありますが、実際には結構身近に生息しています。
なんなら僕の家の庭にいたくらいですからね、住宅街だったのですが何匹か見たことあるしガス吹きかけられました。
ではなぜ珍しいと言われるかですが、これは昼間石の下に隠れ夜活動するその生態が原因だと考えられます。
絶食に強い
ミイデラゴミムシは絶食に強い昆虫でもあります。
大体20日前後何も食べなくても生きることができるんだそうです!
でもきつそう・・・
夜行性である
ミイデラゴミムシは夜行性の昆虫になります。
夜になると獲物を求めて色々なところを歩き回り、昼になると石の下など安全なところに隠れるのです。
だから石の下でよく見つかるのですね。
食べるものについて
ミイデラゴミムシは「肉食」の昆虫になります。
食べるものは主に「小さい昆虫」「動物の腐肉」などで、夜これらを探して捕食しています。
また幼虫はめちゃくちゃ偏食なんですよ。
幼虫は非常に偏食
ミイデラゴミムシの幼虫はなんと「ケラ(おけら)の卵のみ」を食べる大偏食家です。
しかも地中の卵が守られている誰にも破られていない土壁を自身で破らないと食べないんだそうです。
卵だけを与えても食べないので食べ方もだいぶ個性的と言えます。
成虫の採集方法
ミイデラゴミムシの採集は生息地であればそれほど難しくはありません。
石をやたら目ったらひっくり返すのも有効ですが、ペットボトルを半分に切り中に魚肉ソーセージなど入れペットボトルの断面と地面がすれすれになるように埋めておくと捕獲できるトラップになります。
ただ雨の日などはペットボトル内部に水が溜まり水没死してしまうので注意しましょう。
ミイデラゴミムシについてのまとめ
いじょうが「ミイデラゴミムシ」についての解説となります!
ミイデラゴミムシについてわかっていただけましたでしょうか?
そうだね!ミイデラゴミムシは「高温のガス」を敵に放出することで有名な昆虫でした!
これ子供の時にかけられたんですけど、熱く停滞し指の一部が黒っぽく変色したので本当にびっくりしました。
人によってはトラウマになっていてもおかしくないですね。
そんなミイデラゴミムシは夜行性の昆虫で、昼間は石の下など安全なところに隠れる生態を持っています。
なので珍しい昆虫と言われているのでしょうね、確かになんか目的でもない限り夜地面を眺めたり石ひっくり返さないですし。
狙って探すには結構苦戦しそうです。
というわけで!この記事では「ミイデラゴミムシ」について解説させていただきました!
参考になっていたら幸いです!
ミイデラゴミムシを見つけても触らずそっと観察してみてくださいね!