【2023年】ニホンマムシを15個の項目で徹底解説!【まとめ】
今回は「ニホンマムシ」について解説していきたいと思います!
単に「マムシ」と呼ばれるヘビの仲間ですね!
日本に生息しているヘビの中では一番知名度があるのではないでしょうか?
まあニホンマムシを見て喜ぶ人はあまりいないでしょうね。
というわけで!この記事では「ニホンマムシ」について詳しく解説していきます!
是非一度ご覧ください!
クサリヘビ科マムシ属
学名:Gloydius blomhoffii
別名:長虫
体長:45センチ~60センチほど
時期:4月~9月ごろ
生息地:日本
よく見られる場所:草原・森林・林・藪など
ニホンマムシは学名【Gloydius blomhoffii】体長は45センチ~60センチほどのヘビの仲間になります。
日本では全国的に生息しており、主に4月~9月頃の間に見ることが出来ます。
主に森林の近くで見るお馴染みのヘビです。
特徴について
ニホンマムシの特徴として一番わかりやすいのは「三角形の頭」をしている点でしょう!
また胴が太く瞳が縦に長いのもニホンマムシの特徴となります。
そしてなんといってもやっぱり「毒」を持つというのがニホンマムシの一番の特徴であり恐れられているところですね。
名前の由来について
ニホンマムシはヘビなのに名前に「虫(ムシ)」が入っている動物です、これは何故なのでしょうか?
実は「虫」って昆虫を含んだ「魚・獣・鳥」以外の生き物のことを指す言葉で、ヘビも昔は「虫」と呼ばれていました。
その中でニホンマムシは毒を持っている虫で、非常に恐ろしい存在なので虫の中の虫という意味で「真虫(マムシ)」と名づけられたんだそうです!
毒性について
ニホンマムシの毒は複雑なのですが簡単に解説すると「出血毒」になります。
実はあの「ハブ」よりも毒性が強いのですが、体が小さく1度に注入する毒の量が少ないのが救いです。
とはいえそもそもハブが沖縄の森などにしかいないので、毒蛇に噛まれる事例は大体マムシかヤマカガシになります。
毒の症状について
ご存知の方がほとんどかと思いますが、ニホンマムシは「毒」を持っている危険なヘビとなっています。
起きる症状としては「出血」「浮腫」「血圧降下」「急性腎不全」などがあります。
また毒を注入されてから20分~30分ほどで「出血」「疼痛」「腫脹」が起き、1時間や2時間が経つと「発熱」「めまい」「意識障害」「皮下出血」「水泡形成」「リンパ節腫脹」「疼痛」が起こります。
死亡事故は少ない
先ほどニホンマムシは人間を死に至らしめる毒を持っていると解説しましたが、実は死亡するケースは多くはありません。
ニホンマムシに噛まれる事例は毎年約1000件~3000件ほど報告されているのですが、この中で死亡してしまうケースは約10名ほどなんだそうです。
これは現代医学のたまものなのですが稀に後遺症が残るケースもあります、油断せず即病院に行くのが重要ですね。
夜行性である
ニホンマムシは「夜行性」のヘビになります。
なので夜の山とか大変危険です、僕も何度か遭遇したことありますが木とほぼ同じ色なので気づかず近づきかけたことがありました。
あんときはぞっとしたなぁ・・・・
噛まれた時の対処法
ニホンマムシに噛まれてしまった場合はまず噛まれたところより心臓側をなにででもいいので縛ってください、これは毒が回りにくくなる効果があります。
そうしたら傷口から血を絞り出します、血と一緒に出来るだけ毒を外に出すためですね。
そうしたらあまり体を動かさないようにしましょう、というのが今までの定説でしたが結果的に走ってでも近くの病院へ駆け込んだほうが症状が軽く済むことが多いということがわかったんだそうです。
近くに病院が無ければ最悪救急車でも構いませんのでとにかく早急に病院へ行って血清を打ってもらいましょう。
またよく聞く対処法として「口で毒を吸い出す」という方法がありますが、これは口内に傷があったら逆効果ですのでやめましょう。
こういったときのために毒を吸い出す「ポイズンリムーバー」という毒を吸い出すアイテムが売られてますので一つ持っておくと安心です!
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威嚇について
ニホンマムシは危険を感じたときに「頭を持ち上げ舌を頻繁に出し入れし尾を震わせ威嚇音を出す」という習性があります。
また目には見えませんがその時「肛門腺から臭いを出す」こともあるんだそうです。
首を持ち上げたニホンマムシが居たらすぐ逃げるようにしましょう、いつでも噛みつけるようにしたポーズですからね。
マムシ酒に使われる
ニホンマムシには「マムシ酒」という、もう丸ごと焼酎にニホンマムシを漬けて作るお酒があります。
作り方としてはペットボトルにニホンマムシと水を1~2㎝ほど入れ、胃の内容物やウンチを1か月ほどかけてすべて出させます(※特定動物の飼養又は保管の許可について定めた動物愛護管理法第26条に抵触する可能性あり)
そしたらマムシを綺麗に洗い生きたまま焼酎に漬け最低3年寝かすという方法です、ちょっと残酷ですね。
ニホンマムシは現在愛玩目的で飼育することが禁止されているヘビになります。
マムシ酒の項目の赤文字がそれであり、2020年6月から飼育が禁止されてしまいました。
見た目が結構かっこいい上、割と見かける機会が多いため飼育してしまいたくなる気持ちはわかりますが、法律に違反しますので飼育するのはやめましょう。
妊娠中のメスは気性が荒い
ニホンマムシのメスは妊娠中に攻撃的になることが知られています。
容赦なく噛みついて来るらしいので近づかないようにしてください。
というか外見だけでオスかメスか判断すること自体が難しいのでもうニホンマムシを見かけても近づかないのが大切ですね。
寿命について
ニホンマムシの寿命についてですが、野生下の寿命ははっきりとはわかっていないようです。
一方飼育下では「10年~20年」ほどの寿命となります、結構長生きですね!
ということは野生のニホンマムシもそれくらい生きる可能性があるということになります。
餌について
【※手に載せるのは危険なのでやめましょう】
ニホンマムシは「肉食」の動物です。
具体的には「小型の哺乳類」「小型の鳥類」「小型の爬虫類」「小型の両生類」「魚類」「昆虫」などなどもう書ききれないくらいたくさんの生き物を丸飲みし捕食します!
なんかヘビって昔から強キャラとして描かれることが多いですが、こりゃそう描かれるのも納得ですね。
天敵について
ニホンマムシには強力な毒がありますが、それを食べる天敵も存在します。
具体的には「フクロウ」「タカ」「ワシ」「タヌキ」「キツネ」などなどたくさんの動物に捕食されてしまいます。
ところでヘビは「鶏肉」のような味と聞きますがおいしいんですかね?
見られる施設について
ニホンマムシは日本の野外でも見ることができるヘビですが、動物園などに展示されていることもあります。
というか野生のニホンマムシなんておちおち観察してられませんよね、こええもん。
安全に見られるならそれに越したことはありませんよね、というわけで見られる施設について詳しいサイトを下に貼り付けておきますね!
ニホンマムシについてのまとめ
いじょうが「ニホンマムシ」についての解説となります!
ニホンマムシについてわかっていただけましたでしょうか?
そうだね、ニホンマムシは日本で一番有名な毒蛇と言っても過言ではないヘビでした。
噛まれたら1時間後に死ぬと言う噂もありますが実はそこまで死亡率は高くありませんでしたね。
とはいえ危険なことは変わりないので近づかないのが一番ですね。
そんなニホンマムシですが過去飼育することが可能だったものの現在は「特定動物」とされており飼育が禁止されてしまいました。
毒あるしそんなん飼育せんやろって思っているそこのあなた、そこにロマンがあるんすよ。
ただロマンはロマンで終わらせておきましょうね。
というわけで!この記事では「ニホンマムシ」について解説させていただきました!
参考になっていたら幸いです
ニホンマムシを見かけても近づかないことをおすすめいたします。