コツメカワウソの生態を解説!餌や寿命・飼育してはいけない理由について詳しく紹介!
みなさんは「コツメカワウソ」についてご存知ですか?コツメカワウソは水族館で人気の高い、とてもかわいらしい動物です!その見た目からペットとしての需要も高いのですが、そのために「密漁」が起こっていることが問題となっています。そんなコツメカワウソについてこの記事では詳しくまとめています。是非一度ご覧ください。
今回は「コツメカワウソ」について解説していきたいと思います!
一時期テレビでも話題になったとてもかわいい動物です!
食事シーンが顔に見合わず凶悪になることでも有名ですね!
というわけでこの記事では「コツメカワウソ」について解説していきます!
是非最後まで見ていってくださいね!
コツメカワウソってどんな動物?
イタチ科ツメナシカワウソ属
学名:Aonyx cinerea
体長:40センチ~65センチほど
生息地:タイ・中国・インド・インドネシア(ボルネオ島・スマトラ島・ジャワ島)・カンボジア・ネパール・バングラデシュ・フィリピン(パラワン島)・ブータン・ベトナム・マレーシア・ミャンマー・ラオス
絶滅地域:香港・シンガポール
よく見られる場所:河川・沼地・海岸・マングローブなど
コツメカワウソは学名【Aonyx cinerea】体長は約「40センチ~65センチ」ほどの動物です。
日本には生息しておらず、上記に挙げた国に生息しています。
河川・沼地・海岸・マングローブなどで見られることもあるほか「水田」でも見られることもあるんだそうですよ。
名前の由来について
コツメカワウソの名前の由来は「爪の特徴」にあります。
コツメカワウソの爪は非常に短いことから「小爪(コツメ)カワウソ」という名前がつけられました。
爪の特徴で名前がつけられるなんて面白いですね!
カワウソ漁について
世界にはコツメカワウソを使った「カワウソ漁」というものがあります、カワウソと協力して魚を捕獲するとても面白い漁です!
これは網を設置し飼いならしたコツメカワウソに縄を着け川に放つと隠れている魚やエビ・カニなどを網のほうへ追いやってくれるので網にかかった獲物を引き上げるという漁法になります!
非常に可愛らしい漁法でアジアの様々な国で行われていたのですが、現在では「バングラデシュ」だけで行われる漁になっています。
害獣とされることがある
コツメカワウソは「害獣」として扱われることがある動物になります。
というのもコツメカワウソは比較的に人間と近い場所に住むことがあり、主に「水田」などを荒らしてしまうことがあるんだそうです。
田んぼを持っている人にとっては厄介な動物というわけですね。
鳴き声について
コツメカワウソは非常に多彩な鳴き声を持っている動物です。
「ニャーニャー」や「ギャーギャー」「ピーピー」などなんと12種類以上の鳴き声で鳴くことができると言われており、声を使い分けて仲間とコミュニケーションをとっていると考えられています。
どの鳴き声がどんな意味かについては調べてもわからなかったのですが、動画なんか見てると良く鳴いているおしゃべりさんな動物なのがよくわかりますよ。
餌について
コツメカワウソは可愛らしい見た目とは裏腹に「肉食の動物」になります!
食べるものは主に「魚類」「甲殻類」「小動物」「貝類」「昆虫類」などなど様々な生き物を捕食しています。
食事シーンは結構ギャップの塊ですよw
寿命について
コツメカワウソの寿命は「10年~15年」ほどであるといわれています。意外と長生きですね!
ただこれは飼育下の場合で、野生下だとここまで生きられないといわれています。
逆に飼育環境を今以上に整えられるようになればもっと長く生きることが出来る可能性もあるんだそうですよ。
天敵について
コツメカワウソには「天敵」が存在しています。
具体的には「ワニ」「ヘビ」「ジャガー」などの肉食の動物たちがコツメカワウソの天敵です。
肉食動物のコツメカワウソにも天敵は存在しているんですね。
飼育は出来るがおすすめしない
コツメカワウソは現状数は少ないものの飼育が可能な動物ではあるのですが、様々な理由からおすすめはできません。
というのも現在コツメカワウソの取引は「2019年にワシントン条約により商業目的の国際取引は禁止」されてしまっています、なので現状国内に既にいる個体のみが取引されている状態です。
しかしそれゆえに貴重であり非常に高値で売れるためコツメカワウソの「密漁・密輸」が行われており生息数が減少してしまっています。
そういった点からコツメカワウソの飼育はおすすめできません、またあえて飼育方法は書きませんがペット向きではない動物でもあります。
ですのでコツメカワウソは水族館などの「展示施設」で楽しむようにしましょう。
コツメカワウソを守るためにペットとしての需要を減らすことが大切です。
見られる施設について
コツメカワウソは先ほど解説したとおり「水族館」などで見ることが出来る動物になります。
また展示施設によっては餌やりなどが出来る場所もあるのでおすすめです!
見られる施設については下に詳しいサイトを貼り付けておきますので是非見てみてくださいね!
【コツメカワウソが見られる施設はこちら】
コツメカワウソについてのまとめ
いじょうが「コツメカワウソ」についての解説となります。
コツメカワウソについてわかりましたでしょうか?
そうだね!コツメカワウソはめちゃくちゃかわいらしい動物でした!
しかし実はこう見えてめちゃくちゃ肉食の動物でしたね、食事シーンはかなりド迫力でした!
ただ逆にかわいいですねこれw
そんなコツメカワウソはそのかわいさからペットとしての需要が高い動物でしたが、ワシントン条約で商業目的の国際取引が禁止されておりそれによって高値で売ることができるため密漁が行われていました。
我々がペットとして需要を見出してしまうと今以上に密漁が増えてしまうので、今は水族館や動画などで楽しむようにしましょう。
コツメカワウソが絶滅してしまうと元も子もありませんからね、今は水族館や動画で楽しむことがコツメカワウソを守ることに繋がります。
というわけで!この記事では「コツメカワウソ」について解説してきました!
参考になっていたら幸いです!
水族館に行ったら是非コツメカワウソを見てみてくださいね!